クラシック音楽 ニュース


2020年3月08日

◆第30回「日本製鉄音楽賞」、大西宇宙(バリトン)と小林道夫(ピアニスト) が受賞

 第30回「日本製鉄音楽賞」は、大西宇宙(バリトン)と小林道夫(ピアニスト、チェンバリスト) が受賞した。

 なお、第30回「日本製鉄音楽賞」の贈呈は、日本製鉄本社において行う。 また、贈呈とは別に、受賞記念コンサートを、2020 年7月15日(水)に紀尾井ホールにおいて開催する。

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【フレッシュアーティスト賞】

大西宇宙 (バリトン)

 <贈賞理由>大西宇宙は日本人の若手歌手の中でもとりわけ際立った存在だ。バリトンの魅力を感じさせる 張りのある素晴らしい声、幅広い表現力、曲の特質を的確に捉える優れた音楽性を兼ね備える 彼は、アメリカでのめざましい活動ぶりに示されているように、世界に通用する実力の持ち主 である。稀に見る大器として今後の活躍に注目したい。 (寺西基之選考委員)

【特別賞】

小林道夫 (清里音楽祭創設および音楽監督、ゆふいん音楽祭音楽アドバイザー、ピアニスト、チェンバリスト)

 <贈賞理由>国内における音楽祭の先駆け的存在である「清里音楽祭」で長く音楽監督を、また、「ゆふい ん音楽祭」でも音楽アドバイザーを務めた他、東京藝大バッハカンタータクラブ(2020 年に結 成 50 周年)や自身のアカデミーで多数の後進を育てた。音楽祭主宰の他、バッハ作品解釈、 室内楽、ピアノという枠を超えた全ての分野でのパイオニアであり、代名詞ともいえる「12 月のバッハのゴルトベルク変奏曲公演」は 1972 年から現在も続く。(上田弘子選考委員)

 

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