クラシック音楽 ニュース


2020年12月20日

◆「咲くやこの花賞」、高木日向子(作曲)と松本薫平(テノール)が受賞

 令和2年度「咲くやこの花賞」の受賞者が発表され、音楽関係の受賞者は、次の通り。

 大阪市は、創造的で奨励に値する芸術文化活動を通して、大阪文化の振興に貢献し、かつ将来の大阪文化を担うべき人材(個人または団体)に対し、一層の飛躍の期待を込めて「咲くやこの花賞」を贈呈している。

 なお、授賞式は、2021年2月18日(木)に大阪市中央公会堂1F大集会室で行われる。

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髙木日向子(音楽部門[作曲])

 兵庫県立西宮高等学校音楽科ピア ノ専攻、大阪音楽大学作曲学科作曲専攻卒業。 給付奨学金を得て、同大学院作曲研究室修了。2017年日本音楽コンクール作曲部門第3位(室内楽作品)。2019年ジュネーブ国際音楽コンクール作曲部門において、同率1位。受賞作品 “L’instant ”は2020年同コンクールオーボエ部門の課題曲となる。現在は、作曲活動に加えて、子供から大人まで幅広い世代に現代音楽を聴く楽しみを伝える活動も行なっている。大阪音楽大学非常勤講師、大阪音楽大学付属音楽院ソルフェージュ講師。[主な受賞歴]2017年 第86回日本音楽コンクール 作曲部門 第3位、2019年 ジュネーブ国際音楽コンクール 作曲部門 1位

松本薰平(音楽部門「テノール」)

 東京藝術大学音楽学部卒業。オペラ「ラ・ボエーム」のロドルフォでデビューし、その後、「蝶々夫人」ピンカートン、「椿姫」アルフレード、「リゴレット」マントヴァ公爵、「トロヴァトーレ」マンリーコ、などに出演。ルーマニア、トゥルグムレシュで開催された「冬の音楽祭」ではオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」(演奏会形式)のトゥリッドゥ役で出演し、好評を得る。第27回イタリア声楽コンコルソテノール特賞、第12回摂津音楽祭金賞及び大阪府知事賞、第2回松方ホール音楽賞選考委員奨励賞、など多数入選入賞。平成13年度兵庫県芸術奨励賞受賞。平成16年度神戸市文化奨励賞受賞。平成22年度神戸キワニス文化賞受賞。現在、神戸女学院大学教授。京都市立芸術大学、神戸山手女子高等学校各非常勤講師。関西二期会会員。藤原歌劇団団員。

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