クラシック音楽 ニュース


2011年10月28日

◆「第14回ヴィエニャフスキー国際コンクール」で小林美樹が第2位を受賞


 

 2011年10月にポーランドで開催された「第14回ヴィエニャフスキー国際コンクール」において、小林美樹が第2位を受賞した。

 小林美樹は、1990年米国テキサス州サンアントニオに生まれる。 2000年全日本学生音楽コンクール小学校の部東京大会第1位を受賞。 2002年にはドイツ、デュッセルドルフで行われたザハール・ブロンヴァイオリン・フェスティバルに招かれヴィターリのシャコンヌ等を演奏し好評を博す。2008年8月にはザルツブルク音楽祭マスタークラス成績優秀者によるウイーンホールでの演奏会に出演し、ディプロマを取得。2009年、桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業し、4月より特待生として桐朋学園大学ソリストディプロマコースに進学。2010年10月より明治安田クオリティオブライフより奨学金を得てウィーン私立音楽大学に入学し、現在パヴェル・ヴェルニコフ氏に師事している。

 「ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」は、ポーランドで開催される若手ヴァイオリン奏者のためのコンクール。1935年、ポーランドのヴァイオリニスト・作曲家ヘンリク・ヴィエニャフスキの生誕100年を記念して開催されたが、現在、伝統と権威のある国際ヴァイオリン・コンクールとして3年に1回開催されている。これまで、第8回(1981年)に漆原啓子が優勝している。

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2011年10月26日

◆「第80回日本音楽コンクール」、チェロ部門とホルン部門の本選の入賞者を発表


 「第80回日本音楽コンクール」は、チェロ部門とホルン部門の本選の入賞者を次の通り発表した。

 チェロ部門本選の結果は次の通り。
 
     第1位 岡本侑也
     第2位 上村文乃
     第3位 三井静
     入選  加藤陽子
      岩谷賞(聴衆賞) 岡本侑也

 ホルン部門本選の結果は次の通り。
 
     第1位 日橋辰朗
     第2位 岸上穣
     第2位 濵地宗
     入選  豊田実加
      岩谷賞(聴衆賞) 日橋辰朗

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2011年10月25日

◆「第80回日本音楽コンクール」、声楽部門の選考結果発表


 「第80回日本音楽コンクール」の声楽部門本選は、10月24日に行われ、選考結果が次の通り発表された。
 
    第1位 西村悟
    第2位 富岡明子
    第3位 安保克則
    入選  古橋郷平
    入選  ジョンハオ
     岩谷賞(聴衆賞) 西村悟

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2011年10月24日

◆「第80回日本音楽コンクール」、バイオリン部門の結果を発表


  「第80回日本音楽コンクール」(主催:毎日新聞社、NHK)は、バイオリン部門の結果を次の通り発表した。
 
     第1位 藤江扶紀
     第2位 篠原悠那
     第3位 城戸かれん
     入選  寺内詩織
     入選  宮川奈々
 
     岩谷賞(聴衆賞) 篠原悠那

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2011年10月23日

◆リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールで山宮るり子が優勝


  パリで開催されたリリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールで、山宮るり子(23歳)が第1位を獲得した。ジュニア部門では東京都出身の樋口奈穂(13歳)が第1位となった。両部門とも、日本人が第1位になるのは初めて。

 山宮るり子は、新潟市出身。新潟清心女子高等学校卒業後、渡独。ハンブルク音楽演劇大学に在学中に、2009年に開催された第58回ミュンヘン国際音楽コンクールのハープ部門で日本人として初めて、2位に入賞している。

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2011年10月23日

◆「第80回日本音楽コンクール」ピアノ部門入賞者を発表


「第80回日本音楽コンクール」(主催:毎日新聞社、NHK)は、10月22日にピアノ部門本選を行い、入賞者を次の通り発表した。
 
    第1位 浜野与志男
    第3位 崎谷明弘
    第3位 古賀大路
    入選  江崎萌子

 楽壇最高の登竜門として知られている「日本音楽コンクール」は、これまで数多くの有望な新人音楽家を世に送り続け、現在では、応募部門の多さと高い水準により世界の音楽文化の振興に寄与している。1932年、第1回が」行われ、以後毎年1回開催されている。

 なお、2012年2月に「日本音楽コンクール80周年ガラ・コンサート」が次の通り開催される。

 日時:2012年2月4日(土) 午後4時/2月5日(日) 午後4時

 会場:NHKホール

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2011年10月18日

◆ウィーン・フィルとサントリー、「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーは、2012年4月に、公益財団法人サントリー芸術財団に「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立すると発表した。

 サントリーグループでは、東日本大震災以降、救援物資の提供や義捐金の拠出を行うなど、被災地の復興・再生に向けた支援活動を実施している。

 今回、音楽を通じて、被災地はもとより日本全体に活力を与える支援活動を継続的に実施する目的で同基金を設立することを決定したもの。

 この基金は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団からサントリーホールを通して「震災に遭われた最も大切な日本の友人たちへ、お見舞の気持ちを伝えたい」と100万ユーロの寄付の申し出があり、長年、同楽団の日本公演のパートナーとして信頼関係を構築してきたサントリーグループもこの主旨に賛同、同額を拠出してマッチング・ファンドとして設立する。

(1)助成事業~音楽復興祈念賞の贈賞

 全国の音楽団体から同基金の目的に沿った活動を募集、選考された活動には「音楽復興祈念賞」を授与し、助成金を交付する。また、受賞団体の希望に応じて、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員がコンサートや演奏指導等の活動に参画する。日本の音楽文化を活性化することで、被災地および日本全体に活力を与え続けていく方針。

 【活動期間】2013年から2022年(10年間)。発表贈賞は2012年から2021年。各年1月~12月の活動について前年に選考

 【対象】全国の音楽団体から、復興支援のためのクラシック音楽を主体とする演奏活動、音楽普及活動等を募集、選考のうえ毎年2~3件を助成。

 【助成内容】金額:各年総額1,000万円。内容:①助成金交付②ウィーン・フィルメンバーの活動への参画

(2)公演事業~ウィーン・フィル「こどもたちのためのコンサート」の開催

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員が継続的に被災地を訪れ、こどもたちとその家族のためのコンサートを開催する。世界最高峰の彼らの音楽によって、被災地のこどもたちの心のケアに貢献するとともに、次世代育成のための音楽教育に貢献する。

 【活動期間】2012年から2016年(5年間)。毎年2~3公演を開催予定。

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2011年10月09日

◆第31回NHK交響楽団「有馬賞」、宮崎県立芸術劇場および栗田雅勝氏(NHK交響楽団首席トロンボーン奏者)に決定


 第31回NHK交響楽団「有馬賞」は、財団法人宮崎県立芸術劇場および栗田雅勝氏(NHK交響楽団首席トロンボーン奏者)に決定した。贈呈式は2011年10月4日、NHK交響楽団練習所において行われた。

 NHK交響楽団「有馬賞」は、故・有馬大五郎氏(元同団副理事長)の生前の音楽界への貢献と当団育成の偉業を末永く記念するため、1981年(昭和56年)に設けられた。今年度の受賞理由は、次の通り。

 財団法人宮崎県立芸術劇場=1994年以来、ほぼ毎年同団を招聘し、地元の音楽ファンの拡大やN響のイメージアップに大きな役割を果たした。

 栗田雅勝(NHK交響楽団 首席トロンボーン奏者)=長年に亘り、優れた演奏技術でNHK交響楽団首席トロンボーン奏者としての重責を果たし、同団の演奏活動の声価を高めた。

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2011年10月03日

◆東京都写真美術館、シネコンサート「ウィーン・フィル&ティーレマン:ベートーヴェン全交響曲」を上映


 東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)は、「ウィーン・フィル&ティーレマン ベートーヴェン全交響曲シネコンサート」を、2011年12月10日~12月28日に開催する。

 現在、世界で最も注目を集める指揮者クリスティアン・ティーレマンと、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が、ニューイヤー・コンサートでも有名なムジークフェラインザール(ウィーン楽友協会大ホール)において、2008年から3年の年月をかけて取り組んだベートーヴェン全交響曲演奏会の白熱のライブ演奏映像を、劇場クリーンにて、全9交響曲すべて上映する企画。

 2011年10月20日から、チケットの発売が開始される。

■名称:ウィーン・フィル&ティーレマン ベートーヴェン全交響曲シネコンサート

■会場:東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)

■日時:2011年12月10日(土)~12月28日(水)(休館日12/12,19,26を除く16日間)

■下記のA~E、5セットを毎日上映(上映の順番は毎日変更される)。
   A.1番 & 3番「英雄」 32分/62分 
   B.2番 & 6番「田園」 40分/39分 
   C.4番 & 5番「運命」 42分/39分 
   D.7番 & 8番 43分/30分 
   E.9番「合唱付」 80分

■チケット発売:2011年10月20日

■問い合わせ先:樂画会事務局(TEL:03-3498-2508)

■主催:朝日新聞社、樂画会/共催:東京都写真美術館

■後援:ドイツ連邦共和国大使館、オーストリア大使館、公益財団法人日独協会

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2011年9月27日

◆テノール歌手の五十嵐喜芳(83歳)が死去


 テノール歌手の五十嵐喜芳(83歳)が死去した。

 五十嵐喜芳は、東京芸術大学在学中、1955年「NHK・毎日音楽コンクール(現日本音楽コンクール)声楽の部で優勝。イタリアへ留学後、藤原歌劇団の人気テナーとして活躍。

 1985年、藤原歌劇団総監督に就任。1998年紫綬褒章、1998年、勲三等瑞宝章受賞。さらに、1999年~2003年、新国立劇場オペラ芸術監督を務める。 2000~2007年には、昭和音楽大学学長を務めた。

 その後これまで、昭和音楽大学教授として後進の指導に当たってきた。

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