2018年10月27日
◆2018年度文化勲章、作曲家の一柳 慧が受章
2018年度の文化勲章と文化功労者の受章者が発表された。
音楽関係者は以下の通り。
【文化勲章】一柳 慧(作曲)
【文化功労者】 池辺晋一郎(作曲)
都倉俊一(作曲)
2018年度の文化勲章と文化功労者の受章者が発表された。
音楽関係者は以下の通り。
【文化勲章】一柳 慧(作曲)
【文化功労者】 池辺晋一郎(作曲)
都倉俊一(作曲)
第18回「東京国際音楽コンクール<指揮>」本選が10月14日(日)、東京オペラシティコンサートホールで行われ、沖澤のどかが優勝した。
「東京国際音楽コンクール<指揮>」は、今回の開催で18回目を数える世界的な指揮者への登竜門で3年に一度開催。これまで、毎回世界30を超える国、地域からの応募のもと、審査を勝ち超えた数多くの若き音楽家が、世界の楽壇へと飛翔している。
◇
第1位 沖澤のどか[日本]
第2位 横山 奏[日本]
第3位 熊倉 優[日本]
入選・奨励賞 アール・リー[カナダ]
特別賞・齋藤秀雄賞 沖澤 のどか[日本]
聴衆賞 横山 奏[日本]
第38回NHK交響楽団「有馬賞」は、横浜みなとみらいホール(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)と茂木 大輔 (NHK交響楽団 首席オーボエ奏者)が受賞した。
NHK交響楽団「有馬賞」は、故・有馬大五郎(元当団副理事長)の生前の音楽界への貢献と当団育成の偉業を末永く記念するため、1981年(昭和56年)に設けられた。同団の発展に顕著な功績をおさめた関係者、関係団体、当団の職員を授賞の対象としている。
◇
横浜みなとみらいホール(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
1999年以来、数多くのNHK交響楽団の公演を開催した。特に、2005年からはN響横浜定期公演として行うなど、地域の音楽文化の向上や当団の演奏活動に対する理解促進に多大な貢献をした。
茂木 大輔 (NHK交響楽団 首席オーボエ奏者)
1991年にNHK交響楽団に入団以来、首席オーボエ奏者として長年活躍し、当団の声価を高めた。
第12回「国際オーボエコンクール・東京」の本選が10月6日に紀尾井ホールで行われ、 浅原由香が第2位に入賞した(第1位該当者なし)。
「国際オーボエコンクール・東京」は、初代ソニー音楽財団理事長の大賀典雄の発案の下、1985年よりソニー音楽財団が3年毎に開催。同コンクールは、世界のオーボエ奏者の登竜門として今や広く世界に認知されるまでとなり、世界で活躍する優秀な人材を輩出している。
◇
第1位[大賀賞] 該当者なし
第2位 浅原由香 (Japan)
第3位 アンドレイ・シュロキャン (Russia)
アルマン・ジコルム (France)
入賞 ジョエル・ココ (Italy)
サラン・ペ (South Korea)
ナタリア・アウリ (Venezuela)
聴衆賞 アルマン・ジコルム (France)
奨励賞 高橋鐘汰 (Japan)
第48回 「JXTG音楽賞」の洋楽部門の本賞は、池辺晋一郎(作曲)、奨励賞は小倉貴久子(フォルテピアノ)が受賞した。
表彰式は、11月16日にパレスホテル東京(東京千代田区)において開催する。
イタリア出身の指揮者のクラウディオ・シモーネが9月6日に死去した。享年83歳。
クラウディオ・シモーネは、クレモナ大学とミラノ音楽院で学ぶ。1959年主にイタリア・バロック音楽の演奏を目的とした室内合奏団「イ・ソリスティ・ヴェネティ」を創設し、首席指揮者を務めた。1979年~1986年リスボンのグルベンキアン管弦楽団の首席指揮者も兼務。ヴェネツィア音楽院教授、ヴェローナ音楽院教授、パドヴァ音楽院院長を歴任。
第28回「芥川作曲賞」は、東京・サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、坂田直樹氏作曲の「組み合わされた風景」に決定した。
芥川作曲賞は、戦後のわが国を代表する作曲家・芥川也寸志氏(1925~1989年)の功績を記念して、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したもの。
なお、坂田直樹氏にはサントリー芸術財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される。
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<贈賞理由>
多彩な音響が強固な骨格に支えられた秀作。長くしなやかな持続性もきわめて魅力的で高い評価を得た。
<略歴>
1981年生まれ。2007年愛知県立芸術大学、2008年パリ・エコール・ノルマル音楽院をそれぞれ首席で卒業。2013年パリ国立高等音楽院のステファーノ・ジェルヴァゾーニのクラスを修了。2014年IRCAMにて研修を受ける。フランス著作権協会賞、第36回入野賞、2017年度武満徹作曲賞第1位、第66回尾高賞など受賞多数。現在はパリにて活動を行い、フランス・ミュジーク、フランス文化省などから委嘱を受けている。
第4回「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールJapan2018」の本選が9月2日(日)によこすか芸術劇場で行なわれ、入賞者が次の通り決定した。
「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール」は2年ごとに、フランスと日本で交互に開催される。
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第1位 濱中浩一賞 横須賀賞 Alessandro Beverari
第2位 Youjin Jung
第3位 Tiago Bento
なお、入賞者披露コンサートが9月5日(水)午後7時に、サントリーホール ブルーローズ(小ホール)で開催される。
第16回「東京音楽コンクール」の本選が行われ、結果が次の通り発表された。
<弦楽部門> 8月29日(水)
第1位 関 朋岳(ヴァイオリン)
第2位 髙木 凜々子(ヴァイオリン)
第3位 有冨 萌々子(ヴィオラ)
入選 北田 千尋(ヴァイオリン)
聴衆賞 髙木 凜々子(ヴァイオリン)
<金管部門> 8月31日(金)
第1位 三村 梨紗(トランペット)
第2位 髙瀨 新太郎(トロンボーン)
第3位 鶴田 麻記(トランペット)
入選 北畠 真司(テューバ)
阿部 華苗(ホルン)
聴衆賞 三村 梨紗(トランペット)
<声楽部門> 8月27日(月)
第1位 ザリナ・アルティエンバエヴァ(ソプラノ)
第2位 小堀 勇介(テノール)
種谷 典子(ソプラノ)
第3位 該当者なし
入選 森野 美咲(ソプラノ)
宮地 江奈(ソプラノ)
聴衆賞 ザリナ・アルティエンバエヴァ(ソプラノ)
第42回「ピティナ・ピアノコンペティション」(主催:全日本ピアノ指導者協会)全国決勝大会特級ファイナルが、8月21日にサントリーホールで開催され、ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番を演奏した角野隼斗(東京大学・院1)が特級グランプリを受賞した。