クラシック音楽 ニュース


2018年5月23日

◆2018年「NHK音楽祭」、ロンドン響、N響、NDRエルプフィル、ロサンゼルス・フィルが共演


 16回目を迎える「NHK音楽祭」の2018年のテーマは「新時代を切りひらくシェフたち」。いま、最も話題性の高い指揮者とオーケストラのコンビが登場する。

主催:NHK、NHKプロモーション

会場:NHKホール (東京都渋谷区神南2-2-1)

【公演内容】

<ロンドン交響楽団>

日時:9月27日(木) 午後7時

ラヴェル/バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
シマノフスキ/バイオリン協奏曲 第1番 作品35
ヤナーチェク/シンフォニエッタ

指揮:サイモン・ラトル

バイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン

<NHK交響楽団>

日時:10月1日(月) 午後7時

ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
オルフ/踊る牧神 <日本初演>
オルフ/カルミナ・ブラーナ

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

ソプラノ:オルガ・ペレチャッコ
カウンターテナー:マックス・エマヌエル・ツェンチッチ
バリトン:ベンジャミン・アップル
合唱:新国立劇場合唱団、NHK東京児童合唱団

<NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧北ドイツ放送交響楽団)>

日時:11月8日(木) 午後7時

ワーグナー/歌劇「ローエングリン」から 第1幕への前奏曲
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調 作品83
ブラームス/交響曲第4番 ホ短調 作品98

指揮:アラン・ギルバート

ピアノ:エレーヌ・グリモー

<[特別公演]ロサンゼルス・フィルハーモニック>

日時:2019年3月21日(木・祝) 午後5時

ジョン・ウィリアムズ プログラム/映画「スター・ウォーズ」 ほか

指揮:グスターボ・ドゥダメル

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2018年5月23日

◆読売日本交響楽団、次期常任指揮者にフランクフルト歌劇場音楽総監督のセバスティアン・ヴァイグレが就任


 読売日本交響楽団は、2019年4月1日付でセバスティアン・ヴァイグレ(57歳)を第10代常任指揮者に迎えると発表した。最初の任期は、2022年3月末までの3年間。

 なお、2019年3月末で第9代常任指揮者を退任するシルヴァン・カンブルランは、2019年4月から桂冠指揮者となる。

                              ◇

 セバスティアン・ヴァイグレは、1961年ベルリン生まれ。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でホルン、ピアノ、指揮を学んだ。82年にベルリン国立歌劇場管の首席ホルン奏者となった後、巨匠バレンボイムの勧めで90年代後半から本格的に指揮をはじめた。2003年にフランクフルト歌劇場でR.シュトラウス〈影のない女〉を振り、ドイツのオペラ雑誌「オーパンヴェルト」の「年間最優秀指揮者」に選ばれた。04年から09年までバルセロナのリセウ大劇場の音楽総監督を務め、ベルク〈ヴォツェック〉やワーグナー〈タンホイザー〉など数々の名演奏を繰り広げ、評判を呼んだ。07年にはワーグナー〈ニュルンベルクのマイスタージンガー〉でバイロイト音楽祭にデビュー。11年まで指揮し、世界的注目を浴びた。08年からフランクフルト歌劇場の音楽総監督を務め、幅広いレパートリーと充実した音楽で名舞台を数多く作っている。11年に同歌劇場管が「オーパンヴェルト」誌の「年間最優秀オーケストラ」に選ばれ、15年にも同歌劇場が「年間最優秀歌劇場」に輝くなど、その手腕は高く評価されている。特にワーグナーとR.シュトラウスの演奏では定評がある。

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2018年5月05日

◆第7回「野島稔・よこすか ピアノコンクール」、安並貴史が優勝


 第7回「野島稔・よこすか ピアノコンクール」の本選は5月5日に行われ、安並貴史が優勝した。

 「野島稔・よこすか ピアノコンクール」は、横須賀市制100周年を記念し2006年に創設された。審査委員長に横須賀市民である世界的ピアニストの野島稔氏を迎え、日本国内の若く才能あるピアニストの発掘と育成および音楽文化の普及と振興を目的として公益財団法人横須賀芸術文化財団が、横須賀市との共催により隔年で行っている。

                              ◇
    
   第1位 安並貴史

   第2位 伊舟城歩生

   第3位 山崎佑麻
    
   入選 福田優花

       石坂 奏

       大野志門

       丸山晟民

       和泉茉莉

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2018年5月04日

◆ジャズピアニストの小曽根 真、紫綬褒章を受章


 ジャズピアニストの小曽根 真(1961年生れ)が、春の褒章で紫綬褒章を受章した。

 小曽根 真は、クラシック音楽家ともしばしば共演している。

 2003年母校バークリー音楽大学より「名誉博士号」を授与。2010年「フレデリック・ショパン・パスポート」授与。2014年「芸術選奨文部科学大臣賞大衆芸能部門」受賞。

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2018年5月04日

◆NHK交響楽団桂冠名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテット、旭日中綬章を受章


 春の叙勲の外国人叙勲としてNHK交響楽団桂冠名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテット(1927年生まれ)が旭日中綬章を受章した。

 これは、わが国の音楽文化の向上及び発展に寄与したその功績が、高く評価されたもの。

 ブロムシュテットは、1973年ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の客演指揮者として初めて来日。N響との初共演は1981年11月でチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」などを指揮、1986年から名誉指揮者、2016年からは桂冠名誉指揮者を務め、これまで23回の共演を重ねている。

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2018年5月02日

◆第6回(2018年)「若い指揮者のための合唱指揮コンクール」、中原勇希が優勝


 第6回(2018年)「若い指揮者のための合唱指揮コンクール」(主催:Tokyo Cantat)の本選が行われ中原勇希が優勝した。

 「若い指揮者のための合唱指揮コンクール」は、合唱指揮者の育成を狙いに、2008年に初開催され、その後、2年に1度の開催を重ね、2018年には第6回を迎えた。

 本選審査の審査員はTokyo Cantatが招聘する世界的に活躍する3人の合唱指揮者。出場者は、聴衆に公開された中で、高い技術をもったモデル合唱団を指導・指揮を行う。

                              ◇

第1位:中原勇希

第2位:白井智朗/谷 郁

第3位:該当なし

ノルウェー・スカラシップ賞:中原勇希

リガ・ウッド・ジャパン=ラトビア特別賞:中原勇希

初見課題賞:中原勇希

ルネサンス課題賞:白井智朗

ロマン派近現代課題賞:谷 郁

オルトナー副賞:中村径也/白井智朗

オーディエンス賞:市川 恵

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2018年4月17日

◆ズービン・メータ、健康上の理由により来日中止


 ズービン・メータ(81歳)の健康上の理由により、東京、川崎、大阪、新潟で予定されていたズービン・メータ指揮/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の日本公演(5公演)は、すべて中止となった。

                          <中止となった公演>

    5月27日(日) りゅーとぴあ新潟市芸術文化会館
    5月28日(月) 東京・サントリーホール
    5月29日(火) 東京文化会館 大ホール
    5月31日(木) ミューザ川崎シンフォニーホール
    6月2日(土)  大阪 ザ・シンフォニーホール

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2018年4月09日

◆NHK交響楽団、「最も心に残ったN響コンサート2017」発表


 NHK交響楽団は、「最も心に残ったN響コンサート2017」を発表した。第1位は次の通り。

                             ◇

<最も心に残ったN響コンサート2017>

第1位 12月Aプログラム

~ラヴェル没後80年~

ラヴェル:古風なメヌエット
     組曲「クープランの墓」
     左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
     道化師の朝の歌
     スペイン狂詩曲
     ボレロ

指揮:シャルル・デュトワ

ピアノ:ピエール・ロラン・エマール

[第1873回定期公演 / 2017年12月2、3日]

<最も心に残ったソリスト2017>

第1位 諏訪内晶子(ヴァイオリン)

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47

[第1857回定期公演 / 2017年2月17日、18日]

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2018年4月06日

◆読売日本交響楽団、伝田正秀がコンサートマスターに就任


 読売日本交響楽団は、4月1日付で伝田正秀がコンサートマスターに就任した。伝田正秀は、2014年4月から読売日本交響楽団のアシスタント・コンサートマスターを務めてきた。

 これにより読売日本交響楽団のコンサートマスターは、小森谷 巧、伝田正秀、長原幸太、日下紗矢子(特別客演コンサートマスター)の4人体制となる。

 伝田正秀は長野市出身。父の手ほどきによりスズキメソードで3歳からヴァイオリンを始める。武蔵野音楽大学附属高等学校、ウィーン国立音楽大学、ウィーン市立音楽院で学ぶ。帰国後2006年より仙台フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターに就任し、6年間在籍。2012年より東京を拠点にソロを中心とした演奏活動を始める。2014年より読売日本交響楽団アシスタントコンサートマスターを務める。2018年読売日本交響楽団のコンサートマスターに就任。

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2018年4月04日

◆丸紅新電力と東京交響楽団、新しい芸術文化支援として電力プラン「シンフォニープラン」を4月からスタート


 丸紅新電力と東京交響楽団はパートナーシップ契約を締結し、新しい電力プラン「シンフォニープラン」を2018年4月からスタートさせた。

 丸紅新電力は、総合商社丸紅を母体とし、再生可能エネルギー開発や環境保全にも力を入れている新電力の会社。特設サイト(https://denki.marubeni.co.jp/culture/symphony/)では代表取締役の西山大輔氏と東京交響楽団専務理事・楽団長の大野順二の特別対談を見ることができる。

 「シンフォニープラン」は、電気料金から応援金として毎月100円(税抜)が東京交響楽団に支払われ、楽団の楽器購入費や演奏活動に充てられる、これまでにない新しい芸術文化支援の形。

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