2017年6月13日
◆JASRAC、BGMを利用する美容室などの店舗に対して全国一斉に法的措置
日本音楽著作権協会(JASRAC)は6月13日、BGMを利用していながら、著作権の手続きをしていない美容室など178事業者、352店舗に対し、簡易裁判所に民事調停を申し立てた。
今回の申し立てにおいて、全件数のうち163事業者、205店舗が美容室。
日本音楽著作権協会(JASRAC)は6月13日、BGMを利用していながら、著作権の手続きをしていない美容室など178事業者、352店舗に対し、簡易裁判所に民事調停を申し立てた。
今回の申し立てにおいて、全件数のうち163事業者、205店舗が美容室。
チェコ出身の指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクが、5月31日死去した。享年71歳。1985年より日本フィルハーモニー交響楽団の首席客演指揮者を務めた
1977年プラハ交響楽団首席指揮者。1990年チェコ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督兼首席指揮者。2006年からBBC交響楽団の首席指揮者を務めていたが、2012年チェコ・フィルの首席指揮者に返り咲いた。
日本フィルとはビエロフラーヴェクが28歳の1974年4月に初共演し、マルティヌーの交響曲の日本初演をするなど、母国チェコの音楽を日本に広く紹介した。また、2006年日本フィル創立50周年の東京定期演奏会での「わが祖国」は、名演として語り継がれてきた。
第35回「ソレイユ音楽コンクール」(ピアノ部門・声楽部門)の本選が6月4日、南大沢文化会館主ホールにおいて開催され、下記の通り受賞者が決定した。
なお、受賞者発表コンサートは、8月31日(木)18:00より東京文化会館小ホールにて開催される。
<ピアノ部門>
第1位 音楽現代新人賞 (該当者無し)
第2位 優秀賞 齋藤 美穂(桐朋学園大学在)
第3位 審査員奨励賞 平 美織(東京音楽大学在)
入選 勝元和花奈(桐朋学園大学在)
安藤 有佳(東京音楽大学在)
和泉 茉莉(桐朋学園大学在)
<声楽部門>
第1位 音楽現代新人賞 チェン・ジンシン(東京藝術大学大学院在)
第2位 優秀賞 栗原 峻希(東京藝術大学大学院在)
第3位 審査員奨励賞 金山 京介(東京藝術大学大学院修)
入選 澤井 佑介(東京藝術大学在)
相島 百子(東京音楽大学大学院修)
野上 紗智(東京音楽大学大学院修)
木和田絢香(東京藝術大学大学院修)
松下美有紀(アントン・ブルックナー私立音楽大学大学院在)
川田 桜香(愛知県立芸術大学大学院修)
川口 詩子(武蔵音楽大学大学院修)
第9回「神戸国際フルートコンクール」は、6月3日に本選が行われ、エレーネ・ブルゲ (フランス) とユ・ユアン(中国)が第1位となった。
1985年にスタートした同コンクール(4年ごとに開催)は、世界的に活躍する著名なフルーティストをこれまで数多く輩出し、世界3大フルートコンクールの一つとして国際的に高い評価を受けている。
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第1位 エレーネ・ブルゲ (フランス)
第1位 ユ・ユアン(中国)
第3位 マリアンナ・ゾォナック(ポーランド)
第3位 ハン・ヨジン(韓国)
第3位 アンナ・コンドラシナ (ロシア)
第4位 秋元万由子(日本)
奨励賞 脇坂 颯(日本)
奨励賞 キム・ソヒョン (韓国)
オーディエンス賞 ハン・ヨジン (韓国)
世界3大音楽コンクール「エリザベート王妃国際音楽コンクール」チェロ部門で、ドイツ在住の岡本侑也(22歳)が2位に入賞した。
岡本侑也は、東京藝術大学音楽学部を経て、現在、ドイツ・ミュンヘン音楽大学に在学中。
2004年ドイツ音楽協会主催「青少年音楽コンクール」バイエルン州地域部門で第1位、併せてバイエルン放送局特別賞を受賞。2008年「泉の森ジュニア・チェロ・コンクール」中学生の部で金賞、2009年第2回「ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールin八王子」で審査員奨励賞を受賞。
「エリザベート王妃国際音楽コンクール」は1937年創設。ヴァイオリンやピアノ部門に今年初めて、チェロ部門が加わった。
NHK交響楽団首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィが、スイスを代表する世界的オーケストラ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者に就任する。任期は2019-20シーズンから5年間。
音楽教室事業者らでつくる「音楽教育を守る会」(会長:三木渡・ヤマハ音楽振興会常務理事)は、日本音楽著作権協会(JASRAC)への支払い義務がないことの確認を求める集団訴訟を、7月にも東京地裁に起こすことを決めた。
これは、日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室から著作権料を徴収する意向を示したことに対しての処置。
2017年度「武満徹作曲賞」(審査員:ハインツ・ホリガー<スイス>)は、5月28日に東京オペラシティコンサートホールにおいて本選演奏会が行われ、坂田直樹(日本)が第1位となった。
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第1位 坂田直樹(日本) 組み合わされた風景
第2位 ジフア・タン(マレーシア) at the still point
第2位 アンナキアーラ・ゲッダ(イタリア) NOWHERE
第2位 シュテファン・バイヤー(ドイツ) 私はかつて人肉を口にしたことはない
第1位の坂田直樹(日本)は、1981年、京都市生まれ。2007年愛知県立芸術大学、2008年パリ・エコール・ノルマル音楽院をそれぞれ首席で卒業。2013年パリ国立高等音楽院にてステファノ・ジェルヴァゾーニのクラスを修了。2014年IRCAMにて研修を受ける。作品は武生国際音楽祭、Festival Musica、ロワイヨモン作曲講習会“Voix nouvelles”など、多数の音楽祭や企画で取り上げられている。桑原賞、SACEM賞、第36回入野賞受賞。2011年武生作曲賞、日本音楽コンクール作曲部門入選。2010〜2011年ローム ミュージック ファンデーション奨学生。現在、パリ在住。
第9回「大阪国際室内楽フェスタ」の本選が5月21日に行われ、デュオ・プロコフィエフ・ダヴィティアン(ロシア)が優勝した。
金賞- デュオ・プロコフィエフ・ダヴィティアン(ロシア)
銀賞- デュオ・フュナンビュル(フランス)
銅賞- トリオ・エクリプス(スイス)
第1部門(弦楽四重奏)
1位 アイズリ・クァルテット(アメリカ)
2位 ユリシーズ・クァルテット(アメリカ)
3位 ヴィアノ・ストリング・クァルテット(アメリカ)
第2部門(木管五重奏、サクソフォン四重奏、金管五重奏)
1位 ザイーハ四重奏(フランス)
2位 ニオベ・サクソフォン四重奏団(フランス)
3位 パリ・ローカル金管五重奏団(フランス)
3位 クンスト・クィンテット(ドイツ)
ヴァイオリニストの佐藤俊介(32歳)が、オランダ・バッハ協会の次期音楽監督に決定した。佐藤俊介は、2013年よりオランダ・バッハ協会のコンサートマスターを務めている。音楽監督の活動開始は2018年6月1日から。
オランダ・バッハ協会は、毎年ナールドンで開かれる恒例のバッハ「マタイ受難曲」コンサートで有名。
3歳より松戸の教室で、鷲見四郎の門下生となる。4歳から家族で米国ペンシルベニア州フィラデルフィアへ移住。幼稚園から高校までをアメリカで過ごす。ジュリアード音楽院プレカレッジ部門で学ぶ。
2004年第15回「出光音楽賞」、2007年第9回「ホテルオークラ音楽賞」、2007年第62回「文化庁芸術祭レコード部門」大賞、2010年第17回「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクール」銀賞・聴衆賞、2010年第65回「文化庁芸術祭音楽部門新人賞」を受賞。