クラシック音楽 ニュース


2017年9月18日

◆第8回「武蔵野市国際オルガンコンクール」、アマンダ・モール(アメリカ)が優勝


 第8回「武蔵野市国際オルガンコンクール」の本選が9月17日、武蔵野市民文化会館小ホールで開催され、アマンダ・モール(アメリカ)が優勝した。

 「武蔵野市国際オルガンコンクール」(4年ごとに開催)は、1988年の第1回から29年、今年第8回目を迎えた。同コンクールは、アジアで唯一の国際オルガンコンクールとして世界からの注目も高い。世界中から応募があり、難関オーディションを突破した15名により競われた。

                              ◇

      第1位 アマンダ・モール(アメリカ)
      第2位 トーマス・エドウィン・ゲイナー(ニュージーランド)
      第3位 カテリン・エマーソン(アメリカ)
      第4位 千田寧子(日本)
      第5位 木村理佐(日本)

      聴衆賞 千田寧子

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2017年9月13日

◆第4回「柴田南雄音楽評論賞」、鐵 百合奈と堀内彩虹が受賞


 第4回「柴田南雄音楽評論賞」は、鐵 百合奈と堀内彩虹が受賞した。

 同賞は、音楽評論を社会に広め、音楽文化の質の向上に貢献することのできる音楽評論家を育てることを目標として、将来期待される個人に対し、その活動を顕彰し、または助成する賞金を授与することを趣旨としている。2013年度より桐朋学園が運営。

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鐵 百合奈

 東京藝術大学大学院修士課程在学中 ピアノ専攻

 [個評] パドモアとフェルナーの《冬の旅》道なき道の遠近感
 [個評] 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」のトリオ・エリオス 極限の精神に迫る
 [音楽評論] 「ソナタ形式」からの解放 ~ベートーヴェンの「第二主題」が投げ掛けるもの~

堀内彩虹 

 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程在籍

 [個評] 〈歌曲(リート)の森〉~詩と音楽Gedichte und Musik~ 第21編
      ナタリー・シュトゥッマン シューベルトを歌う 第1夜 室内楽伴奏とともに
 [個評]赤地カレン 歌&ゴシックハープSolo recital Viva! Canta! Suona!~生きて!歌って!奏でて!
 [音楽時評] 音楽の共有(不)可能性-感覚に忠実な聴取がもたらす新時代のコミュニケーション論-

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2017年9月13日

◆「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門、セネガルの作詞家・作曲家・歌手のユッスー・ンドゥールが受賞


 高松宮殿下記念世界文化賞の2017年の受賞者が発表され、音楽部門はセネガルの首都ダカール出身の作詞家・作曲家・歌手のユッスー・ンドゥールが受賞した。

 ユッスー・ンドゥールは、セネガル、ダカール出身の作詞家・作曲家・歌手。グリオ(語り部)の家系に生まれ、12歳から音楽活動を始める。西アフリカ固有のリズム「ンバラ」をモダンにアレンジし、伝統音楽にさまざまな民族音楽や欧米ポップ・ミュージックのエッセンスを取り入れ、1980−90年代の「ワールド・ミュージック」ブームを牽引。

 1985年、ピーター・ガブリエルやポール・サイモンらが参加したアルバム「ネルソン・マンデーラ」で世界的アーティストの地位を築いた。2004年発表のアルバム「エジプト」でグラミー賞受賞。2011年、政治活動に専念するため音楽活動を一時停止したが、2年半後に復帰。日本ではホンダ・ステップワゴンのCMソングで有名だが、2006年に10年振りの来日公演。今年4月、最新アルバム「アフリカ・レック」が日本でも発売された。セネガルから世界文化賞の初受賞。

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2017年9月04日

◆第27回「芥川作曲賞」、茂木宏文の「不思議な言葉でお話しましょ!」が受賞


 第27回「芥川作曲賞」は、茂木宏文の「不思議な言葉でお話しましょ!」が受賞した。

 <贈賞理由>ユニークなタイトルにふさわしい内容を持つ秀作。多彩な流れのなかに独特の印象を与える楽句を巧みに織り込み、優れた楽器用法と精緻なオーケストレーションによって、推進力のある独創的な音楽世界を生み出した。新鮮なファンタジーと筆力・構成力を持ち、作曲家としての豊かな将来性を感じさせる。

 茂木宏文は、1988年生まれ。2014年東京音楽大学大学院作曲指揮専攻作曲研究領域修了。現在、東京音楽大学非常勤研究員。第3回「山響作曲賞21」を受賞。2015年「ヴァレンティノ・ブッキ国際作曲コンクール」ファイナリスト。2016年度「武満徹作曲賞」第1位受賞。

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2017年8月31日

◆第15回「東京音楽コンクール」弦楽部門、荒井里桜が優勝


 第15回「東京音楽コンクール」弦楽部門の本選が8月31日行われ、荒井 里桜が優勝した。

      第1位:荒井里桜(ヴァイオリン) 

      第2位:三井 静(チェロ) 

      第3位:パク・ハヤン(ヴィオラ) 

      入選:チョン・ウチャン(チェロ)
         エリナ・フアスキトゥディンオワ(チェロ)

      聴衆賞:荒井里桜(ヴァイオリン) 

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2017年8月29日

◆ 第15回「東京音楽コンクール」木管部門、クラリネットのアレッサンドロ・ベヴェラリとヘルバシオ・タラゴナ・ヴァリが優勝


 第15回「東京音楽コンクール」木管部門の本選が8月29日に行われ、クラリネットのアレッサンドロ・ベヴェラリとヘルバシオ・タラゴナ・ヴァリが優勝した。

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第1位:アレッサンドロ・ベヴェラリ(クラリネット)
     ヘルバシオ・タラゴナ・ヴァリ(クラリネット)

第2位:該当者なし

第3位:伊藤優里(フルート)

入選:安井 悠陽(ファゴット)
    竹内 久力(クラリネット)

聴衆賞:ヘルバシオ・タラゴナ・ヴァリ(クラリネット)

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2017年8月28日

◆第15回「東京音楽コンクール」ピアノ部門、ノ・ヒソンが優勝


 第15回「東京音楽コンクール」ピアノ部門の本選が8月27日に行われ、ノ・ヒソンが優勝した。

                              
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      第1位 ノ・ヒソン 

      第2位 原田莉奈 

      第3位 丸山晟民 

      入選  太田糸音 

      聴衆賞 ノ・ヒソン

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2017年8月23日

◆ウィーン国立歌劇場音楽監督に2020年からフィリップ・ジョルダンが就任


 パリ国立オペラの音楽監督でウィーン交響楽団首席指揮者のフィリップ・ジョルダンが2020年からウィーン国立歌劇場音楽監督に就任する。

 フィリップ・ジョルダン(1974年生れ)は、スイス・チューリッヒ出身の指揮者。チューリヒ音楽院を卒業後、各地の歌劇場で経験を積み、2001年グラーツ歌劇場音楽監督に就任。2004年ザルツブルク音楽祭にデビュー。2009年よりパリ・オペラ座音楽監督に就任。さらに2014年からウィーン交響楽団首席指揮者を務めている。

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2017年8月20日

◆4年に1度開催される「武蔵野市国際オルガンコンクール」、本選は9月17日に開催


 4年に1度開催される「武蔵野市国際オルガンコンクール」が9月21日(金曜日)、武蔵野市民文化会館(東京都武蔵野市)で開幕する。

 同コンクールは4年に一度開催されるが、今回は世界21か国、合計120名の応募者の中から、オーディションで選抜された15名が頂点を目指す。

 本選は、9月17日(日)午後1時から。入賞者披露演奏会は、9月18日(月/祝)午後2時から開催される。

 なお、コンクール前には、無料プレイベントとして市内各所で“街かどコンサート”が行われる。

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2017年8月16日

◆第47回「JXTG音楽賞」(旧「東燃ゼネラル音楽賞」)、モルゴーア・クァルテット (弦楽四重奏)と中村恵理 (ソプラノ)が受賞 


 第47回「JXTG音楽賞」の受賞者が次の通り決定した。

 なお、第47回「JXTG音楽賞」は、昨年まで「東燃ゼネラル音楽賞」(1971年創設)として行ってきた活動を、2017年4月のJXグループと東燃ゼネラルグループの経営統合を機に名称変更したもの。

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 第47回「JXTG音楽賞」

洋楽部門  本賞      モルゴーア・クァルテット (弦楽四重奏)

洋楽部門   奨励賞    中村恵理 (ソプラノ)  

 贈賞式は、9月28日(木)に、ホテルオークラ東京において開催する。

 弦楽四重奏のモルゴーア・クァルテットは、1992年秋、ショスタコーヴィチの遺した15曲の弦楽四重奏曲を演奏するため結成された。現在、ロマン派音楽からプログレッシヴ・ロックまで幅広く取り組んでいる。「モルゴーア」とはエスペラント語で「明日の」の意味。

 ソプラノの中村恵理は、兵庫県出身。大阪音楽大学音楽学部声楽学科卒業。同大学大学院音楽研究科オペラ研究室修了。 歌姫アンナ・ネトレプコの代役として英国ロイヤル・オペラに衝撃デビューを飾る。現在はバイエルン国立歌劇場専属ソリストとして活躍中。

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