2017年7月04日
◆チョン・ミョンフン、「イタリア共和国功労勲章」を受勲
東京フィルハーモニー交響楽団の名誉音楽監督チョン・ミョンフンが「イタリア共和国功労勲章」を受勲した。
受勲式は7月6日に在韓イタリア共和国大使館にて執り行われる。
同勲章は、様々な分野での活動を通じてイタリアと諸外国との友好と協力関係に貢献した個人を讃える目的で1951年に設立された。
チョン・ミョンフンはイタリアの文化や芸術の発展及び世界での国際交流に貢献してきたとして知られている。
東京フィルハーモニー交響楽団の名誉音楽監督チョン・ミョンフンが「イタリア共和国功労勲章」を受勲した。
受勲式は7月6日に在韓イタリア共和国大使館にて執り行われる。
同勲章は、様々な分野での活動を通じてイタリアと諸外国との友好と協力関係に貢献した個人を讃える目的で1951年に設立された。
チョン・ミョンフンはイタリアの文化や芸術の発展及び世界での国際交流に貢献してきたとして知られている。
若手音楽家の登竜門である2017年度第86回「日本音楽コンクール」の本選が東京オペラシティコンサートホールで次の日程で行われる。
<本選日程>
10月21日(土) ピアノ
10月22日(日) バイオリン
10月23日(月) チェロ
10月24日(火) 声楽(オペラ・アリア)
10月25日(水) ホルン
10月26日(木) 作曲(室内楽曲)
札幌交響楽団は、名誉指揮者のラドミル・エリシュカが、「これ以上は日本への長旅に耐えられない」との医師の判断により、10月に予定している第604回定期演奏会を最後の来日公演とすることを明らかにした。
ラドミル・エリシュカは、札響との出会いとなった思い出の曲「シェエラザード」を最後に再び札響と共に演奏することを強く希望したため、当初発表の曲目を変更し、同曲をもってエリシュカ&札響のひとつの時代を締めくくることとした。
なお、札幌交響楽団では、ラドミル・エリシュカが今後も札響の名誉指揮者であることには変わりはないとしている。
ラドミル・エリシュカ(1931年生まれ)は、チェコ出身の指揮者。ブルノ音楽大学で学ぶ。1990年までカルロヴィヴァリ交響楽団の首席指揮者兼音楽監督を務めた。この間、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団などにも客演し、プラハの春音楽祭にもたびたび出演している。2001年から2013年までチェコ・ドヴォルザーク協会会長を務めた。活動がチェコ国内中心であったために、日本では最近までその名を知られていなかった。2004年に初来日。2008年から札幌交響楽団首席客演指揮者、2015年から同楽団名誉指揮者。
<札幌交響楽団第604回定期演奏会>
日時:10月27日(金)19:00開演、28日(土)14:00開演
会場:札幌コンサートホールKitara (札幌市)
曲目:スメタナ/歌劇「売られた花嫁」序曲
ドヴォルジャーク/チェコ組曲ニ長調op.3
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」op.35(曲目変更)
指揮:ラドミル・エリシュカ
管弦楽:札幌交響楽団
東京都交響楽団の音楽監督・大野和士が、フランス政府より芸術文化勲章「オフィシエ」を受章した。また、同時にリヨン市からもリヨン市特別メダルが授与された。
オフィシエは3段階ある文化勲章のうち2番目の位。芸術・文化の普及に貢献した人物に授与される。今回の大野の受章は、9年にわたるフランス国立リヨン歌劇場首席指揮者としての活動が高く評価されたことによるもの。
さらに、大野和士指揮フランス国立リヨン歌劇場によるプロコフィエフ「炎の天使」公演が、フランス批評家協会によるクロード・ロスタン賞を受賞することも発表された。
イギリスの名指揮者ジェフリー・テイトが死去した。享年74歳。
ジェフリー・テイトは、ロンドン・オペラ・センターで学ぶ。その後は、ゲオルク・ショルティ、ピエール・ブーレーズ、ヘルベルト・フォン・カラヤンなどの助手を務める。1979年ニューヨークのメトロポリタン歌劇場でデビューし、国際的な活躍を開始。1985年イギリス室内管弦楽団の初代首席指揮者に就任し、同年ロイヤル・オペラ・ハウスの首席指揮者も務めた。2005年ナポリのサン・カルロ劇場の音楽監督、2008年ハンブルク交響楽団の首席指揮者に就任。内田光子とのモーツァルトのピアノ協奏曲のコンサートでも知られる。2017年4月ナイトの称号を授けられた。
第25回 (2017年度)「渡邉曉雄音楽基金音楽賞・特別賞」 音楽賞:該当者なし
特別賞:外山雄三、堤剛
公益信託渡邉曉雄音楽基金は、わが国の音楽界の発展に寄与することを願い1992年に設置され、「渡邉曉雄音楽基金音楽賞・特別賞」を設け、次代の音楽界を担う優秀な指揮者、及びオーケストラ界に貢献した関係者の顕彰を行い、もってわが国の音楽文化発展に寄与することを目的としている。
日本音楽著作権協会(JASRAC)は6月13日、BGMを利用していながら、著作権の手続きをしていない美容室など178事業者、352店舗に対し、簡易裁判所に民事調停を申し立てた。
今回の申し立てにおいて、全件数のうち163事業者、205店舗が美容室。
チェコ出身の指揮者イルジー・ビエロフラーヴェクが、5月31日死去した。享年71歳。1985年より日本フィルハーモニー交響楽団の首席客演指揮者を務めた
1977年プラハ交響楽団首席指揮者。1990年チェコ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督兼首席指揮者。2006年からBBC交響楽団の首席指揮者を務めていたが、2012年チェコ・フィルの首席指揮者に返り咲いた。
日本フィルとはビエロフラーヴェクが28歳の1974年4月に初共演し、マルティヌーの交響曲の日本初演をするなど、母国チェコの音楽を日本に広く紹介した。また、2006年日本フィル創立50周年の東京定期演奏会での「わが祖国」は、名演として語り継がれてきた。
第35回「ソレイユ音楽コンクール」(ピアノ部門・声楽部門)の本選が6月4日、南大沢文化会館主ホールにおいて開催され、下記の通り受賞者が決定した。
なお、受賞者発表コンサートは、8月31日(木)18:00より東京文化会館小ホールにて開催される。
<ピアノ部門>
第1位 音楽現代新人賞 (該当者無し)
第2位 優秀賞 齋藤 美穂(桐朋学園大学在)
第3位 審査員奨励賞 平 美織(東京音楽大学在)
入選 勝元和花奈(桐朋学園大学在)
安藤 有佳(東京音楽大学在)
和泉 茉莉(桐朋学園大学在)
<声楽部門>
第1位 音楽現代新人賞 チェン・ジンシン(東京藝術大学大学院在)
第2位 優秀賞 栗原 峻希(東京藝術大学大学院在)
第3位 審査員奨励賞 金山 京介(東京藝術大学大学院修)
入選 澤井 佑介(東京藝術大学在)
相島 百子(東京音楽大学大学院修)
野上 紗智(東京音楽大学大学院修)
木和田絢香(東京藝術大学大学院修)
松下美有紀(アントン・ブルックナー私立音楽大学大学院在)
川田 桜香(愛知県立芸術大学大学院修)
川口 詩子(武蔵音楽大学大学院修)
第9回「神戸国際フルートコンクール」は、6月3日に本選が行われ、エレーネ・ブルゲ (フランス) とユ・ユアン(中国)が第1位となった。
1985年にスタートした同コンクール(4年ごとに開催)は、世界的に活躍する著名なフルーティストをこれまで数多く輩出し、世界3大フルートコンクールの一つとして国際的に高い評価を受けている。
◇
第1位 エレーネ・ブルゲ (フランス)
第1位 ユ・ユアン(中国)
第3位 マリアンナ・ゾォナック(ポーランド)
第3位 ハン・ヨジン(韓国)
第3位 アンナ・コンドラシナ (ロシア)
第4位 秋元万由子(日本)
奨励賞 脇坂 颯(日本)
奨励賞 キム・ソヒョン (韓国)
オーディエンス賞 ハン・ヨジン (韓国)