2014年2月24日
NHK交響楽団第62回「尾高賞」の授賞作品は、猿谷紀郎と細川俊夫の作品に決定した。
今回は、国内52の音楽団体、音楽大学等に推薦を依頼し、11団体から24曲の推薦を受けた。
<授賞作品>
猿谷紀郎/交響詩「浄闇(じょうあん)の祈り2673」(2013)
(伊勢神宮式年遷宮広報本部委嘱)
細川俊夫/トランペット協奏曲「霧の中で」(2013)
(サントリーホール・ハンブルク北ドイツ放送交響楽団共同委嘱)
なお、第62回「尾高賞」の授賞作品は、6月27日(金)午後7時から東京オペラシティコンサートホールで開催される「MUSIC TOMORROW 2014」(指揮:高関健)で演奏される。
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2014年2月19日
毎年恒例の「東京・春・音楽祭 ―東京のオペラの森2014―」は、3月14日~4月13日 、東京文化会館などを会場として開催されるが、中でも4月5日と4月7日に、“東京春祭ワーグナー・シリーズ ”vol.5として開催されるワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」が注目される。
これは、指揮:マレク・ヤノフスキ、管弦楽:NHK交響楽団、ヴォータン:エギルス・シリンスなどのメンバーが揃い、演奏会形式で東京文化会館において開催されるもの。
なお、今後、“東京春祭ワーグナー・シリーズ「ニーベルングの指環」”は、2015年にvol.6「ワルキューレ」、2016年にvol.7「ジークフリート」、 2017年にvol.8「神々の黄昏」がそれぞれ演奏されることになっている。
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“東京春祭ワーグナー・シリーズ ”vol.5 ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」
序夜「ラインの黄金」
(演奏会形式/全1幕/ドイツ語上演/字幕映像付/上演時間:2時間30分<休憩なし>)
会場:東京文化会館 大ホール
日時:4月5日(土) 午後3時
4月7日(月) 午後7時
指揮:マレク・ヤノフスキ
管弦楽:NHK交響楽団
音楽コーチ:イェンドリック・シュプリンガー
出演:ヴォータン:エギルス・シリンス
ドンナー:ボアズ・ダニエル
フロー:マリウス・ヴラド・ブドイウ
ローゲ:アーノルド・ベズイエン
アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
ミーメ:ヴォルフガング・アブリンガー=シュペルハッケ
ファーゾルト:アイン・アンガー
ファーフナー:シム・インスン
フリッカ:クラウディア・マーンケ
フライア:藤谷佳奈枝
エルダ:エリーザベト・クールマン
ヴォークリンデ:小川里美
ヴェルグンデ:秋本悠希
フロースヒルデ:金子美香
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2014年2月18日
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2014」(主催:東京国際フォーラム)は、「10回記念 祝祭の日」をテーマに、オープニング 5月2日(金)、5月3日(土・祝)・5月4日(日・祝)・5月5日(月・祝)を開催期間として、東京国際フォーラム、よみうりホール、よみうり大手町ホールおよび大手町・丸の内・有楽町エリアで開催される。
今年は、これまで音楽祭を彩った10人の作曲家が、仲間を引き連れて東京国際フォーラムに帰って来る。
その10人の作曲家とは、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、ラヴェル、ガーシュウィン。
この輪にチャイコフスキーはラフマニノフ、ショパンはリストというようにそれぞれの仲間が加わる。サプライズ・ゲストも登場する。
公演プログラムは、もちろんLFJらしいオリジナリティにあふれたもの。17世紀から20世紀まで、クラシック音楽の流れを網羅する。
誰もが耳にしたことのある名曲の数々や知られざる傑作、LFJならではのスペシャルなコンサートまで“聴きどころ”がたっぷりある。
作曲家同士の出会いが生み出したインスピレーション、ジャンルを超越した作品など、“音楽のつながり”を感じることができる。
出演者も、毎回熱狂的なパフォーマンスを見せてくれるメンバーに加え、今年も注目の初出演アーティストが登場し、“祝祭”を繰り広げることになっている。
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2014年2月12日
指揮者の吉田裕史氏(45歳)は、イタリアのオーケストラ「ボローニャ歌劇場フィルハーモニー」の芸術監督に就任する。同国の著名オーケストラで、日本人が芸術監督に就くのは初。
吉田氏は、北海道旧常呂町(現北見市)生まれ、千葉県船橋市育ち。現在ボローニャ在住。
東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ウィーン国立音楽大学マスターコースにてディプロマ取得。シエナ・キジアーナ音楽院マスターコースにて研鑽を積む。
1999年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧し、バイエルン(ミュンヘン)、マンハイム、マルメの各歌劇場で研鑽を積む。
2005年第1回バルトーク国際オペラ指揮者コンクール第3位入賞。2007年ローマ歌劇場カラカラ野外劇場において「道化師」を指揮。130年以上の歴史を 誇る同歌劇場において日本人として初登場となった。
2013年7月イタリアにおいてオペラの普及に貢献した外国人に与えられる“カルーソー賞” を受賞。
現在、世界各地でオペラ指揮者としての活動を広げている。東邦音楽大学特任准教授、同大学院講師。
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2014年2月08日
東京都交響楽団は、2014年「日本・スイス国交樹立150周年」を祝う記念行事の一環で、10月13日にジュネーヴの由緒あるヴィクトリア・ホールで開催される特別コンサートへ出演が決定した。ブラームスのピアノ協奏曲第1番とサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」の2曲を演奏する。
都響は日本のオーケストラを代表して招待され、世界的に著名なふたりのスイス人アーティストのシャルル・デュトワ、クリスチャン・ツィメルマンと共演する。スイス出身の世界的指揮者シャルル・デュトワと、スイス在住の現代最高のピアニスト クリスチャン・ツィメルマン両氏と都響との共演は初めてのこと。ブラームスのピアノ協奏曲第1番、そしてサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」の2曲を演奏する。
日本とスイスとは、1864年に両国間で最初の修好通商条約が結ばれて以来、長い間友好関係が築かれてきた。2014年は国交樹立150周年を祝う記念イベントが数多く予定されている。
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2014年2月05日
佐村河内守氏のゴーストライターは、ピアニスト・作曲家の新垣 隆氏(にいがき たかし、1970年生まれ)であったことが判明した。
新垣氏は、桐朋学園大学音楽部作曲家を卒業し、現在、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師も勤めている。
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2014年2月05日
佐村河内 守は、2月5日のNHKテレビで、自作作品は、依頼して作曲した作品で、自作ではないことを明らかにした。
それでは誰が作曲したのか?
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2014年2月04日
ドイツの指揮者ゲルト・アルブレヒトが2月2日、ベルリンで死去した。享年78歳。
アルブレヒトは、1957年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。カッセル国立劇場 音楽総監督(1966年 – 1972年)、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者(1975年 – 1980年)、ハンブルク州立歌劇場 音楽総監督(1988年 – 1997年)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 首席指揮者(1993年 – 1996年)、読売日本交響楽団常任指揮者(1998年-2007年、2007年からは読響初の桂冠指揮者)を務めた。
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2014年1月27日
第24回新日鉄住金音楽賞は、ファゴットの福士マリ子とピアノの岩崎 淑が受賞した。
なお、受賞記念コンサートは、7月14日に紀尾井ホール(東京都千代田区)で開催することになっている。
【フレッシュアーティスト賞】
ファゴット:福士マリ子
<贈賞理由>鮮やかなテクニックをとおしてファゴットの美質と魅力を存分に引き出すことのできる逸材。オーケストラや室内楽ではアンサンブルをしっかり支える一方で、ソリストとしての音楽的センスに満ちた演奏も傑出している。ファゴットがいかに音楽表現の多様な可能性を持つ楽器であるかを示すことができる稀な奏者として高く評価したい。
【特 別 賞】
ピアノ:岩崎 淑
<贈賞理由>アンサンブル・ピアニストとして高く評価されている岩崎淑氏が、チェリストである弟の岩崎洸氏との二人三脚で行ってきた「沖縄ムーンビーチ・ミュージック・キャンプ&フェスティバル」、室内楽グループ「カロローザ」などを通じて、若い音楽家たち(特にピアニストたち)に、アンサンブル・アーティストとしての活動を意識させたその実績が高く評価されて、今回の受賞となった。
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2014年1月27日
第56回グラミー賞に、五嶋みどりのヴァイオリン演奏を収録したしたCD「ヒンデミット:バイオリン協奏曲、ウェーバーの主題による交響的変容、弦楽と金管のための協奏音楽」(エッシェンバッハ指揮北ドイツ放送交響楽団)が、最優秀クラシカル・コンペンディアム賞を受賞した。
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