クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2013年 1月

2013年1月31日

◆第1回国際音楽祭NIPPON、指揮者のエサ=ペッカ・サロネンなどが参加し2月2日 から開催


 第1回国際音楽祭NIPPON(芸術監督:諏訪内晶子)が2月2日(土) ~ 16日(土) 、横浜(横浜みなとみらいホール、横浜美術館)と 仙台(電力ホール)で開催される。

 同音楽祭は、①世界で活躍する現代作曲家の作品紹介と作品委嘱②マスタークラス・シンポジウムなど、現役の演奏家による教育プログラム③東日本大震災被災者の方々への支援④音楽と芸術(美術など)を通しての国際的な文化交流―を柱としている。

 主な出演者は、諏訪内 晶子(芸術監督・ヴァイオリン) 、レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)、エサ=ペッカ・サロネン(指揮者)、フィルハーモニア管弦楽団 (オーケストラ)、ピーター・ウィスペルウェイ (チェロ) 、江口 玲 (ピアノ) 。

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2013年1月30日

◆第23回新日鉄住金音楽賞、フレッシュアーティスト賞にヴァイオリニストの松田理奈、特別賞にメゾ・ソプラノの栗本尊子


 第23回新日鉄住金音楽賞(旧称・新日鉄音楽賞)のフレッシュアーティスト賞にヴァイオリニストの松田理奈、特別賞にメゾ・ソプラノの栗本尊子が決定した。

 贈呈記念行事は、7月17日に紀尾井ホールで開催される。

 フレッシュアーティスト賞(副賞300万円)の松田理奈は、1985年生まれの神奈川県出身。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースにて研鑽を積み、2006年ドイツ・ニュルンベルク音楽大学に編入。2007年に同大学、2010年には同大学院をそれぞれ首席にて卒業。2004年、第73回日本音楽コンクール第1位。併せてレウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。第12回ホテルオークラ音楽賞、秋吉台音楽アカデミー賞を受賞。

 特別賞(副賞100万円)の栗本尊子は、1920年生まれの福岡県出身。東京音楽学校(現東京芸術大学)卒業。1946年「蝶々夫人」のスズキ役でデビュー以来、バロックから現代作品に至る諸作、さらに邦人作品を中心に、数多くのオペラ公演で主要な役を務め、その大半が日本初演だった。NHK交響楽団の「第九」のソリストをはじめとするコンサートでも活躍。1977年以来、日本歌曲によるリサイタルもしばしば開催している。その一方で、洗足学園大学教授として後進の指導にも情熱を注いでいた。二期会名誉会員。

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2013年1月27日

◆桐朋学園大学、次期学長に梅津時比古氏


 桐朋学園大学は、堤剛学長の平成25年3月任期満了を控え、次期学長として 毎日新聞社東京本社学芸部専門編集委員の梅津時比古氏(64歳)を選任した。

 梅津時比古氏は、昭和46年早稲田大学文学部西洋哲学科卒業。昭和46年毎日新聞社東京本社編集局入社。昭和57年ケルン音大の歌曲伴奏科を中心にドイツの音楽教育を1年間研修。平成14年毎日新聞社東京本社学芸部専門編集委員(現在に至る)。平成16年早稲田大学非常勤講師を兼務(現在に至る)。平成22年桐朋学園大学特任教授を兼務(現在に至る)。

 平成22年に、音楽批評・音楽エッセイに新しい世界を開いたことにより、日本記者クラブ賞(平成21年度)を受賞した。

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2013年1月23日

◆KAZIMOTO、「ラン・ラン 東京公演」を健康上の理由により中止すると発表


 KAZIMOTOは、「ラン・ラン 東京公演」(1月24日:室内楽公演、1月26日:リサイタル)をランランの健康上の理由により中止すると発表した。

 滞在中の北京で急性の胃腸炎を発症したラン・ランは、来日実現のため治療に努めていたが、回復が遅れ、1月16日の名古屋公演、18日の大阪公演、22日の兵庫公演が中止となった。東京での「ラン・ラン祭」2公演に向け、引き続き治療に専念していたが、回復の目処が立たず、同2公演も中止せざるを得なくなったもの。

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2013年1月23日

◆音楽の友社、「コンサート・ベストテン2012」の第1位は新国立劇場「ピーター・グライムズ」


 音楽の友社は、月刊「音楽の友」2月号において、42人の音楽評論家・記者が選ぶ「コンサート・ベストテン2012」を発表し、新国立劇場「ピーター・グライムズ」が第1位となった。第5位までの順位は次の通り。なお、詳細は、月刊「音楽の友」2月号参照のこと。

第1位 19得点 新国立劇場「ピーター・グライムズ」
 2   12   マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団
 2   12   ラドゥ・ルプー(ピアノ)
 4   11   エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団第730回定期演奏会「新マーラー・ツィクルスⅠ・Ⅲ」
 5   10   サントリー芸術劇場財団サマーフェスティバル2012「オレステイア 3部作」
 5   10   東京二期会「パルジファル」
 5   10   日生劇場「メデア」

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2013年1月15日

◆第43回「イタリア声楽コンコルソ」、ミラノ大賞はメゾ・ソプラノの加藤のぞみ


 第43回「イタリア声楽コンコルソ」(主催:毎日新聞社/日本イタリア協会)受賞者が次の通り発表された。

 <ミラノ大賞> 加藤のぞみ(メゾ・ソプラノ)  東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程(オペラ専攻)在学中

 <シエナ大賞>千葉裕一 (バリトン)  国立音楽大学音楽学部声楽科卒業

 <金賞>薮田瑞穂(ソプラノ)  国立音楽大学声楽科卒業

 「イタリア声楽コンコルソ」は、創始者である日本イタリア協会初代会長中川牧三氏が、永年をかけて培ったイタリア音楽界との「信用と絆」を生かし、 トップレベルの声楽の技術を日本に根付かせるために活動を重ねてきた。音楽の基礎、基本、といわれる声楽「歌」技巧の芸術的重要性を広め、正統なベルカントを継承し伝えたいという強い信念を貫いている。同コンコルソは、そつのない完成度で「日本一」を選ぶというよりも、発声の方向性やマテリアルや心の表現を重視し、本場イタリアへ送って大きく育ってもらうことに力を注いでいる。

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2013年1月09日

◆沼尻竜典、独リューベック・フィルハーモニーの音楽総監督に就任


 沼尻竜典が、ドイツの名門オーケストラであるリューベック・フィルハーモニーの音楽総監督(GMD)に、2013年8月より就任する。

 沼尻竜典(1964年生まれ)は、東京都出身の指揮者。桐朋学園大学を卒業後、ベルリン芸術大学に留学。1990年第40回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。これまで、新星日響正指揮者、東フィル正指揮者、名古屋フィル常任指揮者、日本フィル正指揮者を歴任。

 オペラ指揮者としては、これまでケルン、ミュンヘン、ベルリン、シドニー、新国立劇場をはじめ国内外の劇場で指揮、さらに2007年よりびわ湖ホール第2代芸術監督に就任。1991年第1回「出光音楽賞」、1999年第7回「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」、2001年第51回「芸術選奨文部科学大臣新人賞」、2004年第3回齋藤秀雄メモリアル基金賞、2005年第46回毎日芸術賞、第23回中島健蔵音楽賞、2011年文化庁芸術祭優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。

 現在、びわ湖ホール芸術監督、群馬交響楽団の首席指揮者兼芸術アドバイザー、日本センチュリー響首席客演指揮者、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ音楽監督を務めている。

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