クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2015年 1月

2015年1月30日

◆東京交響楽団音楽監督ジョナサン・ノット、スイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任


 東京交響楽団の音楽監督ジョナサン・ノットが、2016/17年シーズンより、スイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任する。

  ジョナサン・ノット(1962年生まれ)は、イギリス・イングランド出身の指揮者。ケンブリッジ大学で音楽学を、ロイヤル・ノーザン音楽大学で声楽とフルートを学び、後に指揮者に転向した。

 2000年バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。これまでベルリン・フィルなど欧州の主要オーケストラに客演する一方、NHK交響楽団とも度々共演し、2014年9月には東京交響楽団第3代音楽監督に就任した。

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2015年1月25日

◆アイノラ交響楽団、シベリウス生誕150年を記念して記念演奏会を開催


 世界的に見ても珍しいシベリウス専門のオーケストラであるアイノラ交響楽団(正指揮者:新田ユリ)が、3月に東京で、シベリウス生誕150年を記念して演奏会を開催する。

 アイノラ交響楽団は、シベリウスの音楽をこよなく愛するアマチュア演奏家によって、2000年に設立され、2004年の第1回から2014年の第11回まで、毎年定期演奏会を開催してきた。

 オーケストラ名の「アイノラ」とは、フィンランド語で「アイノのいる場所」という意味で、シベリウスは最愛の夫人「アイノ」の名にちなみ、ヘルシンキ郊外にあるヤルヴェンパーという街に構えた自邸をそう呼んでいたことから名付けられた。

 正指揮者の新田ユリ氏は、日本シベリウス協会会長。国立音楽大学、桐朋学園、相愛大学、同志社女子大学で後進の指導に当たると同時に、アイノラ交響楽団正指揮者を務め、「森と湖の詩サロンコンサート」を主宰している。

                        ◇

主催:日本シベリウス協会~シベリウス生誕150年記念演奏会~

シベリウス:交響詩「クッレルヴォ」作品7

指揮:新田ユリ

管弦楽:アイノラ交響楽団

独唱:駒ヶ嶺ゆかり(メゾ・ソプラノ)
    末吉 利行(バリトン)

合唱指揮:Matti Hyökki

合唱指導:松原千振、山脇卓也

合唱:男声合唱Finlandia男声合唱団Laulu Miehet
    お江戸コラリアーず

会場:すみだトリフォニーホール大ホール(東京都墨田区)

日時:2015年3月3日(火)午後7時

                    ◇

 なお、4月12日(日)には、第12回定期演奏会が杉並公会堂(東京都杉並区)で開催される。曲目は、シベリウス:組曲「カレリア」 作品11とシベリウス:交響詩「クッレルヴォ」作品7。

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2015年1月23日

◆第25回新日鉄住金音楽賞、チェロの岡本侑也と音楽作家のひの まどかが受賞


 第25回新日鉄住金音楽賞は、フレッシュアーティスト賞にチェロの岡本侑也、特別賞に音楽作家のひの まどかが受賞した。

 贈賞理由は次の通り。

 チェロの岡本侑也は、2011年の日本音楽コンクールで一躍注目され、現在ドイツで研鑽を積んで、その資質に磨きをかけている。彼の進境ぶりは昨夏の紀尾井ホールでのリサイタルではっきり示され、自然な音楽の運びのうちに細部を綿密に彫琢したその演奏が高く評価された。将来性を秘めた大器。

 音楽作家のひの まどかは、砲撃、空襲、飢え、寒さの極限で、音楽と共に生きた人たちがレニングラードにいたこと、そして誇りを失わぬ美しい人生だったことを「戦火のシンフォニー」で描いた。綿密な取材とおさえた筆で、この人でなければできない仕事である。

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2015年1月21日

◆月刊「レコード芸術」の“リーダーズ・チョイス”、第1位はラトル指揮ベルリン・フィル


 月刊「レコード芸術」(音楽之友社)は、毎年恒例の“リーダーズ・チョイス”アンケート集計結果のベスト20を発表した。

 第1位は、ラトル指揮ベルリン・フィルのストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》,同《ミューズの神を率いるアポロ》他〈録音2007年9月~2012年11月(L)〉[ワーナー・クラシックス D WPGS50001]が獲得した。

 詳細は、「レコード芸術」2月号に掲載。

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2015年1月20日

◆写真家の木之下晃氏が死去(享年78歳)


 クラシック音楽の演奏家を専門に撮り続けた写真家の木之下晃氏が死去した。享年78歳。

 世界的な指揮者のカラヤンやバーンスタイン、歌手のマリア・カラスら、クラシック音楽演奏家のコンサートやポートレートを撮影。

 この功績で、2005年には、日本写真家協会作家賞を受賞した。

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2015年1月19日

◆札幌交響楽団、尾高忠明音楽監督の任期満了に伴い、4月から、マックス・ポンマーが首席指揮者に就任


 札幌交響楽団は、音楽監督の尾高忠明が、3月末に任期満了を迎える。

 これに伴い、これまで3年をかけて取り組んできた「シベリウス交響曲全曲演奏会」の最終公演が、2月13日に札幌コンサートホール「Kitara」、2月17日に東京「サントリーホール」で開催される。

 曲目は、シベリウス交響曲第5番/第6番/第7番。

 また、4月からは、マックス・ポンマー(78歳)が首席指揮者に就任する。

 ポンマーは、1936年ドイツ・ライプツィヒ出身、これまでにライプツィヒ新バッハ合奏団芸術監督、ライプツィヒ放送交響楽団首席指揮者などを歴任。

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2015年1月17日

◆新日フィルの次期音楽監督に上岡敏之が就任


 指揮者の上岡敏之が、2016年9月から2021年8月末の5年間、新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に就任する。

 就任に先立ち、2015年4月からは、アーティスティック・アドヴァイザーとして積極的に新日本フィルに関わることになっている。

 音楽監督就任後は、自主公演(定期演奏会など)の1/3~1/2に出演する予定。

 上岡敏之は、東京芸術大学で学ぶ。ロータリー国際奨学生として、ハンブルク音楽大学に留学。1992年から1996年まではエッセンの市立アールト劇場の第一カペルマイスターを務め、その後、8年間にわたり、ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽総監督を務めた。1998/99シーズンより、ヘアフォートの北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も歴任。2004年からは、ヴッパータール市立歌劇場音楽総監督に就任。2009年から5年間ザールランド州立歌劇場音楽総監督に転身する際に、ヴッパータール市からの強い要請を受けてヴッパータール響の首席指揮者も兼任。そして、2014年シーズンよりヴッパータール市立歌劇場のインテンダントに就任したのを機に、同歌劇場の音楽総監督にも返り咲き、現在に至っている。2004/05年の冬学期からは、ザールブリュッケン音楽大学の指揮科正教授の要職にある。

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