2015年1月25日
世界的に見ても珍しいシベリウス専門のオーケストラであるアイノラ交響楽団(正指揮者:新田ユリ)が、3月に東京で、シベリウス生誕150年を記念して演奏会を開催する。
アイノラ交響楽団は、シベリウスの音楽をこよなく愛するアマチュア演奏家によって、2000年に設立され、2004年の第1回から2014年の第11回まで、毎年定期演奏会を開催してきた。
オーケストラ名の「アイノラ」とは、フィンランド語で「アイノのいる場所」という意味で、シベリウスは最愛の夫人「アイノ」の名にちなみ、ヘルシンキ郊外にあるヤルヴェンパーという街に構えた自邸をそう呼んでいたことから名付けられた。
正指揮者の新田ユリ氏は、日本シベリウス協会会長。国立音楽大学、桐朋学園、相愛大学、同志社女子大学で後進の指導に当たると同時に、アイノラ交響楽団正指揮者を務め、「森と湖の詩サロンコンサート」を主宰している。
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主催:日本シベリウス協会~シベリウス生誕150年記念演奏会~
シベリウス:交響詩「クッレルヴォ」作品7
指揮:新田ユリ
管弦楽:アイノラ交響楽団
独唱:駒ヶ嶺ゆかり(メゾ・ソプラノ)
末吉 利行(バリトン)
合唱指揮:Matti Hyökki
合唱指導:松原千振、山脇卓也
合唱:男声合唱Finlandia男声合唱団Laulu Miehet
お江戸コラリアーず
会場:すみだトリフォニーホール大ホール(東京都墨田区)
日時:2015年3月3日(火)午後7時
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なお、4月12日(日)には、第12回定期演奏会が杉並公会堂(東京都杉並区)で開催される。曲目は、シベリウス:組曲「カレリア」 作品11とシベリウス:交響詩「クッレルヴォ」作品7。