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2016年1月25日

◆第26回「新日鉄住金音楽賞」、ピアニストの三浦友理枝とラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭事務局の山田正幸が受賞


 第26回「新日鉄住金音楽賞」は、ピアニストの三浦友理枝(フレッシュアーティスト賞)とラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭事務局の山田正幸(特別賞)が受賞した。

 第26回新日鉄住金音楽賞各賞の贈呈は、新日鐵住金において行う。また、別途、第26回新日鉄住金音楽賞受賞記念コンサートを、7月20日に紀尾井ホール(東京都千代田区紀尾井町)で開催する予定。

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「フレッシュアーティスト賞」 三浦友理枝(ピアノ)

【贈賞理由】

 三浦友理枝さんは作品に対する誠実なアプローチのうちに、濃こまやかな表情を息づかせるピアニストである。その演奏は自然な息遣いの中に芳醇な味わいを感じさせ、とりわけ音色と響きに対する鋭敏なセンスには卓抜したものがある。昨年のラヴェルのピアノ作品全曲チクルスで示されたように、彼女のそうした美質は最近さらに深化をみせており、今後の一層の成熟を期待して今回の受賞者に決定した。(選考委員:寺西基之)

「特 別 賞」 山田 正幸(ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭 事務局 チーフ・プロデューサー)

【贈賞理由】

 山田正幸さんは、1988年のオーケストラ・アンサンブル金沢創立時から同団エグゼクティヴ・プロデューサーとして音楽監督・岩城宏之さんを支え、同団発展の屋台骨として卓越した手腕を発揮してきた。定年退職後もラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭や各種オペラ公演などの企画・実行の核であり、また能楽、邦楽の人材を総合的な音楽シーンへ導くなど、金沢からのユニークかつ上質な文化発信の「顔」であり、まさに稀有な存在である。(選考委員:池辺晋一郎)

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