クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2017年 9月

2017年9月20日

◆第66回「ミュンヘン国際音楽コンクール」で久末 航が第3位


 ドイツ、ミュンヘンで行われたドイツ公共放送ARD主催の第66回「ミュンヘン国際音楽コンクール」のピアノ部門で、大津市出身の久末 航が第3位に入賞した。また、課題曲の演奏が優れていたとして特別賞も受賞した。

 久末 航は、滋賀県立膳所高を卒業後、現在ドイツのフライブルク音楽大に留学中。

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2017年9月20日

◆第24回「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」のヴァイオリン部門で中村太地が優勝、ピアノ部門で神足麻由が第2位


 オーストリア南部ペルチャッハで開催された第24回「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」のヴァイオリン部門でウィーン国立音楽大学大学院在学中の中村太地が第1位、ピアノ部門でウィーン国立音楽大学在学中の神足麻由が第2位に入賞した。

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2017年9月20日

◆第27回「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」で藤田真央が優勝


 スイスで行われた第27回「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」で、東京音楽大学1年の藤田真央が第1位のクララ・ハスキル賞を受賞した。

 同コンクールは、往年のルーマニア出身のピアニストのクララ・ハスキルを讃えて1963年に設立され、2年ごとに開催されいるピアノコンクール。

 これまで、クリストフ・エッシェンバッハや河村尚子など、同コンクールの優勝者から多くの逸材を生んでいる。

 藤田真央は、これまで2013年「ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール」第1位、2016年「浜松国際ピアノアカデミーコンクール」第1位、「ジーナ・バッカウアー国際ヤングピアノコンクール」第3位、などの受賞歴を持つ。

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2017年9月18日

◆山田和樹、読響の首席客演指揮者に就任


 読売日本交響楽団は、2018年4月1日付で山田和樹を首席客演指揮者に迎えると発表した。

 最初の任期は、2021年3月末までの3年間。これで読響の首席客演指揮者は、コルネリウス・マイスターと合わせて二人体制となる。

 山田和樹は、2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。スイス・ロマンド管の首席客演指揮者などを歴任した後、現在はモンテカルロ・フィルの芸術監督兼音楽監督を務め、国内では日本フィルの正指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長なども兼任している。

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2017年9月18日

◆第8回「武蔵野市国際オルガンコンクール」、アマンダ・モール(アメリカ)が優勝


 第8回「武蔵野市国際オルガンコンクール」の本選が9月17日、武蔵野市民文化会館小ホールで開催され、アマンダ・モール(アメリカ)が優勝した。

 「武蔵野市国際オルガンコンクール」(4年ごとに開催)は、1988年の第1回から29年、今年第8回目を迎えた。同コンクールは、アジアで唯一の国際オルガンコンクールとして世界からの注目も高い。世界中から応募があり、難関オーディションを突破した15名により競われた。

                              ◇

      第1位 アマンダ・モール(アメリカ)
      第2位 トーマス・エドウィン・ゲイナー(ニュージーランド)
      第3位 カテリン・エマーソン(アメリカ)
      第4位 千田寧子(日本)
      第5位 木村理佐(日本)

      聴衆賞 千田寧子

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2017年9月13日

◆第4回「柴田南雄音楽評論賞」、鐵 百合奈と堀内彩虹が受賞


 第4回「柴田南雄音楽評論賞」は、鐵 百合奈と堀内彩虹が受賞した。

 同賞は、音楽評論を社会に広め、音楽文化の質の向上に貢献することのできる音楽評論家を育てることを目標として、将来期待される個人に対し、その活動を顕彰し、または助成する賞金を授与することを趣旨としている。2013年度より桐朋学園が運営。

                              ◇

鐵 百合奈

 東京藝術大学大学院修士課程在学中 ピアノ専攻

 [個評] パドモアとフェルナーの《冬の旅》道なき道の遠近感
 [個評] 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」のトリオ・エリオス 極限の精神に迫る
 [音楽評論] 「ソナタ形式」からの解放 ~ベートーヴェンの「第二主題」が投げ掛けるもの~

堀内彩虹 

 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程在籍

 [個評] 〈歌曲(リート)の森〉~詩と音楽Gedichte und Musik~ 第21編
      ナタリー・シュトゥッマン シューベルトを歌う 第1夜 室内楽伴奏とともに
 [個評]赤地カレン 歌&ゴシックハープSolo recital Viva! Canta! Suona!~生きて!歌って!奏でて!
 [音楽時評] 音楽の共有(不)可能性-感覚に忠実な聴取がもたらす新時代のコミュニケーション論-

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2017年9月13日

◆「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門、セネガルの作詞家・作曲家・歌手のユッスー・ンドゥールが受賞


 高松宮殿下記念世界文化賞の2017年の受賞者が発表され、音楽部門はセネガルの首都ダカール出身の作詞家・作曲家・歌手のユッスー・ンドゥールが受賞した。

 ユッスー・ンドゥールは、セネガル、ダカール出身の作詞家・作曲家・歌手。グリオ(語り部)の家系に生まれ、12歳から音楽活動を始める。西アフリカ固有のリズム「ンバラ」をモダンにアレンジし、伝統音楽にさまざまな民族音楽や欧米ポップ・ミュージックのエッセンスを取り入れ、1980−90年代の「ワールド・ミュージック」ブームを牽引。

 1985年、ピーター・ガブリエルやポール・サイモンらが参加したアルバム「ネルソン・マンデーラ」で世界的アーティストの地位を築いた。2004年発表のアルバム「エジプト」でグラミー賞受賞。2011年、政治活動に専念するため音楽活動を一時停止したが、2年半後に復帰。日本ではホンダ・ステップワゴンのCMソングで有名だが、2006年に10年振りの来日公演。今年4月、最新アルバム「アフリカ・レック」が日本でも発売された。セネガルから世界文化賞の初受賞。

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2017年9月04日

◆第27回「芥川作曲賞」、茂木宏文の「不思議な言葉でお話しましょ!」が受賞


 第27回「芥川作曲賞」は、茂木宏文の「不思議な言葉でお話しましょ!」が受賞した。

 <贈賞理由>ユニークなタイトルにふさわしい内容を持つ秀作。多彩な流れのなかに独特の印象を与える楽句を巧みに織り込み、優れた楽器用法と精緻なオーケストレーションによって、推進力のある独創的な音楽世界を生み出した。新鮮なファンタジーと筆力・構成力を持ち、作曲家としての豊かな将来性を感じさせる。

 茂木宏文は、1988年生まれ。2014年東京音楽大学大学院作曲指揮専攻作曲研究領域修了。現在、東京音楽大学非常勤研究員。第3回「山響作曲賞21」を受賞。2015年「ヴァレンティノ・ブッキ国際作曲コンクール」ファイナリスト。2016年度「武満徹作曲賞」第1位受賞。

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