2013年2月22日
第61回「尾高賞」は、野平一郎の「彼方、そして傍らに~ハープと室内オーケストラのための~(2012)」(篠﨑史子委嘱作品)に決定した。
NHK交響楽団「尾高賞」は、故・尾高尚忠氏の生前の音楽界に遺した功績を讃えて1952年(昭和27年)に制定され、本年で第61回を迎えることになった。今回は、国内51の音楽団体、音楽大学等に推薦を依頼し、12団体から25曲の推薦があった。
授賞作品は、6月25日午後7時から東京オペラシティコンサートホールで開催される「MUSIC TOMORROW 2013」(指揮:下野竜也)でされることになっている。
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2013年2月21日
スイスで毎年開催されるヨーロッパ屈指のルツェルン音楽祭と連携した世界的な音楽イベント「Lucerne Festival ARK NOVA in 松島」(仮称)が、9月27日から10月14日までの18日間にわたって宮城県松島町で開催されるもよう。
アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団などが参加する「ルツェルン・フェスティヴァル」の引越し公演なども予定されているという。
ルツェルン音楽祭は、スイスのルツェルンにおいて、毎年夏に行われるクラシック音楽の音楽祭。トスカニーニなどによって1938年に第1回の国際音楽祭が開催された。現在、世界の超一流の音楽家・演奏家が参加して毎年、7月末から8月にかけて行われている。
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2013年2月18日

「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」は、2013年開催計画を次の通り発表した。
開催期間:2013年8月12日~9月7日の27日間
<公式公演>
(1)オペラ ダブルビル(2本立て)
ラヴェル:「こどもと魔法」、「スペインの時」(グラインドボーン音楽祭との共同制作)
公演日 8月23日(金)、25日(日)、28日(水)、31日(土)
会場 まつもと市民芸術館
演奏 サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮 「こどもと魔法」/小澤征爾、「スペインの時」/ステファヌ・ドゥネーヴ
演出 ロラン・ペリー
出演 「こどもと魔法」
イザベル・レナード、ポール・ガイ、イヴォンヌ・ネフ、アナ・クリスティ、マリー・ルノルマン、エリオット・マドア、ジャン=ポール・フーシェクール、藤谷佳奈枝、SKF松本合唱団、SKF松本児童合唱団
「スペインの時」
イザベル・レナード、エリオット・マドア、ジャン=ポール・フーシェクール、デビット・ポルティーロ、ポール・ガイ
(2)オーケストラ公演 〈2公演〉
モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 K. 319
リゲティ:フルートとオーボエのための二重協奏曲(Solo flute:ジャック・ズーン、Solo oboe:フィリップ・トーンドゥル)
R. シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 作品30
公演日 9月3日(火)、4日(水)
会場 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
演奏 サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮 大野和士
(3)ふれあいコンサートⅠ〈1公演〉
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲より
シューベルト:弦楽五重奏曲 作品163, D. 956
公演日 8月21日(水)
会場 ザ・ハーモニーホール
演奏 ミケランジェロ弦楽四重奏団(1st Violin:ミハエラ・マルティン、2nd Violin:ダニエル・アウストリッヒ、Viola:今井信子、Cello:フランツ・ヘルメルソン)、
Cello:原田禎夫
(4)ふれあいコンサートⅡ 〈1公演〉
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 変ロ長調 K. 502
ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 作品81 ほか
公演日 8月27日(火)
会場 ザ・ハーモニーホール
演奏 Violin:渡辺實和子、Viola:今井信子、Flute:セバスチャン・ジャコー、Harp:吉野
直子、Piano:野平一郎 ほか
(5)ふれあいコンサートⅢ 〈1公演〉
モーツァルト:セレナード第11番 変ホ長調 K. 375 ほか
公演日 8月30日(金)
会場 ザ・ハーモニーホール
演奏 Cello:イズー・シュア、Flute:ジャック・ズーン、Harp:吉野直子、SKO管楽器メンバー
(6)ストラヴィンスキー:「兵士の物語」 (まつもと市民芸術館との共同制作)
公演日 8月22日(木)、24日(土)2公演、26日(月)、27日(火)
会場 まつもと市民芸術館
音楽監督 小澤征爾
芸術監督・演出 串田和美
演奏 Violin:白井圭、Contrabass:谷口拓史、Clarinet:吉田誠、Bassoon:福士マリ子、Trumpet:只友佑季、Trombone:今村岳志、Percussion:前田啓太
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2013年2月18日
毎年恒例の「東京・春・音楽祭 −東京のオペラの森2013」が 2013年3月15日(金)〜4月14日(日) 、上野恩賜公園などを会場に開催される。
オペラ公演では、東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.4として、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(演奏会形式、全3幕、ドイツ語上演・字幕映像付き、上演時間:約5時間30分<休憩2回含む>)が開催される。数あるワーグナー作品の中でも、人気も高い喜劇作品を、バイロイト音楽祭で同作品を指揮し喝采を浴びたヴァイグレ、人気の歌手陣、N響、オペラシンガーズという最高の組み合わせで行われる。
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(演奏会形式、全3幕、ドイツ語上演・字幕映像付き)
会場:東京文化会館 大ホール
日時:4月4日(木) 午後3時/4月7(日) 午後3時
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
管弦楽:NHK交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:トーマス・ラング、宮松重紀
音楽コーチ:イェンドリック・シュプリンガー
出演:ハンス・ザックス:アラン・ヘルド
ポークナー:ギュンター・グロイスベック
フォーゲルゲザング:木下紀章
ナハティガル:山下浩司
ベックメッサー:アドリアン・エレート
コートナー:甲斐栄次郎
ツォルン:大槻孝志
イスリンガー:土崎 譲
モーザー:片寄純也
オルテル:大井哲也
シュヴァルツ:畠山 茂
フォルツ:狩野賢一
ヴァルター:クラウス・フロリアン・フォークト [メッセージ動画]
ダフィト:ヨルグ・シュナイダー
エファ:ガル・ジェイムズ
マグダレーネ:ステラ・グリゴリアン
夜警:ギュンター・グロイスベック
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2013年2月07日
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2013」のテーマと開催日が発表された。
第9回を迎える今回のテーマは、「パリ、至福の時」。19世紀後半から現代まで、ビゼーから、ドビュッシー、ラヴェル、サティを経てブーレーズまで、19世紀後半から現在までのフランスの作曲家たち、そして20世紀初頭パリで活動したスペインの作曲家たちも交えて、この150年間、パリを彩った音楽のパノラマが繰り広げられる。
開催日時は、2013年5月3日(金/祝)―5月5日(日/祝)で、オープニングセレモニーは5月2日(木)開催される。会場は東京国際フォーラム、よみうりホールおよび東京・丸の内エリア。
来場者見込み数は、約48万人(うち東京国際フォーラムは約40万人)。公演数は、 約330公演(うち有料公演は約130公演)を予定している。
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2013年2月07日
第11回東京音楽コンクールの開催要項がこのほど発表された。 応募受付期間は、2013年4月26日(金)~5月10日(金)(必着・送付受付のみ)。本選は、 ピアノ部門が年8月20日、弦楽部門が8月22日、木管部門が8月24日、声楽部門が8月25日。
東京音楽コンクール(主催:東京文化会館、読売新聞社、花王、東京都)は、優れた素質を持つ新人音楽家を発掘し、育成・支援を行うことを目的として毎年開催されている。本選では、オーケストラとのコンチェルトで音楽性や技術を競う。
また、各部門で聴衆による投票を行い、強く印象に残り、最も多い票を得た出場者に「聴衆賞」が贈られることになっている。
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2013年2月02日
NHK-Eテレで新番組「クラシック音楽館」(毎週日曜21:00~23:00<最終週をのぞく>)が、4月7日(日)からスタートする。
新番組では、NHK交響楽団の定期演奏会を中心に、国内、海外の一流クラシックコンサートを2時間にわたり、ノーカットで放映する。
また、地方オーケストラや、外来アーティストの注目の日本公演なども適宜取り上げることになっている。
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2013年1月31日
第1回国際音楽祭NIPPON(芸術監督:諏訪内晶子)が2月2日(土) ~ 16日(土) 、横浜(横浜みなとみらいホール、横浜美術館)と 仙台(電力ホール)で開催される。
同音楽祭は、①世界で活躍する現代作曲家の作品紹介と作品委嘱②マスタークラス・シンポジウムなど、現役の演奏家による教育プログラム③東日本大震災被災者の方々への支援④音楽と芸術(美術など)を通しての国際的な文化交流―を柱としている。
主な出演者は、諏訪内 晶子(芸術監督・ヴァイオリン) 、レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)、エサ=ペッカ・サロネン(指揮者)、フィルハーモニア管弦楽団 (オーケストラ)、ピーター・ウィスペルウェイ (チェロ) 、江口 玲 (ピアノ) 。
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2013年1月30日
第23回新日鉄住金音楽賞(旧称・新日鉄音楽賞)のフレッシュアーティスト賞にヴァイオリニストの松田理奈、特別賞にメゾ・ソプラノの栗本尊子が決定した。
贈呈記念行事は、7月17日に紀尾井ホールで開催される。
フレッシュアーティスト賞(副賞300万円)の松田理奈は、1985年生まれの神奈川県出身。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースにて研鑽を積み、2006年ドイツ・ニュルンベルク音楽大学に編入。2007年に同大学、2010年には同大学院をそれぞれ首席にて卒業。2004年、第73回日本音楽コンクール第1位。併せてレウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。第12回ホテルオークラ音楽賞、秋吉台音楽アカデミー賞を受賞。
特別賞(副賞100万円)の栗本尊子は、1920年生まれの福岡県出身。東京音楽学校(現東京芸術大学)卒業。1946年「蝶々夫人」のスズキ役でデビュー以来、バロックから現代作品に至る諸作、さらに邦人作品を中心に、数多くのオペラ公演で主要な役を務め、その大半が日本初演だった。NHK交響楽団の「第九」のソリストをはじめとするコンサートでも活躍。1977年以来、日本歌曲によるリサイタルもしばしば開催している。その一方で、洗足学園大学教授として後進の指導にも情熱を注いでいた。二期会名誉会員。
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2013年1月27日
桐朋学園大学は、堤剛学長の平成25年3月任期満了を控え、次期学長として 毎日新聞社東京本社学芸部専門編集委員の梅津時比古氏(64歳)を選任した。
梅津時比古氏は、昭和46年早稲田大学文学部西洋哲学科卒業。昭和46年毎日新聞社東京本社編集局入社。昭和57年ケルン音大の歌曲伴奏科を中心にドイツの音楽教育を1年間研修。平成14年毎日新聞社東京本社学芸部専門編集委員(現在に至る)。平成16年早稲田大学非常勤講師を兼務(現在に至る)。平成22年桐朋学園大学特任教授を兼務(現在に至る)。
平成22年に、音楽批評・音楽エッセイに新しい世界を開いたことにより、日本記者クラブ賞(平成21年度)を受賞した。
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