クラシック音楽 ニュース


2015年2月14日

◆「熱狂の日音楽祭2015」のテーマは「PASSION(パシオン) 恋と祈りといのちの音楽」

 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2015」は、5月2日(土)・3日(日・祝)・4日(月・祝)の会期で、東京国際フォーラム、よみうりホール、大手町・丸の内・有楽町エリアおいて開催されるが、このほど今年のテーマが「PASSION(パシオン) 恋と祈りといのちの音楽」と発表された。

 パシオンとは、魂の奥底からあふれ出る強い感情のこと。PASSIONといえば、私たちはまず「情熱」といった意味合いを思い浮かべるが、この言葉はキリストの受難を題材とした曲のことも指すという。だから、バッハのマタイ受難曲のような作品も、ベートーヴェンの「熱情」も、ともに「パシオン」の範疇に含まれる。

 これまでは特定の作曲家や時代をテーマにしてきたが、今回は「パシオン」という抽象的なテーマになった。

 今回は過去5世紀にわたる音楽の歴史のなかから、祈りのパシオン、恋のパシオン、いのちのパシオンの3つをテーマに、400曲が演奏されることになっている。

 ルネサンスやバロック期の音楽から、ロマン派、現代音楽まで、さらにはそれらのルーツといえる民俗音楽も対象にしている。

 具体的な作曲家や曲名は、モンテヴェルディのマドリガーレ、バッハの受難曲、ベートーヴェンの「熱情」「月光」、ベルリオーズの幻想交響曲、シェーンベルクの「清められた夜」、プーランクの「人間の声」など。

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