2019年4月19日
ピアノのイェルク・デームスが死去した。享年90歳。
イェルク・デームス(1928年―2019年)はオーストリア出身。日本では、パウル・バドゥラ=スコダ、フリードリヒ・グルダとともに「ウィーン三羽烏」と呼ばれていた。
1956年「ブゾーニ国際コンクール」で優勝し、一躍世界にその名を知られた。室内楽や歌手の伴奏者も務めるなど、ウィーンを拠点に活動したが、日本へもたびたび来日していた。
東日本大震災の直後にも来日公演を行うほどの親日家。2018年11月に来日したのが最後となった。