2012年4月26日
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012」(主催:東京国際フォーラム)は、4月27日~5月5日の間、東京国際フォーラム、よみうりホール、東京・丸の内エリアで開催される。前夜祭は5月2日に行われ、今年のテーマは「サクル・リュス (ロシアの祭典)」。期間中の来場者は約48万人(内 東京国際フォーラム約40万人)で、公演数は約350公演(内有料公演150公演)を見込んでいる。
「ラ・フォル・ジュルネ」とは、フランス北西部の港町ナントで、1995年に誕生したクラシック音楽祭。クラシック音楽の常識を覆すユニークなコンセプトに貫かれ、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のネーミングそのまま、ヨーロッパの数ある音楽祭の中でもっともエキサイティングな展開を見せている。
2005年には東京に上陸したが、2007年の来場者数は100万人を超え、2011年までには述べ480万人の来場者数に達し、世界でも最大級のクラシック音楽祭に成長している。
同音楽祭の特徴は、①公演時間は約45分②朝から晩までいくつものプログラムを気軽に楽しめる③国内外の一流の演奏を低料金で楽しめる④多彩な無料イベントを開催⑤0歳児からクラシックファンまで、誰でも楽しめる⑥街全体が音楽であふれた「お祭り」ムード一色。
今年のテーマは、「ロシアの祭典」を意味する「サクル・リュス」。これは、20世紀のあらゆる音楽に変革をもたらすことになったストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」にちなんだもの。19世紀から現代までの激動のロシアで革新的でスピリチュアルな音楽潮流を生み出した作曲家たちが登場する。グリンカ、「ロシア5人組」(バラキレフ、キュイ、リムスキー=コルサコフ、ボロディン、ムソルグスキー)にはじまり、ロシアが誇る大作曲家であるチャイコフスキー、ラフマニノフ、20世紀の音楽界を飾るストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、そしてシュニトケ、グバイドゥーリナ、アルヴォ・ペルトまで。ロシア音楽の変遷をたどる、驚きと感動に満ちた広大なパノラマが展開される。