2012年7月17日
第10回国際オーボエコンクール・軽井沢(主催:ソニー音楽財団)が、9月30日~10月7日、長野県の軽井沢大賀ホールにて開催される。また、10月8日には、上位入賞者&審査委員コンサートが行われることになっている。
国際オーボエコンクールは、1985年より3年毎に開催している世界でも有数のオーボエ単独の国際コンクール。第7回までは東京において、2006年の第8回からは、長野県の軽井沢大賀ホールにおいて開催している。
今回の第10回コンクールには27の国と地域より、160名の応募があった。
第1次予選: 2012年9月30日(日)・10月1日(月)
◇第1次予選通過者発表:10月1日(月)
第2次予選: 2012年10月3日(水)・4日(木)・5日(金)
◇第2次予選通過者発表:10月5日(金)
本選及び表彰式: 2012年10月7日(日)
上位入賞者&審査委員コンサート: 2012年10月8日(月・祝)
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2012年7月13日
第33回霧島国際音楽祭(主催:鹿児島県他)が、7月18日(水)から8月5日(日)まで、「霧島国際音楽ホール(愛称:みやまコンセール)」など鹿児島県下の各会場で開催される。
霧島国際音楽祭は、1975年、来日中のゲルハルト・ボッセ氏 (当時、東独ゲヴァントハウス管弦楽団第一コンサートマスター) に、鹿児島の教育者が講習会開催を持ちかけたことが発端で1980年から毎年開催されてきた。「志があっても留学できない学生のために、優れた音楽家による教育と音楽会を聴ける機会をつくる」ことが目的であった。場所は国立公園に接する温泉観光地・霧島高原が選ばれ、音楽祭の理念には「技術的にも、人間的にも自立できる音楽家を育てること」が掲げられた。市民の献身と音楽家の情熱でスタートした音楽祭は、その後の長期不況の中でも、着実に成長してきた。
なお、7月29日(日)には、「ゲルハルト・ボッセ名誉音楽監督追悼特別コンサート」が開催されることになっている。ゲルハルト・ボッセ氏は、今年2月1日に90歳で没した。1980年、霧島国際音楽祭を創設し、音楽監督を務め、2001年からは同音楽祭名誉音楽監督に就任した。2011年にはゲヴァントハウス管弦楽団より名誉団員の称号が贈られるなど、世界のクラシック音楽界に大きな足跡を残した。
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2012年7月12日
アジア唯一の国際的なヴィオラ単独のコンクールである「東京国際ヴィオラコンクール」の本選の結果が次の通り発表された。
第1位:ウエンティン・カン (中国)
第2位:バーバラ・ブントロック (ドイツ)
第3位: 牧野葵美 (日本)
第4位: アドリエン・ボワソー (フランス)
東京国際ヴィオラコンクールは、1992年、世界的ヴィオラ奏者・今井信子の提唱により「ヴィオラの礼賛」「優れたヴィオラ作品紹介と新作発表」「若手の育成」の3つをコンセプトにスタートしたヴィオラのための祭典“ヴィオラスペース”の一環として、3年に1度開催するもの。コンクールの入賞者には、翌年以降のヴィオラスペースへの出演が約束される。
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2012年7月08日
NHK交響楽団は、2015年9月よりパーヴォ・ヤルヴィを首席指揮者に迎えると発表した。
契約は2015年9月から3年間で、これに先立ち2015年2月には定期公演に出演することになっている。このほか海外公演も計画されており、N響の世界的評価を高めるものと期待される。
パーヴォ・ヤルヴィは、1962年、エストニアの首都タリンに生まれる。音楽の名門一家の出身で、父(ネーメ)と弟(クリスティアン)も世界的指揮者として名高い。タリン音楽院で学んだ後、1980年家族で渡米。スウェーデンのマルメ交響楽団首席指揮者、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団首席客演指揮者、シンシナティ交響楽団音楽監督を歴任。
現在、パリ管弦楽団音楽監督、フランクフルト放送交響楽団音楽監督、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督を務めている。
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2012年7月05日
大友直人が、群馬交響楽団の次期音楽監督に就任する。就任期間は、2013年4月1日から3年間。
大友直人は、桐朋学園大学を卒業後、1986年より1988年まで日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者。1991年より東京交響楽団の正指揮者、2004年より同団の常任指揮者に就任。1995年、京都市交響楽団の正指揮者に就任し、現在、桂冠指揮者。2004年、東京文化会館の音楽監督に就任。
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2012年7月02日
パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)が、7月5日~31日、札幌市で開催される。「PMFオープニング・セレモニー&コンサート」は、次の要領で行われる。
<PMFオープニング・セレモニー&コンサート>
日時:2012年7月7日(土) 午後1時
会場:札幌芸術の森・野外ステージ“レナード・バーンスタイン・メモリアル・ステージ”
出演:エイヴィン・グルベルグ・イェンセン(指揮)
アンドレア・バケッティ(ピアノ)
PMFヨーロッパ/PMFオーケストラ
曲目:<プレコンサート>
モーツァルト(セントパーリ編):歌劇「魔笛」からブラス・アンサンブルによる「序曲」
ワーグナー(ハール編):歌劇「ニュルンベルクのマイスター・ジンガー」第1幕への前奏曲
チャイコフスキー(セントパーリ編):「眠りの森の美女」から
<PMFオーケストラによる演奏>
バーンスタイン:「キャンディード」 序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第11番
入場料:無料
パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)は、世界の若手音楽家の育成を目的とした国際教育音楽祭。20世紀を代表する音楽家、レナード・バーンスタインの提唱で1990年に始まり 、毎年夏、札幌を主会場に開催している。PMFの中心は、世界を代表する音楽家を教授陣に迎え、世界各地のオーディションで選ばれた若手音楽家を育成する教育プログラム「PMFアカデミー」。毎年、緑豊かな札幌芸術の森で、7月の約1ヵ月間、高い技術と豊富な経験を若手音楽家に伝える感動的な指導風景が繰り広げられる。また、世界的レベルの音楽指導を広く一般にも公開する「オープンリハーサル」や「教育セミナー」も開いている。
なお、このほど、ナクソス・ジャパンの協力を得て、 PMF2012演奏プログラムを無料試聴できる特設ページを開設した。同ページでは、同社が持つミュージック・ライブラリの中から PMFで演奏予定のプログラムと同じ曲を無料で聴くことができる。
また、「PMFオーケストラ東京公演」が次の要領で開催される。
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
R.シュトラウス:アルプス交響曲
指揮:ファビオ・ルイジ
管弦楽:PMFオーケストラ
ヴァイオリンデイヴィッド・チャン
チェロ:ラファエル・フィゲロア
会場:サントリーホール
日時:2012年7月30日(月) 午後7時
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2012年6月25日
新国立劇場は、2014/2015シーズンからの芸術監督予定者を次の通り決定した。
オペラ部門:飯守泰次郎<芸術参与任期:平成24(2012)年9月1日~平成26(2014)年8月31日(2年間)、芸術監督の任期(予定):平成26(2014)年9月1日~平成30(2018)年8月31日(4年間)>
舞踊部門:大原永子<芸術参与任期:平成24(2012)年9月1日~平成26(2014)年8月31日(2年間)、芸術監督の任期(予定):平成26(2014)年9月1日~平成30(2018)年8月31日(4年間)>
演劇部門:<再任> 宮田慶子 演劇芸術監督<現任期:平成22(2010)年9月1日~平成26(2014)年8月31日(4年間)、再任任期:平成26(2014)年9月1日~平成28(2016)年8月31日(2年間)>
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2012年6月21日

ギターの朴 葵姫(パク・キュヒ / Kyu Hee Park)が、6月にスペインのバレンシアで開催されたアルハンブラ国際ギターコンクールで優勝、あわせて聴衆賞を受賞した。
朴 葵姫は、韓国仁川で生まれ、横浜でギターを始めた。2004年、東京音楽大学に入学。2006年にウィーン国立音楽大学に留学後、ドイツ・ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞、ベルギー”ギターの春2008″コンクール第1位など、数々の主要な国際ギターコンクールで受賞を続けてきた。2004年に小沢征爾指揮によるオペラ公演に参加、また2009年ハクジュホールのギター・フェスティバルに参加した。2010年7月「Suenoスエーニョ~夢」(FOCD9480)でCDデビューを果たす。
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2012年6月19日
九州交響楽団の次期音楽監督に小泉和裕氏が決定した。2013年4月から、音楽監督兼首席指揮者に就任する。
【小泉和裕氏プロフィール】
1969年、東京芸術大学指揮科に入学、山田一雄氏に師事。第3回カラヤン国際指揮者コンクールに第一位入賞。その後ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してベルリン・デビューを飾った。1975年1月~1979年12月まで新日本フィル音楽監督を務めた。1975年3月には、ベルリン・フィルの定期演奏会に出演するなど欧米の主要オーケストラを指揮する。1983~1989年シーズンまで、カナダのウィニペグ交響楽団の音楽監督、1986年~1989年まで東京都交響楽団の指揮者を務めた。ロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団には1988年より定期的に招かれる。1989年4月~1996年3月九州交響楽団首席指揮者を務めた。2006年4月より仙台フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、2008年4月より日本センチュリー交響楽団音楽監督、東京都交響楽団レジデント・コンダクターを兼務している。
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2012年6月09日
リスト弾きとして知られたれたフランス出身の名ピアニスト、フランス・クリダ(1932年―2012年)が5月17日、パリの自宅で死去した。享年80歳。
フランス・クリダは、パリ音楽院を一等賞で卒業。その後、クリダはフランツ・リスト国際コンクール(後のブダペスト国際コンクール)に出場、フランツ・リスト賞を受章した。これを機に、リスト弾きとして世界的に注目されるようになる。
1968年からはリストの主要なピアノ曲すべてを録音する全集企画に取り組み始め、1974年までかけて24枚分のLPレコードを制作、フランス・ディスク大賞を受賞するなど高い評価を受けた。
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