2022年6月28日
第8回「仙台国際音楽コンクール」ピアノ部門は、ルゥォ・ジャチン(中国)が第1位を獲得した。
◇
第1位 ルゥォ・ジャチン( 中国、1999年生まれ)
第2位 ヨナス・アウミラー(ドイツ、1998年生まれ)
第3位 太田 糸音(日本、2000年生まれ)
第4位 ジョンファン・キム(ドイツ、2000年生まれ)
第5位 キム・ソンヒョン(韓国、2002年生まれ)
第6位 ジョージ・ハリオノ(イギリス、2001年生まれ)
審査委員奨励賞 神原 雅治(日本、2003年生まれ)
聴衆賞 Day 1 ヨナス・アウミラー(ドイツ、1998年生まれ)
Day 2 ジョンファン・キム(ドイツ、2000年生まれ)
Day 3 キム・ソンヒョン(韓国、2002年生まれ)
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2022年6月18日
第52回「ENEOS音楽賞」洋楽部門は、野平一郎と脇園 彩が受賞した。
【洋楽部門】
<本賞>
野平一郎(作曲家・ピアニスト・指揮者)
野平一郎(1953年生れ)は、東京都出身。東京藝術大学作曲科卒業。同大学修士課程を終了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。古典から現代まで幅広いレパートリーを得意としている。作曲家としてもフランス文化庁をはじめ委嘱を含む多くの作品がある。2007年、バッハ「平均率クラヴィア曲集」のピアノ、チェンバロ、オルガンを使う全曲録音を行った。1995年「中島健蔵音楽賞」、1996年/2013年「尾高賞」、1996年「芸術選奨文部大臣新人賞」、1996年「京都音楽賞実践部門賞」、2004年「サントリー音楽賞」、2005年「芸術選奨文部大臣賞」を受賞。さらに2012年「紫綬褒章」、2019年「日本芸術院賞」を受賞した。2021年東京文化会館の音楽監督に就任。
<奨励賞>
脇園 彩(メゾソプラノ)
脇園 彩は、東京都出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程声楽専攻(オペラ)修了。学部3年次に安宅賞、卒業時にアカンサス音楽賞・同声会賞受賞。第58回藝大オペラ定期モーツァルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラ役でオペラデビュー。2013年10月より文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてイタリアに留学。パルマ・アッリーゴ・ボーイト国立音楽院ビエンニオコースを経て、ミラノ・スカラ座研修所を修了。2014年ロッシーニ作曲「シンデレラ」の短縮版において、タイトルロールとしてミラノ・スカラ座デビューを果たした。主にロッシーニ・モーツァルト及びベルカント作品をレパートリーとするが、各国語の歌曲研究や現代作曲家の新作発表にも意欲的に取り組む。
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2022年6月06日
第5回「東京国際ヴィオラコンクール」の入賞者が次の通り決定した。
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第 1 位:ハヤン・パク(韓国)
第 2 位:湯浅江美子(日本)
第 3 位:サオ・スレーズ・ラリヴィエール(フランス)
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2022年6月06日
第8回「仙台国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門の受賞者が次の通り決定した。
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第1位 中野 りな
日本 2004年生まれ
第2位 デニス・ガサノフ
ロシア 1994年生まれ
第2位 マー・ティェンヨウ
中国 2000年生まれ
第4位 ホン・ソンラン
韓国 2001年生まれ
第5位 橘和 美優
日本 2001年生まれ
第6位 中村 友希乃
日本 1995年生まれ
審査委員奨励賞 松岡 井菜
日本 1993年生まれ
聴衆賞
クリスティーン・ウー<第1日>
アメリカ 1995年生まれ
中野 りな<第2日>
日本 2004年生まれ
中村 友希乃<第3日>
日本 1995年生まれ
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2022年5月30日
2022年度「武満徹作曲賞」は、2022年5月29日に東京オペラシティコンサートホールおいて本選演奏会が行われ、受賞者が下記の通り決定した。
【審査員】
ブライアン・ファーニホウ(イギリス)
【本選演奏会】
2022年5月29日[日] 東京オペラシティ コンサートホール
指揮:篠﨑靖男、東京フィルハーモニー交響楽団
【受賞者】
第1位 室元拓人(日本) ケベス ─ 火群の環
第2位 アンドレア・マッテヴィ(イタリア) 円の始まりと終わりの共通性
第3位 オマール・エルナンデス・ラソ(メキシコ) 彼方からの冷たい痛み
第3位 メフメット・オズカン(トルコ/ブルガリア) 管弦楽のための間奏曲《無秩序な哀歌》
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2022年5月24日
第9回「野島 稔・よこすかピアノコンクール」(主催:横須賀芸術文化財団)は、本堂竣哉が優勝した。
日本全国から120名がエントリーし、第1次予選に108名が参加、内25名が第2次予選に進み、本選には8名が選出された。
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第1位 本堂 竣哉 18歳 北海道北見市出身 東京藝術大学1年在学中
第2位 橋本 崚平 21歳 兵庫県三田市 東京藝術大学4年在学中
第3位 北原 義嗣 23歳 東京都国立市 国立音楽大学大学院2年在学中
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なお、2022年5月9日に野島 稔 審査委員長が死去したため、今回、梅津時比古審査委員が委員長代行を務めた。
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2022年5月20日
日本フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者に、2023年9月よりカーチュン・ウォン(現・首席客演指揮者)が就任する。任期は5年を予定。
カーチュン・ウォンは、シンガポール出身で、ニュルンベルク交響楽団首席指揮者を務める。2016年「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で優勝、その名を世界に知られることとなる。
故クルト・マズアの愛弟子であるウォンは、晩年はしばしば指揮台を共にする機会に恵まれる。2016/17年にロサンゼルス・フィルハーモニック ドゥダメル・フェローシップ・プログラム、また、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学にてオーケストラ/オペラ指揮の音楽修士号を取得。
2016年グスタフ・マーラーの孫娘であるマリーナ・マーラーとプロジェクト・インフィニチュードを共同設立。シンガポールの非営利機関であるチャイルド・アット・ストリート11と活動を密にし、恵まれない多様な背景を持つ100人以上の子どもたちを支援した。2019年、BR-KlassikとStadtsparkasse Nürnbergとともに、ドイツの子どものための非営利団体Sternstunden e.V.への寄付を募る共同テレビプロジェクトPACHELBEL.VIER.NULLを立ち上げた。
2019年12月、33歳という若さでシンガポールとドイツの文化交流並びにドイツ音楽文化の海外普及における献身的な取り組みと顕著な功績により、シンガポール出身の芸術家として初めてドイツ連邦大統領より功労勲章を与えられた。
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2022年5月16日
ジョージア、トビリシ出身のピアニストのアレクサンドル・トラーゼが5月10日に死去した。享年69歳。
1977年にモスクワ音楽院を卒業。1969年の南コーカサス・ピアノコンクールで第1位、1975年の第10回「アレッサンドロ・カーザグランデ国際ピアノコンクール」で第3位、1977年の第5回「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で第2位を受賞した後、母校モスクワ音楽院で教職についた。
1983年にアメリカに居を構え、1991年から2017年までインディアナ大学サウスベンド校で教授を務める。自身の運営する講座は同校の看板ともなり、世界的に向学心ある多くの学生を集めていた。
2022年4月23日にバンクーバー交響楽団(米国ワシントン州バンクーバー)との共演で2曲のピアノ協奏曲を最後まで弾き終えたが、その2曲目であるショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番の演奏中に急性心不全を引き起こし、一旦は回復に向かっていたが、インディアナ州サウスベンドの自宅で亡くなった。
日本では「スーパーピアノレッスン」の講師として知られていた。
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2022年5月15日
世界的メゾソプラノ歌手のテレサ・ベルガンサが5月13日、で死去した。享年89歳。
ベルガンサは、スペイン、マドリード出身。マドリード音楽院でピアノと声楽を学び、1955年にマドリードで初めての演奏会を開催。1957年にエクス=アン=プロヴァンス音楽祭で『コジ・ファン・トゥッテ』のドラベッラ役を歌ってオペラの初舞台を踏んだ。同年にミラノ・スカラ座にデビューし、翌年グラインドボーン音楽祭にも登場。
1959年にはロイヤル・オペラ・ハウスで『セビリアの理髪師』のロジーナ役を歌い、以後これは彼女の代表的な持ち役となった。 1967年にはメトロポリタン歌劇場に出演。
1992年のバルセロナ五輪開会式でプラシド・ドミンゴらとともに歌唱する国民的歌手でもあった。1975年以降、日本でも頻繁に公演を開き、昭和音大での公開レッスンなどで後進の指導にも当たった。
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2022年5月09日
ピアニストの野島 稔が5月9日に死去した。享年76歳。
野島 稔は、神奈川県横須賀市出身。桐朋学園大学にて井口愛子に師事。高校3年の1963年第32回「日本音楽コンクール」第1位。1966年よりソ連邦の招きでモスクワ音楽院に留学し、レフ・オボーリンに師事。1968年「海外派遣コンクール」に優勝、1969年第3回「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」に第2位を受賞し、翌年カーネギーホールにデビュー。それ以来、日本とアメリカを往復しながら演奏活動を行った。
1981年と1985年に「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」に審査員として招かれて以来、「リヒテル国際ピアノコンクール」を含めて国内外のコンクールの審査員の多くに名を連ね、仙台国際音楽コンクールのピアノ部門で審査委員長を務めたほか、2006年には横須賀芸術劇場において「野島稔ピアノコンクール」を創設し、自ら審査委員長を務めた。また、東京音楽大学第12代学長を務め、後進の育成にも力を注いだ。1992年NHK交響楽団「有馬賞」受賞、2014年「日本芸術院賞」受賞
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