2020年1月05日
第61回(2019年度)毎日芸術賞(特別協賛・信越化学工業)の受賞者の発表が行われ、ヴァイオリニストの佐藤俊介が受賞した。1月24日にホテル椿山荘東京(東京都文京区)で贈呈式が行われる。
佐藤俊介は、オランダ・バッハ協会管弦楽団の日本ツアーでの弾き振り(東京・浜離宮朝日ホールほか京都・横浜・さいたま・広島)が評価された。
ヴァイオリンの佐藤俊介(1984年生れ)は千葉県出身。 4歳から家族で米国ペンシルベニア州フィラデルフィアへ移住。ジュリアード音楽院プレカレッジ部門で学ぶ。 2000年ニューヨーク・リサイタルデビューを果たす。2002年フィラデルフィアのカーティス音楽学校のハイメ・ラレードのクラスに入学。翌2004年、パリに渡り、4年間研鑽を積む。2004年第15回「出光音楽賞」受賞、2007年第9回「ホテルオークラ音楽賞」受賞、2007年第62回「文化庁芸術祭」レコード部門大賞受賞、2010年第17回「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクール」銀賞・聴衆賞受賞。2013年オランダのバッハ協会所属オーケストラのコンサートマスターに抜擢される。同年ドイツの古楽器アンサンブル「コンチェルト・ケルン」のコンサートマスター就任。同年オランダのアムステルダム音楽大学古楽器科客員教授に就任。2018年オランダバッハ協会第6代芸術監督に就任。
コメント/トラックバック投稿 »
2020年1月04日
NHK交響楽団は、このたび首席指揮者として活躍中のパーヴォ・ヤルヴィとの契約を1年延長し、2022年8月までとしたと発表した。
パーヴォ・ヤルヴィは、2015年9月の就任以来、ベートーヴェン、ブルックナー、R.シュトラウスから現代音楽に至るまでパーヴォ・ヤルヴィならではの幅広いレパートリーを披露し、N響との数々の名演を繰り広げてきた。
コメント/トラックバック投稿 »
2019年12月31日
ドイツのテノール歌手のペーター・シュライヤーが2019年12月25日に死去した。享年84歳。
ペーター・シュライヤーは、ドレスデンの聖十字架教会の少年聖歌隊の聖十字架合唱団に入学。1959年プロ音楽家としてのデビューを飾った。1966年バイロイト音楽祭に登場。1966年にはウィーン国立歌劇場、1967年にはザルツブルク音楽祭にデビューを飾る。 最高のモーツァルト歌手であるとの評価を得る。1970年以来、シュライアーは指揮者としても活躍し、モーツァルト、バッハとハイドンの作品を特に好んで演奏した。2005年で歌手生活から引退。 傑出した歌手に与えられる「宮廷歌手」の称号を授与される。
コメント/トラックバック投稿 »
2019年12月28日
【2020年第63回「NHKニューイヤーオペラコンサート」】
歌劇『椿姫』から「ああ、そはかの人か~花から花へ」(ヴェルディ)
歌劇『蝶々夫人』から 花の二重唱「桜の枝をゆすぶって」(プッチーニ)
歌劇『ルサルカ』から「月に寄せる歌」(ドボルザーク)
歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』から 復活祭の合唱「主はよみがえられた」(マスカーニ)
歌劇『トゥーランドット』から「お聞きください」~ 第1幕フィナーレ(プッチーニ)
歌劇『リゴレット』から「悪魔め、鬼め」(ヴェルディ)
歌劇『シモン・ボッカネグラ』から「悲しい胸の思いは」(ヴェルディ)
歌劇『運命の力』から「神よ、平和を与えたまえ」(ヴェルディ)
歌劇『愛の妙薬』から「人知れぬ涙」(ドニゼッティ)
歌劇『ボエーム』から「私が町を歩くと」(プッチーニ) ほか
ソプラノ:大村博美 砂川涼子 田崎尚美 中村恵理 森麻季 森谷真理
メゾ・ソプラノ:中島郁子 林美智子
テノール:笛田博昭 福井敬 宮里直樹 村上敏明
バリトン:青山貴 大西宇宙 大沼徹 上江隼人
バ ス:妻屋秀和
合 唱:新国立劇場合唱団 二期会合唱団 びわ湖ホール声楽アンサンブル 藤原歌劇団合唱部
指 揮:アンドレア・バッティストーニ
管 弦 楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ハ ー プ:グザヴィエ・ド・メストレ
司会:高橋克典(俳優)、髙橋美鈴(NHKアナウンサー)
会場:NHKホール
日時:2020年1月3日(金) 午後7時~9時
放送:【Eテレ・FM】2020年1月3日(金) 午後7時~9時(生放送)
令和初の新春恒例「NHKニューイヤーオペラコンサート」。世界が注目する若手指揮者アンドレア・バッティストーニの指揮で、オペラ・アリアの中でもポピュラーな曲を中心に開催。海外や国内の第一線で活躍する豪華ソリスト陣の華麗なステージ。
コメント/トラックバック投稿 »
2019年12月24日
2020年1月1日に行われる、「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2020」は、ウィーン楽友協会において、アンドリス・ネルソスの指揮で行われる。
指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団カペルマイスターにも就任した。
◇
日時:2020年1月1日 午前11時15分開演
会場:ウイーン, オーストリア楽友協会, 大ホール
放送:1月1日(水)NHK[Eテレ]午後7:00~10:00(生放送)
NHK[FM]午後7:15~10:00(生放送)
【再放送】1月11日(土)NHK[Eテレ]午後2:00~5:00
コメント/トラックバック投稿 »
2019年12月15日
タワーレコードは、2019年「タワー・オンライン、クラシカル」で売れた「輸入盤」のTOP40と、「タワーレコード企画盤」TOP20、「話題となった国内・話題盤」10タイトルを発表した。
<クラシック輸入盤TOP40>(1位~10位)
【1位】イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ベルリン古楽アカデミー、他『J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲、他』
【2位】カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)『シューベルト:ピアノ作品集』
【3位】フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)、レ・シエクル管弦楽団『マーラー:交響曲第1番「巨人」(1893年版花の章付き)』
【4位】カラヤン(指揮)、ベルリン・フィル『ベートーヴェン交響曲全曲 連続演奏会(第1-9番)<1966年東京ライヴ>』
【5位】ネルソンス(指揮)、ウィーン・フィル、他『ベートーヴェン:交響曲全集』
【6位】マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)『ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、他』
【7位】フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)、ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団、他『マーラー:交響曲第3番』
【8位】ドゥダメル(指揮)、ロサンゼルス・フィル『ジョン・ウィリアムズ・セレブレーション』
【9位】鈴木雅明(指揮)、バッハ・コレギウム・ジャパン、他『ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」』
【10位】ティーレマン(指揮)、シュターツカペレ・ドレスデン『シューマン:交響曲全集~ライヴ・アット・サントリーホール』
<クラシック タワーレコード企画盤 TOP20>(1位~10位)
【1位】リヒテル(P)、ロヴィツキ、ザンデルリング、カラヤン(指揮)ほか『ドイツ・グラモフォン協奏曲録音集』
【2位】クナッパーツブッシュ(指揮) ウィーン・フィル他『ワーグナー名演集』
【3位】オイストラフ(Vn)、クレンペラー(指揮) フランス国立管弦楽団、他『ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェン:三重協奏曲』
【4位】フリッチャイ(指揮) ベルリン・フィル『ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》、第7番』
【5位】ワルター(指揮) ウィーン・フィル『マーラー:交響曲「大地の歌」、リュッケルト歌曲集から』
【6位】ベーム(指揮) ウィーン・フィル『ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》、シューマン:交響曲第4番』
【7位】クレンペラー(指揮) フィルハーモニア管弦楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団『モーツァルト: 交響曲集、アイネ・クライネ・ナハトムジーク(2種)、他 』
【8位】グリュミオー(Vn)、ロザンタール(指揮) ラムルー管弦楽団『ラロ:スペイン交響曲、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、他』
【9位】クレンペラー(指揮) フィルハーモニア管弦楽団、他『マーラー: 交響曲選集』
【10位】プレヴィン(指揮) ロンドン交響楽団、他『ホルスト:惑星、ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」より』
<クラシック 話題盤 TOP10>
【1位】Various Artists『ビューティフル・クラシカル・メロディーズ 2』
【2位】キリル・ペトレンコ(指揮)、ベルリン・フィル『チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」』
【3位】反田恭平(ピアノ)、スラドコフスキー(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、ピアノ・ソナタ第2番』
【4位】Various Artists『蜜蜂と遠雷 ピアノ全集+1[完全盤]』
【5位】Various Artists『ピアノの森 PIANO BEST COLLECTION II』
【6位】清塚信也(ピアノ)『SEEDING』
【7位】福山雅治、福田進一、荘村清志(ギター)『映画「マチネの終わりに」オリジナル・サウンドトラック』
【8位】ムター(ヴァイオリン)、小澤征爾、マテウス(指揮)、サイトウ・キネン・オーケストラ『ドイツ・グラモフォン創立120周年 SPECIAL GALA CONCERT』
【9位】大友直人(指揮)、東京交響楽団『羽田健太郎:交響曲 宇宙戦艦ヤマト』
【10位】河村尚子(ピアノ)『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集1 悲愴&月光』
コメント/トラックバック投稿 »
2019年12月05日
「東京2020 NIPPONフェスティバル」の共催プログラムとして、世界的な指揮者のグスターボ・ドゥダメル指揮による「東京・春・⾳楽祭特別公演ベルリン・フィル in Tokyo 2020」(主催:東京・春・⾳楽祭実⾏委員会/共催:公益財団法⼈東京オリンピック・パラリンピック競技⼤会組織委員会)が2020年6⽉に実施される。
世界最⾼峰のオーケストラ、28カ国の多国籍プレーヤーから成るベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による東京2020⼤会のための4公演。2020年6⽉24⽇(⽔)から26日(⾦)まで東京⽂化会館で行われる公演では、東京2020⼤会のためのスペシャル・コンサート(プログラムA)、グスタフ・マーラー「交響曲第2番《復活》」(プログラムB)、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン「交響曲第9番《合唱付き》(第九)」 (プログラムC)の3つのプログラムが演奏され、オリンピック・パラリンピックの祝祭感と震災復興・平和への祈りを東京から発信する。
さらに6⽉27⽇(⼟)には、東京を代表する公園、新宿御苑⾵景式庭園でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団としては⽇本で初となる野外公演、1万人の無料公演(ただし新宿御苑への⼊園料が必要)も行われる。野外公演ではドゥダメル指揮、オーケストラ、ソリスト、合唱、総勢約400⼈に及ぶアーティストの⼒を結集して、「第九」が演奏される。合唱団は世界中から集められ、⼈種・年齢・性別を超えた壮⼤なスケールとなる。
◇
【東京・春・⾳楽祭特別公演ベルリン・フィル in Tokyo 2020】
指揮:グスターボ・ドゥダメル
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
東京⽂化会館⼤ホール公演
2020年6⽉24⽇(⽔)19:00【プログラムA】東京2020⼤会のためのスペシャル・コンサート
2020年6⽉25⽇(⽊)19:00【プログラムB】マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》
2020年6⽉26⽇(⾦)19:00【プログラムC】ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調op.125《合唱付き》
新宿御苑⾵景式庭園公演
2020年6⽉27⽇(⼟)14:00 新宿御苑⾵景式庭園【プログラムC】荒天の場合は28⽇(⽇)14:00に順延。
コメント/トラックバック投稿 »
2019年12月01日
指揮者のマリス・ヤンソンスが、死去した。享年76歳。
マリス・ヤンソン(1943年―2019年は、ラトビア出身の指揮者。父はレニングラード・フィルの名指揮者であったアルヴィド・ヤンソンス(1914年―1984年)。レニングラード音楽院で学んだ後、ウィーン国立音楽アカデミーに留学し、スワロフスキーやエスターライヒャー、カラヤンに師事。1971年「カラヤン国際指揮者コンクール」で第2位、同年レニングラード・フィルを指揮してプロ・デビューを果たす。1973年からレニングラード・フィルの副指揮者を務める。1977年レニングラード・フィルとともに初来日。1979年~2000年オスロ・フィルの首席指揮者を務める。2003年バイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任。さらに2004年~2015年ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者も務めた。2006年、2012年、2016年の元日にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの指揮を務めた。
コメント/トラックバック投稿 »
2019年11月24日
第72回「全日本合唱コンクール全国大会」大学職場一般部門の審査結果が次の通り発表された。
【大学ユース合唱の部】
金賞
関西学院グリークラブ(兵庫県)=10年連続金賞受賞表彰
都留文科大学合唱団(山梨県)=文部科学大臣賞・シード合唱団
混声合唱団名古屋大学コール・グランツェ(愛知県)=京都市教育長賞
北海道大学合唱団(北海道)=日本放送協会賞
銀賞
福島大学混声合唱団(福島県)
同志社グリークラブ(京都府)
東京工業大学混声合唱団コール・クライネス(東京都)
銅賞
九大混声合唱団(福岡県)
愛媛大学合唱団(愛媛県)
山口大学混声合唱団(山口県)
【室内合唱の部】
金賞
杉並学院・菊華女声合唱団(東京都)
合唱団まい(長野県)=日本放送協会賞
倉敷少年少女合唱団(岡山県)=京都市長賞
女声合唱団ソレイユ(佐賀県)=文部科学大臣賞・シード合唱団
銀賞
みちのく銀行男声合唱団(青森県)
La Mer(埼玉県)
ルックスエテルナ(栃木県)
合唱団「い~すたん」(沖縄県)
アンサンブルVine(京都府)
銅賞
ウィスティリア アンサンブル(北海道)
Serenitatis Ensemble(徳島県)
【同声合唱の部】
金賞
Mu Project(東京都)=京都府教育委員会教育長賞
La Pura Fuente(神奈川県)=日本放送協会賞
VOCI BRILLANTI(愛知県)=文部科学大臣賞
銀賞
monosso(香川県)
カンサォン・ノーヴァ(兵庫県)
メンズ・ウィード(大阪府)
合唱団お江戸コラリアーず(東京都)
合唱団L’alba(福島県)
銅賞
女声合唱団フィオーリ(島根県)
HBC少年少女合唱団シニアクラス(北海道)
合唱団Le Grazie(熊本県)
【混声合唱の部】
金賞
CANTUS ANIMAE(東京都)=日本放送協会賞
Chœur Chêne(奈良県)
鶴岡土曜会混声合唱団(山形県)
ヴォーカルアンサンブル《EST》(三重県)=京都府知事賞
Combinir di Corista(東京都)=文部科学大臣賞・シード合唱団
VOCE ARMONICA(千葉県)
銀賞
あい混声合唱団(東京都)
グリーン・ウッド・ハーモニー(宮城県)
合唱団ぽっきり(広島県)
岡崎混声合唱団(愛知県)
銅賞
I.C.Chorale(愛媛県)
混声合唱団うたうたい(福岡県)
MODOKI(佐賀県)
合唱団ユートライ(新潟県)
合唱団やえ山組(神奈川県)
Baum(北海道)
カワイ出版奨励賞
室内合唱の部 倉敷少年少女合唱団
コメント/トラックバック投稿 »
2019年11月17日
若手演奏家の登竜門として70年以上の歴史を誇る「ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクール」(旧「ロン・ティボー国際音楽コンクール」)ピアノ部門の決勝が11月16日パリで行われ、神戸市出身の三浦謙司(26歳)が優勝、愛知県東海市出身の務川慧悟(26歳)が2位となった。
日本人のピアノ部門優勝は、2007年以来6人目で、1、2位独占は初めて。
コメント/トラックバック投稿 »