クラシック音楽 ニュース


2019年3月21日

◆第11回「CDショップ大賞」2019、クラシック賞にアリス=紗良・オット「ナイトフォール」が受賞


 第11回「CDショップ大賞」2019のクラシック賞にアリス=紗良・オット「ナイトフォール」が受賞した。

 CDショップ大賞とは、メジャー、インディーズを問わず、CDショップの現場で培われた目利き耳利きを自負し、選考に際して個人的な嗜好に偏る事なく、店頭から全国に向けて発信出来るような賞をきっかけにブレイクが期待される“本当にお客様にお勧めしたい”作品を“大賞”として選出する。

 アリス=紗良・オット「ナイトフォール」は、暮れなずむパリの光と陰に思いを馳せるアリス初のフランス・ピアノ名曲集。

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2019年3月18日

◆第29回「出光音楽賞」、牛田智大(ピアノ)、郷古 廉(ヴァイオリン)、LEO/今野玲央(邦楽<筝>)が受賞


 第29回「出光音楽賞」は、牛田智大(ピアノ)、郷古 廉(ヴァイオリン)、LEO/今野玲央(邦楽<筝>)が受賞した。

                              ◇

 ピアノの牛田智大(19歳) は、福島県いわき市出身。5歳で第2回「上海市琴童幼儿鋼琴電視大賽」年中の部第1位受賞。8歳の時から5年連続で「ショパン国際ピアノコンクールin ASIA」で1位受賞。2012年(12歳)、第16回「浜松国際ピアノアカデミー・コンクール」にて最年少1位受賞。2012年3月に日本人ピアニストとして最年少(12歳)でユニバーサルミュージックよりCDデビュー。

 ヴァイオリンの郷古 廉(25歳)は、宮城県多賀城市出身。2006年第11回「ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクール」ジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。2013年「ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクール」優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。現在、ウィーンにて研鑽を積みながら、ヨーロッパにおいても徐々に演奏機会を増やしている。

 邦楽(筝)のLEO/今野 玲央(20歳) は、神奈川県横浜市出身。14歳で第30回「全国小・中学生箏曲コンクール」グランプリ受賞。16歳で第20回「くまもと全国邦楽コンクール」最優秀賞・文部科学大臣賞受賞。コンクール史上、最年少受賞者としてNHK「にっぽんの芸能」ソロ出演。現在、沢井箏曲院講師。東京藝術大学音楽学部邦楽科箏曲(現代箏曲)専攻在学中。

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2019年3月18日

◆日本フィル、田野倉雅秋がコンサートマスター就任


 日本フィルハーモニー交響楽団は、2019年9月より田野倉雅秋がコンサートマスターに就任する。

 ヴァイオリンの田野倉雅秋(1976年生れ)は、東京藝術大学で学ぶ。ジュリアード音楽院へ留学。平成12年度文化庁派遣芸術家在外研修員。1995年「日本音楽コンクール」第2位、第6回「カール・ニールセン国際ヴァイオリンコンクール」優勝等、数々のコンクールで上位入賞を果たす。現在名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターと大阪フィルハーモニー交響楽団首席コンサートマスターを兼任している。

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2019年3月15日

◆第50回(2018年度)「サントリー音楽賞」、指揮者の高関 健が受賞


 第50回(2018年度)「サントリー音楽賞」(主催:サントリー芸術財団)は、指揮者の高関 健が受賞した。

 高関 健(1955年生れ)は、東京都出身。桐朋学園在学中にカラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝。ベルリンに留学しカラヤンのアシスタントを務めた。タングルウッド音楽祭でバーンスタイン、小澤征爾らに指導を受け、1981年にベルゲン交響楽団を指揮してヨーロッパデビュー。1983年「ニコライ・マルコ記念国際指揮者コンクール」第2位。1984年「ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクール」優勝を経て、1985年日本フィル定期演奏会で日本デビューを果たす。渡邉曉雄音楽基金音楽賞(1996年)、齋藤秀雄メモリアル基金賞(2011年)を受賞。これまで、大阪センチュリー交響楽団常任指揮者、札幌交響楽団正指揮者、広島交響楽団音楽監督、群馬交響楽団音楽監督を歴任。現在、群馬交響楽団名誉指揮者、京都市交響楽団常任首席客演指揮者、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者、東京藝術大学音楽学部指揮科教授兼藝大フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者。

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2019年3月11日

◆2018年度第31回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」、受賞者発表


 2018年度第31回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」(主催:ミュージック・ペンクラブ・ジャパン)の受賞者が次の通り発表された。なお、授賞式は、2019年4月16日(火)、東京都文京シビックセンター・スカイホールで開催される。

【クラシック】

1.独奏・独唱部門 佐藤俊介(ヴァイオリン)
2.室内楽・合唱部門 新国立劇場合唱団
3.オペラ・オーケストラ部門 公益財団法人 NHK交響楽団
4.現代音楽部門 細川俊夫 オペラ「松風」(新国立劇場)
5.研究・評論部門 礒山雅(研究・評論/バッハ研究)
6.功労賞 岡山潔(ヴァイオリン)

【ポピュラー】

1.最優秀作品賞部門 宇多田ヒカル 初恋
2.イベント企画賞部門 内田裕也プロデュース 46th New Years World Rock Festival
3.新人賞部門 甲田まひる
4.著作出版物賞部門 戦後洋楽ポピュラー史 1945~1975(三井徹著 NTT出版)
5.特別賞部門 外山喜雄・恵子

【オーディオ】

1.技術開発部門 テクニクスSL-1000R
2.優秀録音作品賞部門 マーラー 交響曲第十番・嬰ヘ短調(ラッツ校訂版)
                ブルックナー交響曲第九番・ニ短調(コールス校訂版)
                   ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団
                   エクストン OVCL-00668(国内盤SACD)
3.功労賞部門 菅野沖彦

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2019年3月07日

◆平成30年度(第69回)芸術選奨新人賞、藤倉 大が受賞


 平成30年度(第69回)芸術選奨新人賞を作曲家の藤倉 大が受賞した。

 <贈賞理由>演奏家との密接なコラボレーションを,対面で,あるいはネットを通じて行い,一作一作を丹念に練り上げながら,多彩で多作な創作活動を続けている藤倉大氏は,日本にとどまらないグローバルな領域で現代音楽の新たな聴衆を獲得している稀有の存在である。日本初演されたオペラ「ソラリス」こそ評価が分かれたが,着想に富み,斬新な響きを湛え,技術的にも高度ながら,過度に格式高くない芸術音楽の在り方は,個展での作品群全てで顕著に示された。

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2019年3月05日

◆第29 回「新日鉄住金音楽賞」、葵トリオ (ピアノ三重奏団)と林 喜代種 (舞台写真家)が受賞


 第29回「新日鉄住金音楽賞」は、「フレッシュアーティスト賞」葵トリオ (ピアノ三重奏団)、「特別賞」林 喜代種 (舞台写真家)が受賞した。

 「フレッシュアーティスト賞」

    葵トリオ (ピアノ三重奏団)

 2018年のミュンヘンARD 国際コンクールで第1 位を受賞。これは室内楽部門で日本人グループとして1970 年の東京クァルテット以来の快挙である。講評では個々の高い技術を備えた3 人がトリオとしてのサウンドと精神が完璧なバランスであったと高く評価された。今回の素晴らしい実績と今後の活躍で日本を代表するピアノ・トリオに成長することを期待され受賞となった。

 「特別賞」

    林 喜代種 (舞台写真家)

 今や誰もがスマートフォン(カメラ付き携帯電話)で簡単に日常を撮る時代。そもそもカメラもフイルムからデジタル化となって久しく、機能の進化も驚異的なレヴェル。そういう時代だからこそ撮り手の情熱は必要不可欠で、林氏の写真から感じる熱量は音楽の現場そのもの。長きに亘って撮って来られた“瞬間”は、楽壇史であり、時に言葉以上の力を持つ。

 なお、第29 回「新日鉄住金音楽賞」受賞記念コンサートを、2019 年7 月3 日(水)に紀尾井ホールで開催する。

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2019年3月04日

◆「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019」、5月3日・4日・5日の3日間 、東京国際フォーラムなどで開催


 「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019」は、「Carnets de voyage ーボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」をテーマに、2019年5月3日(金・祝)・4日(土・祝)・5日(日・祝)の3日間 、東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町、京橋、銀座、日本橋、日比谷を会場に開催される。

 公演数は、324公演(うち有料公演 124公演)を予定しており、約42万人の来場者を見込んでいる 。

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2019年3月01日

◆バリトンのテオ・アダム、死去(享年92歳)


 バリトンのテオ・アダムが1月10日、ドレスデンで死去した。享年92歳。

 テオ・アダムは、1926年にドレスデンにて生まれる。1949年に生地のドレスデンで「魔弾の射手」のヘルミット役でデビュー。1952年にはバイロイト音楽祭に出演。 1969年にメトロポリタン歌劇場において、ヨーゼフ・ローゼンシュトックの指揮で「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のハンス・ザックス役を演じ、バス=バリトン歌手としてデビューする。

 1972年には、ビルギット・ニルソンやジョン・ヴィッカーズと共演して、ヘルベルト・フォン・カラヤンが指揮と舞台監督を行う「ニーベルングの指環」にヴォータン役で1年を通して出演。1988年には、ジェームズ・レヴァインの指揮するメトロポリタン歌劇場に復帰して、「ワルキューレ」の公演でジークムント役のペーター・ホフマンと共演した。

 リートや宗教曲の分野でも広く活躍。たびたび来日し、日本でも人気のある歌手であった。

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2019年3月01日

◆指揮者のアンドレ・プレヴィン、死去(享年89歳)


 クラシック、映画音楽、ジャズなど幅広いジャンルで活躍した指揮者、作曲家、ピアニストのアンドレ・プレヴィンが2月28日、米ニューヨークの自宅で死去した。享年89歳。

 アンドレ・プレヴィンは、1929年、ベルリン生まれ。1956年、ドラマーのシェリー・マンとミュージカル「マイ・フェア・レディ」の楽曲をアレンジしたジャズアルバムを出し、大ヒット。映画化されたときも音楽を担当し、アカデミー賞を受賞した。その後、クラシックに活動の軸を移した。

 ロンドン交響楽団などの首席指揮者を務め、1998年にはテネシー・ウィリアムズの戯曲に基づくオペラ「欲望という名の電車」を作曲、日本でも上演された。2009年から12年まで、NHK交響楽団の首席客演指揮者に迎えられた。

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