クラシック音楽 ニュース


2019年2月21日

◆2019年度(第30回)「五島記念文化賞」・「オペラ公演助成」決定


 2019年度(第30回)「五島記念文化賞」は、美術新人賞1名、オペラ新人賞2名の顕彰と5団体の公演に助成することを決定した。

 贈呈式は2019年4月19日にザ・キャピトルホテル東急(永田町)にて行われる。

 【五島記念文化賞】

   美術新人賞 木坂 美生(写真)
   オペラ新人賞 大西 宇宙(バリトン)、森野 美咲(ソプラノ)

 【オペラ公演助成】

   創作オペラ「雪おんな」実行委員会 『雪おんな』 倉知 竜也 作曲
   公益財団法人石川県音楽文化振興事業団 『耳なし芳一』 池辺晋一郎 作曲
    公益財団法人びわ湖芸術文化財団 『泣いた赤鬼』 松井 和彦 作曲
   公益財団法人日本オペラ振興会 『紅天女』 寺島 民哉 作曲
   一般社団法人名古屋二期会 『月の影 源氏物語』 尾上 和彦 作曲

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2019年2月18日

◆KAJIMOTOの梶本眞秀社長、フランス政府「コマンドゥール」を受章


 クラシック音楽を専門とした企画・運営企業であるKAJIMOTOの梶本眞秀(68歳)社長が、フランス共和国政府より芸術文化勲章の最高位となるコマンドゥールを授与された。

 昨年よりパリにて開催をしてきた「ジャポニスム2018」への制作協力や、長年にわたり日本におけるフランス文化芸術の普及に貢献したことが今回の受章理由。

 芸術文化勲章は、1957年に創設され、フランス共和国文化通信省より与えられる勲章。日本におけるフランス文化の紹介者、普及の実務者、あるいは支援した人が叙勲の対象になる。勲章にはコマンドゥール、オフィシエ、シュヴァリエの3段階があり、フランス文化省が推薦し、フランス文化通信大臣が決定権を持つ。日本人では、これまで丹下健三、岡本太郎、安藤忠雄、坂東玉三郎、北野武などが受章している。

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2019年2月16日

◆NHK交響楽団第67回「尾高賞」、藤倉大作曲 「Glorious Clouds for Orchestra(2016/17)」が受賞


 NHK交響楽団第67回「尾高賞」は、藤倉 大作曲「Glorious Clouds for Orchestra(2016/17)」(名古屋フィルハーモニー交響楽団/ケルンWDR交響楽団/イル・ド・フランス国立管弦楽団共同委嘱)が受賞した。

 「尾高賞」は、故・尾高尚忠氏の生前の音楽界に遺した功績を讃えて1952年(昭和27年)に制定され、本年で第67回を迎える。今回は、国内57の音楽団体、音楽大学等に推薦を依頼し、7団体から17曲の推薦を得た後、選考委員による慎重審議の結果、授賞作品を決定した。

 第67回「尾高賞」の贈呈式と受賞作品の演奏は、2019年5月28日(火)東京オペラシティ コンサートホールで開催される「Music Tomorrow 2019」(指揮:ジュゼップ・ポンス)で行われる。

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2019年2月10日

◆日本フィル、4月に13年ぶりのヨーロッパ公演


 日本フィルハーモニー交響楽団は、2019年4月、首席指揮者ピエタリ・インキネンとともに初訪問となるフィンランドをはじめドイツ・オーストリア・英国の諸都市を巡る13年ぶりのヨーロッパ公演を行う。日本フィルとしてのヨーロッパ公演は今回が6回目となる。

 フィンランド人を母に持つ渡邉曉雄によって創立された日本フィルにとってフィンランドは音楽的な“ルーツ”と言える。2019年は日本・フィンランド外交関係樹立100周年。今回のヨーロッパ公演を通じて、日本フィルが両国の関係を益々実り多きものにする一翼を担うことになる。

【ツアー日程】

2019年4月 2日 ヘルシンキ(フィンランド)
         3日 コウヴォラ(フィンランド)
         5日 ヴィルヘルムスハーフェン(ドイツ)
         6日 ヴォルフスブルク(ドイツ)
         7日 レーゲンスブルク(ドイツ)
         8日 ウィーン(オーストリア)
         9日 フュルト(ドイツ)
         12日 ロンドン(英国)
         13日 リーズ(英国)
         14日 エディンバラ(英国)

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2019年2月05日

◆「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、チェロの伊藤悠貴が受賞


第17回(2018年度)「齋藤秀雄メモリアル基金賞」のチェロ部門は、伊藤悠貴が受賞した。指揮者については今回該当者はなし。

「齋藤秀雄メモリアル基金賞」(ソニー音楽財団)は、チェリスト・指揮者・教育者として高名な故・齋藤秀雄(1902-1974)氏に因むもので2002年(平成14年)に創設された。

 チェロの伊藤悠貴(1989年生まれ)は、東京都出身。1996年、桐朋学園子供のための音楽教室でチェロを始める。2004年に渡英。2015年王立音楽大学を最優秀弦楽器奏者賞を得て全課程を首席で卒業。 16歳でロンドンにてコンチェルト・デビュー。2010年第17回「ブラームス国際コンクール」、2011年第3回「ウィンザー国際弦楽コンクール」において日本人チェロ奏者として初優勝、それをきっかけにロンドンを拠点に本格的に音楽活動を開始。 2013年よりロンドンのナイツブリッジ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督/首席指揮者を務める。

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2019年2月02日

◆英国発の世界最大級のクラシック音楽祭「BBC プロムス」、東京&大阪で10月30日から11月4日に開催


 英国ロンドンを中心に毎年夏に行われている世界最大級のクラシック音楽祭「BBC プロムス(BBC Proms)」が、「BBC プロムス ジャパン 2019(BBC Proms JAPAN 2019)」として、2019年10月30日(水)から11月4日(月・振休)まで、Bunkamuraオーチャードホール(東京)とザ・シンフォニーホール(大阪)で開催される。

 この「BBC プロムス」は、オーストラリア、ドバイと世界的な広がりをみせているが、今回日本でも開催されることとなった。「BBC プロムス ジャパン 2019」は、BBCスコティッシュ交響楽団と同楽団の首席指揮者であるトーマス・ダウスゴーが出演。日程や会場、曲目、ソリストなどの詳細については、2019年3月中旬に発表される。

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2019年1月29日

◆2018年度 (第39回)「音楽クリティック・クラブ賞」、受賞者決定


 2018年度 (第39回) の「音楽クリティック・クラブ賞」は、下記の通り受賞者が決定した。

 音楽クリティック・クラブ賞 本 賞 尾高忠明 (大阪フィルハーモニー交響楽団 音楽監督)
                 
                   〃  大阪音楽大学 ザ・カレッジオペラハウス(オペラ制作・上演)
                
                  奨励賞 高田泰治(フォルテピアノ奏者)

 音楽クリティック・クラブ賞は、「直近の1年間に関西圏で開催された演奏会のなかから」選ぶことになっていて、2018年度については、本賞2件、奨励賞1件が選ばれた。

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2019年1月27日

◆2018年度 第28回「青山音楽賞」、受賞者発表


 2018年度 第28回「青山音楽賞」の受賞者が次の通り発表された。「青山音楽賞」は、毎年1月より12月までの間に京都の青山音楽記念館(バロックザール)で開催された公演の中から選考し、個人または団体へ授与する。

                              ◇

新人賞 松岡 井菜(ヴァイオリン) 現在、ウィーン国立音楽大学に在籍

     受賞公演:2018年 9月9日(日) 開催《松岡井菜 ヴァイオリンリサイタル ~ウィーンの学舎より》

新人賞 小林 壱成(ヴァイオリン) 現在、ドイツ・ベルリン芸術大学大学院に在学中

     受賞公演:2018年 12月14日(金) 開催《小林壱成ヴァイオリンリサイタル》

青山賞 ファルカシュ・ガーボル(ピアノ) 現在、東京音楽大学教授

     受賞公演:2018年3月23日(金) 開催《ファルカシュ・ガーボル ピアノリサイタル》

青山賞 サーシャ・ボルダチョフ( ハープ)

     受賞公演:2018年11月25日(日) 開催《サーシャ・ボルアチョフ ハープリサイタル》

青山賞 アサーシャ・ボルダチョフ 米国Lyon & Healy 及びSalvi-Italy専属ハーピスト

     受賞公演:2018年11月25日(日) 開催《サーシャ・ボルアチョフ ハープリサイタル》

バロックザール賞 葵トリオ(ピアノ三重奏) 東京藝術大学、サントリーホール室内楽アカデミー第3期生として出会い、2016年に結成

     小川 響子(ヴァイオリン)
     伊東 裕 (チェロ)
     秋元 孝介(ピアノ)

     受賞公演:2018年3月24日(土) 開催《葵トリオ ~ピアノ三重奏の調べ~》

バロックザール賞 弓 新 (ヴァイオリン) 2018年にロン=ティボー国際音楽コンクールで第5位入賞
         ナタナエル・グーアン(ピアノ) 2010年、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝

     受賞公演:2018年12月15日(土) 開催《弓 新&ナタナエル・グーアン デュオリサイタル》

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2019年1月24日

◆第20回「ホテルオークラ音楽賞」、ソプラノの小林沙羅とチェロの岡本侑也が受賞


 第20回「ホテルオークラ音楽賞」は、ソプラノの小林沙羅とチェロの岡本侑也が受賞した。

 授賞式は、3月22日(金)、ホテルオークラ東京で行われる。

                              ◇

 ソプラノの小林沙羅は、東京都出身。東京芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院修士課程修了。2010年3月より留学し、ウィーンとローマにて研鑽を積みながら演奏活動を行う。2015年秋に拠点を日本に移す。2012年2月にはソフィア国立歌劇場に「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ役で出演し欧州オペラデビュー、3月には同歌劇場に新制作プレミエ公演「愛の妙薬」にアディーナ役で出演し、現地新聞評で絶賛され大成功を収めた。同年6月にはウィーンにて開催されたオペレッタコンクール、オスカーシュトラウス声楽コンクールにて2位を受賞。

 チェロの岡本侑也(1994年生まれ)は、東京都出身。2004年ドイツ音楽協会主催「青少年音楽コンクール」バイエルン州地域部門第1位&バイエルン放送局特別賞を受賞。2011年第80回「日本音楽コンクール」チェロ部門第1位、併せて岩谷賞(聴衆賞)を含む4つの特別賞受賞。2017年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」のチェロ部門第2位・イザイ賞を受賞。第16回(2017年)「齋藤秀雄メモリアル基金賞」受賞、第28回(2017年度)「出光音楽賞」受賞。

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2019年1月10日

◆第48回「イタリア声楽コンコルソ」(毎日新聞社、日本イタリア協会共催)の受賞者発表


第48回「イタリア声楽コンコルソ」(毎日新聞社、日本イタリア協会共催)の受賞者は次の通り。

【ミラノ大賞部門】

◆ミラノ大賞
大田原 瑶 
ソプラノ
東京藝術大学 大学院修了
ピアノ:古藤田みゆき 

【シエナ大賞部門】

◆シエナ大賞
杉尾 真吾 
バス
武蔵野音楽大学 大学院修了
ピアノ 中野裕子 

【ロイヤルティガ―国際部門】

◆ロイヤルティガー大賞
水野 友貴 
ソプラノ
東京音楽大学大学院 オペラ研究領域 修了
ピアノ:篠宮久徳 

【三部門共通】

* テノール特賞 *
浅原孝夫 
ロイヤルティガー国際部門/テノール
洗足学園音楽大学音楽学科卒業
ピアノ:山下珠実

* 金賞 *
奥秋 大樹 
ミラノ大賞部門/バス 
武蔵野音楽大学大学院修了
ピアノ:渡邊拓也

* 金賞 *
川口 詩子 
シエナ大賞部門/ソプラノ 
ピアノ: 織井香衣 

* 金賞 *
本多 信明 
シエナ大賞部門/テノール 
名古屋大学卒業
ピアノ:篠宮久徳 

* イタリア大使杯 *
河野 大樹 
ミラノ大賞部門/テノール 
東京藝術大学大学院オペラ専攻在学
ピアノ:中山 瞳 

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