2016年5月11日
◆第8回ノボシビルスク国際ヴァイオリンコンクール、小川恭子が1位
第8回ノボシビルスク国際ヴァイオリンコンクール(ロシア)のシニア部門で小川恭子が1位を獲得した。
小川恭子は東京都の出身で、昨年の日本音楽コンクールのバイオリン部門で1位・増沢賞を受賞している。
第8回ノボシビルスク国際ヴァイオリンコンクール(ロシア)のシニア部門で小川恭子が1位を獲得した。
小川恭子は東京都の出身で、昨年の日本音楽コンクールのバイオリン部門で1位・増沢賞を受賞している。
作曲家でシンセサイザー奏者の冨田勲が5日、慢性心不全のため死去した。享年84歳。
冨田勲は、1970年代、当時まだ日本では珍しかったシンセサイザーを導入し、「月の光」「惑星」など数々の作品を発表し、米国をはじめ海外でも高く評価された。
1974年には日本人として初めてグラミー賞にノミネートされた。
30年の歴史を有する千葉県唯一のプロオーケストラ「ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉」は、10月1日より「千葉交響楽団」と名称を変更し、新たなスタートを切ることになった。
これは、同オーケストラの音楽監督の山下一史が掲げる“おらがまちのオーケストラ”を実現し、より高い音楽芸術文化の普及発展を図り、県民から親しみをもってもらうため。
日本舞台芸術振興会代表の佐々木忠次氏が心不全のため死去した。享年83歳。
佐々木氏は、バレエ、オペラのプロデューサーとして世界的に知られる。
1964年に東京バレエ団を設立し、750回近い海外公演を行う。1976年から「世界バレエフェスティバル」を3年に1度開催。
オペラでは、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場など、海外の名門を数多く招聘した。
50年の歴史をもつ長野市民会館から長野市の芸術文化の歩みを受け継ぎ、新たに「長野市芸術館」(芸術監督:久石 譲)が、5月8日に開館する。
オープニングコンサートは、同館芸術監督の久石 譲の指揮で読売日本交響楽団の演奏会が開催される。
◇
久石 譲:祝典序曲 (長野市芸術館委嘱作品・世界初演)
アルヴォ・ペルト:交響曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
指揮:久石 譲
管弦楽:読売日本交響楽団
会場: 長野市芸術館(長野市大字鶴賀緑町1613番地)
日時:2016年5月8日(日) 午後7時
広島交響楽団とポーランド・ワルシャワを本拠地とするシンフォニア・ヴァルソヴィアの合同オーケストラにより、「ピース・アーチ・ひろしまクラシック・コンサート」が開催される。
7月23日のコンサートでは、秋山和慶の指揮のもと、2015年10月「第17回ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリストの小林愛実とショパンのピアノ協奏曲第1番、そしてアメリカ・日本・ドイツ・ポーランドの代表的な歌手および東京オペラ・シンガーズが共演するベートーヴェン「第9」が演奏される。
広島交響楽団とポーランドの共同プロジェクトは今後も継続され、2019年の日本・ポーランド外交樹立100周年、そして2020年の戦後・被爆75年、ベートーヴェン生誕250年、そして次回のショパン・コンクールまで続くことになっている。
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ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」
指揮:秋山 和慶
管弦楽:広島交響楽団+シンフォニア・ヴァルソヴィア
ピアノ 小林愛実
独唱:ニコール・カベル(ソプラノ)
藤村 実穂子(メゾ・ソプラノ)
クリスティアン・エルスナー(テノール)
アダム・パルカ(バス)
合唱 東京オペラシンガーズ
会場:広島文化学園 HBG ホール(広島市中区)
日時:2016年7月23日(土) 午後3時
1951年にクラシック音楽の公演などを行う梶本音楽事務所を設立し、日本のクラシック音楽界の振興に貢献した梶本尚靖氏(KAJIMOTO会長)が死去した。享年95歳。
クラシック音楽のマネジメントの草分けであり、数多くの海外の著名演奏家の来日公演を成功させた。
新人演奏家の登竜門「東京音楽コンクール」と若手演奏家の登竜門「日本音楽コンクール」の本選は、次の日程で行われる。
<東京音楽コンクール本選>
声楽 8月23日(火)
金管 8月25日(木)
ピアノ 8月28日(日)
<日本音楽コンクール本選>
フルート 10月25日(火)
作曲(オーケストラ作品) 10月26日(水)
声楽(歌曲) 10月27日(木)
オーボエ 10月28日(金)
バイオリン 10月29日(土)
ピアノ 10月30日(日)
インターネット接続サービス企業のインターネットイニシアティブ(IIJ)と独ベルリン・フィル・メディア(財団法人ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の子会社)は、ベルリン・フィル・メディアが運営するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」において、IIJが「ストリーミングパートナー」となるスポンサーシップ契約を締結した。
同契約により両社は、高精細映像と高品位音声を融合する未来の配信サービスを実現するため、共同で新技術の開発に挑戦する。
最初のプロジェクトとして、ハイレゾ音源をストリーミング配信するための技術で協力し、ベルリン・フィルの演奏を、ライブ・コンサートさながらの臨場感あふれる高音質で届けするサービスを展開する。
独ベルリン・フィル・メディアは、ベルリンフィルの演奏会の映像ハイビジョン配信サービス「デジタル・コンサートホール」を開始し、年間約50回の定期演奏会を、ライブ中継およびオンデマンド再生で提供(有料)している。
IIJは、ハイレゾ音源によるストリーミングサービス「PrimeSeat(プライムシート)」で放送しているインターネットラジオにおいて、4月16日より新番組「ベルリン・フィル アワー」を配信開始した。
新番組では、ベルリン・フィルの定期演奏会をハイレゾ音源(PCM 48kHz/24bit)でお届ける。ベルリン・フィル・メディアとのストリーミングパートナー契約締結により独占的に楽曲が提供されるもので、世界最高峰のオーケストラの演奏を自宅で楽しめる。
第5回「若い指揮者のための合唱指揮コンクール」の本選が4月29日、第一生命ホールで開催され、次の結果が発表された。
第1位 麻山皓太
第2位 谷 郁
第3位 白井智朗
初見演奏部門賞 麻山皓太
18世紀以前の作品部門賞 谷 郁
ロマン派・近現代作品部門賞 麻山皓太
オーディエンス賞 麻山 皓太
ノルウェー王国スカラーシップ賞 麻山皓太
エルヴィン・オルトナーより副賞 谷 郁、白井智朗、麻山皓太
「若い音楽家のための合唱指揮コンクール」は、アジア初、世界でも類希少なコンクールで、2008年第1回を開催し、その後、2年に1度の開催を重ね、2016年に第5回を迎えた。審査員は、カール・ホグセット(ノルウェー/合唱指揮者、声楽家)、エルヴィン・オルトナー(オーストリア/指揮者)、シグヴァルズ・クラーヴァ(ラトビア/指揮者)が務めた。