クラシック音楽 ニュース


2016年7月02日

◆第24回(2016年度)「渡邉曉雄音楽基金」、特別賞にアレクサンドル・ラザレフ、池辺晋一郎、井上道義


 第24回(2016年度)「渡邉曉雄音楽基金」 音楽賞と特別賞が発表された。

                             
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音楽賞:該当者なし 

特別賞:アレクサンドル・ラザレフ、池辺晋一郎、井上道義

 アレクサンドル・ラザレフ(1945年生まれ)は、ロシア出身の指揮者。1987年-1995年、ボリショイ劇場の音楽監督・首席指揮者を務め、同劇場自体の芸術総監督の任にもあった。2008年-2016年、日本フィルハーモニー交響楽団首席指揮者。2016年同交響楽団桂冠指揮者兼藝術顧問に就任。

 池辺晋一郎(1943年生まれ)は、茨城県水戸市出身の作曲家。1966年日本音楽コンクール第1位。1974年文化庁芸術祭優秀賞(1982年、1983年、1984年にも)。1976年イタリア放送協会賞(1989年にも)。1989年国際エミー賞優秀賞。2004年紫綬褒章。1991年尾高賞(1999年にも)。

 井上道義(1946年生まれ)は、東京都出身の指揮者。1971年ラ・スカラ主催「グィード・カンテッリ指揮者コンクール」優勝。1983年ー1988年新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督。1998年 フランス政府より芸術文化勲章「シェヴァリエ」を受賞。2007年 オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督に就任。

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2016年7月02日

◆第8回「安川加壽子記念コンクール」、上原琢矢(大阪芸術大学1年)が優勝


 第8回「安川加壽子記念コンクール」(主催:日本ピアノ教育連盟)の本選が行われ、上原琢矢(大阪芸術大学1年)が優勝した。

 同コンクールは、ピアニストで日本ピアノ教育連盟の初代会長である安川加壽子(1922年―1996年)の功績をたたえ、合わせてわが国のピアノ音楽のさらなる発展のために開催している。

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第1位 上原琢矢(大阪芸術大学1年)<全日本社会貢献団体機構賞/オクタヴィア・レコード賞>

第2位 吉見友貴(桐朋女子高等学校音楽科[共学]1年)

第3位 小林 遼(東京音楽大学大学院1年)

入 選 橋本健太郎(桐朋学園大学院大学2年)
     樋口一朗(桐朋学園大学2年)
     藤田健夫(東京音楽大学大学院2年)
     伊舟城歩生(東京音楽大学1年)
     佐久間由光(東京音楽大学1年)

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2016年6月26日

◆第6回「仙台音楽コンクール」のピアノ部門、韓国のキム・ヒョンジュが優勝


 第6回「仙台音楽コンクール」のピアノ部門の最終審査が行われ、第1位は、韓国のキム・ヒョンジュンが獲得した。

 「仙台国際音楽コンクール」は、仙台市が2001年に創設し、3年毎に行うコンクール。

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第1位 キム・ヒョンジュン(25歳 / 女 / 韓国)

第2位 エヴァン・ウォン(26歳 / 男 / アメリカ)

第3位 北端 祥人(28歳 / 男 / 日本)

第4位 シャオユー・リュウ(19歳 / 男 / カナダ)

第5位 シン・ツァンヨン(22歳 / 男 / 韓国)

第6位 坂本 彩(27歳 / 女 / 日本)

審査委員特別賞 該当者なし

聴衆賞 1日目 シン・ツァンヨン(22歳 / 男 / 韓国)
      2日目 シャオユー・リュウ(19歳 / 男 / カナダ)
      3日目 エヴァン・ウォン(26歳 / 男 / アメリカ)

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2016年6月22日

◆新国立劇場の芸術監督、大野和士が就任


 新国立劇場は、2018/2019シーズンの芸術監督に大野和士が就任する発表した。

 大野和士の芸術監督就任期間は、平成30(2018)年9月1日~平成34年(2022)年8月31日の4年間。

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2016年6月22日

◆「ダークダックス」の佐々木行(マンガさん)死去(享年84歳)


 4人組男声コーラスグループ「ダークダックス」のメンバーで、「マンガさん」の愛称で親しまれた佐々木行が死去した。享年84歳。
 
 佐々木行は、リードテナーとして活躍。1993年、メンバー4人が紫綬褒章を受賞した。

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2016年6月19日

◆「ロベルト・シューマン国際コンクール」ピアノ部門で梅村知世が2位、阿見真依子が3位に入賞


 ドイツで開催されていた「ロベルト・シューマン国際コンクール」の本選のピアノ部門で、梅村知世が2位、阿見真依子が3位に入賞した。

 今回は1位は該当者がいなかった。

 同コンクールは1956年に始まり、4年に1度開催されている。

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2016年6月18日

◆第46回「東燃ゼネラル音楽賞」本賞は指揮の井上道義、奨励賞はピアノの萩原麻未が受賞


 第46回「東燃ゼネラル音楽賞」洋楽部門本賞は指揮者の井上道義、奨励賞(第28回)はピアニストの萩原麻未が受賞した。

<井上道義:贈賞理由>

 若い時から国際的な活躍を展開し、その後国内外で重要ポストを歴任し、現在もオーケストラ・アンサンブル金沢の音楽監督や大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者の重責を担う井上道義氏が、咽頭癌克服後に繰り広げている活躍ぶりは、以前にもまして目を見張るものがある。今後の我が国の音楽界へのさらなる影響を期待して本賞を贈る。

<萩原麻未:贈賞理由>

 萩原麻未が、1位を出さないことで有名なジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初めて優勝したのが2010年。その後も着実に成長を続け、協奏曲にリサイタルにとソロ活動でこの上ない集中力と自在感に富む演奏を展開。ソロはもとより、室内楽分野におけるこの活躍が、我が国の音楽界にさらに大きな刺激と影響をもたらすことを期待して奨励賞を贈る。

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2016年6月12日

◆クラシック音楽の評論家・指揮者の宇野功芳が死去(享年86歳) 


 クラシック音楽の評論家で指揮者の宇野功芳が死去した。享年86歳。

 宇野功芳は、東京都出身で国立音楽大学声楽科卒。父は漫談家の牧野周一。

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2016年6月08日

◆「紀尾井シンフォニエッタ東京」、2017年4月から「紀尾井ホール室内管弦楽団」に名称変更


 「紀尾井シンフォニエッタ東京」は、2017年4月から「紀尾井ホール室内管弦楽団」に改称する。

 新機軸のテーマは「求心力」と「発信力」。音楽的な「求心力」として、首席指揮者にライナー・ホーネックを迎える。また、楽団メンバーの運営への参画を強化し、事務局と一体となった運営を行うことにより、さらに「求心力」を高める方針。

 桂冠名誉指揮者     尾高忠明
 首席指揮者        ライナー・ホーネック
 桂冠演奏家        菅沼順二(ヴィオラ、東京芸術大学名誉教授)
                 杉木峰夫(トランペット、東京芸術大学名誉教授)
                 河原泰則(コントラバス、元WDR交響楽団首席奏者)
 コンサートマスター    玉井菜採/千々岩英一/アントン・バラホフスキー

 首席指揮者に就任するライナー・ホーネック(1961年生まれ)は、オーストリアのネンツィング出身。1981年ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第一ヴァイオリン奏者として入団、1984年には同歌劇場管のコンサートマスターに、1992年にはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任し、現在に至る。

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2016年6月07日

◆第10回「岩城宏之音楽賞」、OEK第1コンサートマスターのアビゲイル・ヤングが受賞


  第10回「岩城宏之音楽賞」は、現在、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の第1コンサートマスターでヴァイオリニストのアビゲイル・ヤングが受賞した。

 「岩城宏之音楽賞」は、故岩城宏之(オーケストラ・アンサンブル金沢<OEK>永久名誉監督)の遺志を受け2007年に創設された。

 受賞したアビゲイル・ヤングは、今年9月10日に行われる「岩城宏之メモリアル・コンサート金沢公演」(指揮:山田和樹氏)においてソリストとして出演し、公演の冒頭に音楽賞と副賞が授与される。

 ヴァイオリンのアビゲイル・ヤングは、イギリス・グラスゴー生まれ。これまでイギリス室内管弦楽団副コンサートマスター、ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団コンサートマスターを務めた。1999年オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)と初共演し、現在、OEK第1コンサートマスター。ヨーロッパのオーケストラにもゲストコンサートマスターとして出演している。

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<授賞式ならびに披露演奏>

~岩城宏之メモリアル・コンサート金沢公演~

ヴァイオリン:アビゲイル・ヤング

指揮:山田和樹

管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢

会場:石川県立音楽堂コンサートホール

日時:2016年9月10日(土)14:00 

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