2016年6月18日
第46回「東燃ゼネラル音楽賞」洋楽部門本賞は指揮者の井上道義、奨励賞(第28回)はピアニストの萩原麻未が受賞した。
<井上道義:贈賞理由>
若い時から国際的な活躍を展開し、その後国内外で重要ポストを歴任し、現在もオーケストラ・アンサンブル金沢の音楽監督や大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者の重責を担う井上道義氏が、咽頭癌克服後に繰り広げている活躍ぶりは、以前にもまして目を見張るものがある。今後の我が国の音楽界へのさらなる影響を期待して本賞を贈る。
<萩原麻未:贈賞理由>
萩原麻未が、1位を出さないことで有名なジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初めて優勝したのが2010年。その後も着実に成長を続け、協奏曲にリサイタルにとソロ活動でこの上ない集中力と自在感に富む演奏を展開。ソロはもとより、室内楽分野におけるこの活躍が、我が国の音楽界にさらに大きな刺激と影響をもたらすことを期待して奨励賞を贈る。