クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2015年 9月

2015年9月29日

◆「一柳 慧 コンテンポラリー賞」創設、11月に応募受付


 作曲家・ピアニストの一柳慧が、新たな音楽賞「一柳 慧 コンテンポラリー賞」を創設した。

 同賞は、芸術音楽を基軸に、優れた活動を行っている音楽家(作曲家、パフォーマー、指揮者、評論家など)を対象に選び、芸術音楽の充実と活性化、また音楽を通した豊かな社会の創造を目的としている。

 一柳慧がその審査を行い、受賞者(原則として1名)を決定する。

 受賞者には、賞状と賞金100万円(複数者受賞の場合、賞金は分割)が授与される。

 第1回の「一柳 慧 コンテンポラリー賞」は、2015年11月を応募期間とし、2016年1月初旬に受賞者を決定し、後日、授賞式と交流会を行うことにしている。

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2015年9月28日

◆新日本フィル、「あなたが選ぶベスト交響曲」アンケートの途中経過発表 


 新日本フィルハーモニー交響楽団の5月から始まった、年末の公演のリクエストを募集する「あなたが選ぶベスト交響曲」アンケートの途中経過が次の通り発表された(9月12日現在)。投票は10月末まで。

【アンケート1】(12/19、12/20にアンケート1位+ベートーヴェン「第九」を演奏)

第1位 モーツァルト/交響曲第41番『ジュピター』 742票 
第2位 メンデルスゾーン/交響曲第4番『イタリア』600票 
第3位 シューベルト/交響曲第7(8)番『未完成』 512票
第4位 モーツァルト/交響曲第40番  430票 
第5位 ハイドン/交響曲第94番『驚愕』225票 
第6位 シューベルト/交響曲第4番『悲劇的』144票

 【アンケート1】の順位変わらず「ジュピター」が大きく引き離して1位。「イタリア」も追い上げている。

【アンケート2】(12/21に上位2曲を演奏)

第1位 ブラームス/交響曲第1番 420票
第2位 ドヴォルジャーク/交響曲第9番『新世界より』 403票
第3位 マーラー/交響曲第1番『巨人』389票
第4位 チャイコフスキー/交響曲第6番『悲愴』286票
第5位 ベートーヴェン/交響曲第9番『合唱付き』286票
第6位 ブルックナー/交響曲第4番『ロマンティック』282票
第7位 ショスタコーヴィチ/交響曲第5番『革命』270票
第8位 シューマン/交響曲第3番『ライン』 164票
第9位 ベートーヴェン/交響曲第5番『運命』155票

 【アンケート2】は「ブラ1」、「新世界」の優勢は変わらず。ぐんと伸びているマーラーとブルックナーは、実はWEBでの得票数がものすごく多い。WEB分を9月にまとめてカウントしているため、このような形になった。

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2015年9月25日

◆スクリャービンのピアノソナタ全10曲を10人のピアニストが演奏するコンサート、10月4日、小金井 宮地楽器ホールで開催


 
 2015年はスクリャービン没後100年に当たるが、これを記念してベテランから俊英まで、第一線で活躍している10人の日本人ピアニストが一堂に会し、ピアノソナタ全10曲を一気に披露するという意欲的なコンサートが10月4日、小金井 宮地楽器ホールで開催される。

 スクリャービン(1872年―1915年)は、ロシアの作曲家兼ピアニスト。かつて、スクリャービンは一過性の存在の作曲家であると考えられていたが、現在では、スクリャービンの影響は国際的な広がりを見せ、音楽史上重要な作曲家の一人と考えられるようになってきている。スクリャービンは10曲のピアノソナタを残したが、ベートーヴェン以降、独自の世界のピアノソナタを開拓した一人にも数えられている。
                                
                                  ◇

~スクリャービン没後100年 ピアノ・ソナタ全曲演奏会~

スクリャービン:ピアノ・ソナタ第1番           (演奏:西尾真実)
                  第2番「幻想ソナタ」   (演奏:志村泉)
                  第3番           (演奏:村上弦一郎)
                  第4番           (演奏:船橋泉乃)
                  第5番           (演奏:田中正也)
                  第6番           (演奏:太田由美子)
                  第7番「白ミサ」     (演奏:矢澤一彦)
                  第8番           (演奏:中野孝紀)
                  第9番 「黒ミサ」     (演奏:岡田敦子)
                  第10番          (演奏:松山元)

会場 : 小金井 宮地楽器ホール (小金井市民交流センター)

日時:2015年10月4日(日) 午後4時30分

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2015年9月23日

◆世界初のコンサート「『野ばら』111曲演奏会」、11月27日~28日の2日間にわたり川口リリア音楽ホールで開催


 川口リリア音楽ホール(埼玉県川口市)では、世界初のコンサートとなる「『野ばら』111曲演奏会」を、11月27日(金)~28日(土)の2日間にわたり開催する。

 歌曲「野ばら」は、若きゲーテによって詩が作られ、それは国を超え、時代を超えて世界中で親しまれている。シューベルト、ウェルナー、ブラームス…。実は、彼らだけではなく世界中の100人超の作曲家が様々な色の「野ばら」を作曲している。

 文献上は154曲あるとされるが、これまでに収集されていた楽譜は91曲。

 そこで、今回、未発見の楽譜を探すべく「野ばら発掘の旅」を始め、現在までに約20曲の新発見とされる楽譜収集に成功した。

 111曲もの「野ばら」に込められた想い、魂、メッセージ…。今回の「『野ばら』111曲演奏会」では、それら全てを感じてることができる。

【会場】

川口リリア音楽ホール

【日時】

1日目:2015年11月27日(金) 午後7時
2日目:2015年11月28日(土) 午後1時

【出演】

ソプラノ   佐々木 典子
ソプラノ   小林 沙羅
バリトン   土田 悠平
ソプラノ   村元 彩夏
ソプラノ   松本 秋音
ソプラノ   金沢 貴恵
ソプラノ   吉澤 淳
アルト    布施 奈緒子
アルト    谷地畝 晶子
アルト    益田 早織
アルト    平山 莉奈
テノール  中嶋 克彦
テノール  又吉 秀樹
テノール  市川 浩平
テノール  濱松 孝行
バリトン   増原 英也
バリトン   片山 将司
バリトン   加耒 徹
バリトン   白岩 洵

ピアノ    居福 健太郎
ピアノ    佐藤 卓史

合唱指揮  辻 博之

ギター    森田 綾乃

フルート   岩崎 花保

レクチャー  檜山 哲彦(27日)
レクチャー  横山 淳子(28日)

【主催】

野ばらプロジェクト/株式会社SLUR

【共催】

公益財団川口総合文化センター

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2015年9月22日

◆ブザンソン国際指揮者コンクール、斎藤友香理が「最優秀賞」受賞


 フランスのブザンソン国際指揮者コンクールで、東京都出身の斎藤友香理が、優勝は逃したが、観客とオーケストラによる投票で「最優秀賞」に選ばれた。

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2015年9月21日

◆宗次ホール、「第1回ツィゴイネルワイゼンヴァイオリンコンクール」を11月23日に開催


 宗次ホール(名古屋市中区)は、「第1回 宗次ホール ツィゴイネルワイゼンヴァイオリンコンクール~日本一のツィゴイネルワイゼン弾きは誰だ!」を、11月23日(月/祝)に開催する。

 「ツィゴイネルワイゼン」は、スペイン生まれのヴァイオリニストであるサラサーテが作曲、1878年に完成した管弦楽伴奏付きのヴァイオリン曲で、非常に派手で劇的なヴァイオリン曲として知られる。同コンクールは、この「ツィゴイネルワイゼン」演奏を得意としている演奏家が参加し、日本一のツィゴイネルワイゼン弾きを決めようというもの。

                                    ◇

審査委員長:大谷 康子
          東京音楽大学教授、東京藝術大学附属音楽高校講師、東京交響楽団ソロ・コンサートマスター 

審査委員:清水 高師 
          東京藝術大学教授、東邦音楽大学特任教授 
      中澤 きみ子 
           尚美学園大学及び同大学院客員教授 
      金山 茂人 
           日本演奏連盟 専務理事、東京交響楽団 理事・最高顧問  

2015 年10月17日(土) 応募、および録音審査受付締切(録音審査料振込締切)
     
      11月23日(月・祝) 本選・表彰式

賞金および副賞

 第1 位 50 万円+オーケストラとの共演の機会を設ける(日程及び共演オーケストラは未定)

 第2 位 30万円
 
 第3 位 10万円

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2015年9月20日

◆中国フィルハーモニー管弦楽団、11月に13年ぶり2度目の来日 


 中国フィルハーモニー管弦楽団が芸術総監督兼首席指揮者のロン・ユーと共に、2002年以来13年ぶり2度目の来日をすることが決定した。京劇とのコラボレーションや若手ピアニストのジョンソン・リが日本初登場する。

                                 ◇

京劇:「貴妃酔酒」(鄒野<ツォウ・イエ>による管弦楽版)

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

指揮:ロン・ユー

管弦楽:中国フィルハーモニー管弦楽団

京劇俳優:王 怡(ワン・イ)

ピアノ:ジョンソン・リ

会場:東京オペラシティコンサートホール   2015年11月4日(水)午後7時
   
    軽井沢大賀ホール             2015年11月5日(木)午後6時 

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2015年9月18日

◆東京交響楽団、2016年10月にヨーロッパ・ツアー実施


 東京交響楽団は、2016年度に迎える創立70周年を記念して、音楽監督ジョナサン・ノットとともにヨーロッパ・ツアーを行うことになった。

 これは、5か国、5都市から招かれて行う公演となる。

 ①10月20日 ポーランド・ブロツワフ  国際音楽フォーラム
 ②10月22日 クロアチア・ザグレブ   ヴァトロスラフ・リシンスキコンサートホール
 ③10月24日 オーストリア・ウィーン  ウィーン楽友協会大ホール
 ④10月26日 オランダ・ロッテルダム  デ・ドーレンコンサートホール
 ⑤10月27日 ドイツ・ドルトムント   ドルトムントコンサートホール

 <プログラムA>
 
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:イザベル・ファウスト)
 ショスタコーヴィッチ:交響曲第10番

 <プログラムB>

 武満徹:弦楽のためのレクイエム
 ドビュッシー:交響詩「海」
 ブラームス:交響曲第1番

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2015年9月16日

◆NHK、「NHK音楽祭2015」≪オーケストラ公演≫を10月1日~11月16日開催


 NHKは、「NHK音楽祭2015」≪オーケストラ公演≫を10月1日~16日、NHKホールにおいて開催する。今年は、放送開始90年を記念して、“MEET the CLASSICS~名曲と出会う場所~”をコンセプトに、多彩なプログラムを展開。 オーケストラ公演では、指揮者との絶妙なコンビネーションが紡ぐ“極上のオーケストラ・サウンド”を届ける。

~「NHK音楽祭2015」≪オーケストラ公演≫~

会場:NHKホール (東京都渋谷区神南2-2-1)

                                     ◇

【ロンドン交響楽団】

パーセル(スタッキー編曲):メアリー女王のための葬送音楽
ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番
ブラームス:交響曲第1番

日時:平成27年10月1日(木) 午後7時

指揮:ベルナルト・ハイティンク

ピアノ:マレー・ペライア

                                    ◇

【NHK交響楽団】

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲
ベルリオーズ:幻想交響曲 

日時:平成27年10月8日(木) 午後7時

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ

                                    ◇

【チェコ・フィルハーモニー管弦楽団】

スメタナ/わが祖国

平成27年11月4日(水) 午後7時

指揮:イルジー・ビエロフラーヴェク

                                    ◇

【hr交響楽団(旧フランクフルト放送交響楽団)】

ウェーバー/歌劇「オイリアンテ」序曲
チャイコフスキー/バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」

日時:平成27年11月16日(月) 午後7時

指揮:アンドレス・オロスコ・エストラーダ

バイオリン:五嶋龍

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2015年9月13日

◆東京交響楽団、音楽監督ジョナサン・ノットの任期を2026年3月まで延長


 東京交響楽団は、2014年度より音楽監督を務めるジョナサン・ノットの任期を2026年3月まで延長すると発表した。

 ジョナサン・ノット(1962年)は、2014年度より3年間の契約で東京交響楽団の第3代音楽監督に就任し、現在、2シーズン目。今後も1シーズンに4回来日し、計8週間指揮することになっている。

 なお、ジョナサン・ノットは、2015年からスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任している。

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