クラシック音楽 ニュース


2016年8月29日

◆第26回「芥川作曲賞」、渡辺裕紀子作曲「折られた…」が受賞

 第26回「芥川作曲賞」は、渡辺裕紀子作曲の「折られた… 」が受賞した。
 
 贈賞理由:自らの音に対する感性に従い、ひたむきに自分の言葉を捜そうとしている。新しい、リアリティのある響きに将来性を感じさせる作品として、高く評価された。

 渡辺裕紀子は、1983年生まれ。桐朋学園大学にて作曲を原田敬子、間宮芳生各氏に学ぶ。野村国際文化財団、ロームミュージックファンデーションより奨学金を受け、グラーツ音楽大学にてベアート・フラー氏に学ぶ。2011年オーストリアにてÖ1 Talentebörse-Kompositionspreise 受賞。2013年文化庁新進芸術家海外研修員。現在DAAD 奨学生としてケルン音楽大学Konzertexamen 課程に在籍し、ヨハネス・シェルホルン氏に師事。

 芥川作曲賞は、戦後のわが国音楽界の発展に多大の貢献をされた故芥川也寸志の功績を記念して、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したもの。

TrackBack URL :

コメント記入欄

*