2025年6月08日
第9回「仙台国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門は、第1位は無し、第2位ムン・ボハ(韓国)が入賞した。
第1位:入賞者なし
第2位:ムン・ボハ (韓国)
第3位:ジャン・アオジュ (中国)
第4位:リ・ジンジュ (中国)
第5位:パク・ソヒョン (韓国)
第6位:キム・ハラム (韓国)
第6位:レイ・ハイルイ (中国)
第9回「仙台国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門最高位受賞記念リサイタルが浜離宮朝日ホール(東京)で2025年冬に行われる。
【出演者】ムン・ボハ
【時 期】2025年冬
【会 場】浜離宮朝日ホール(東京都中央区築地5-3-2)
【チケット発売日】2025年9月2日(火)
仙台でのリサイタルは、来春開催予定。
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2025年6月05日
第6回「東京国際ヴィオラコンクール」の⼊賞者及び特別賞受賞者は、次の通り。
<⼊賞者>
第1位:イーシュウ・リン(中国)
第2位:笠井⼤暉(⽇本)
第3位:エマド・ゾルファガリ(カナダ)
<特別賞>
・聴衆賞:笠井⼤暉(15/31 ファイナルの会場にて聴衆の投票により最多票を得た出場者に贈呈)
・サントリー芸術財団賞:和⽥志織 (邦⼈作曲家作品において優れた演奏をした出場者に贈呈)
・ヒンデミット賞:和⽥志織(⾼級カーボンファイバー製ヴィオラ⼸の贈呈|提供:中善楽器(愛知) 第2次審査においてヒンデミット作品の優れた演奏をした出場者に贈呈)
・奨励賞:エマド・ゾルファガリ(⾼級カーボンファイバー製ヴィオラ⼸の贈呈|提供:中善楽器(愛知) 今後の活躍が期待される出場者に贈呈)
・名古屋フィルハーモニー交響楽団賞:第1位:イーシュウ・リン(2026年以降の同団演奏会にソリストとして協奏曲を演奏)
・ルンデ賞:第1、2、3位(ルンデ(名古屋)にて開催される⼊賞記念コンサートに出演)
・⼊賞記念コンサート(東京)、⼊賞記念ガラ・コンサート(⼤阪、仙台)に出演:第1、2、3位
・ヴィオラスペース2026または2027への出演:第1、2、3位
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2025年6月01日
「エリザベート王妃国際コンクール」は、久末航が第2位、亀井聖矢が第5位、さらに桑原志織と吉見友貴が入賞(ファイナル進出)果たした。
第1位はオランダのニコラ・メーウーセン。
◇
久末 航(1994年生まれ)は、滋賀県大津市出身。14歳で京都青山音楽記念館バロックザールにてリサイタルを開催。2017年「ミュンヘン国際音楽コンクール」で第3位および委嘱作品特別賞を受賞。第7回「リヨン国際ピアノコンクール」第1位及び聴衆賞受賞。
亀井聖矢(2001年生まれ)は、愛知県出身。2022年「ロン=ティボー国際音楽コンクール」にて第1位および「聴衆賞」「評論家賞」受賞。第88回「日本音楽コンクール」第1位、第43回「ピティナ・ピアノコンペティション」特級グランプリなど国内外で数々の賞を獲得。桐朋学園大学を首席で卒業後、カールスルーエ音楽大学に入学。
桑原志織(1995年生まれ)は、東京都出身。2018年東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を首席で卒業。2014年第83回「日本音楽コンクール」第2位および岩谷賞(聴衆賞)受賞。その後ベルリン芸術大学に留学し、国際的に活躍。2016年第62回「マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクール」第2位など国際コンクールでも上位入賞を果たしている。
吉見友貴(2000年生まれ)は、東京都出身。高校2年在学中に第86回「日本音楽コンクール」で最年少優勝を果たす。桐朋学園ソリスト・ディプロマコースを経て、ニューイングランド音楽院に留学。2021年の「エリザベート王妃国際音楽コンクール」でもセミファイナリストとなっており、今回は見事ファイナル進出を果たした。
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2025年5月31日
フィンランド・ヘルシンキで行われた「シベリウス国際バイオリン・コンクール」で、吉田 南(奈良県出身)が2位に入賞した(1位はスーイエ・パク<韓国>)。シベリウスの「バイオリン協奏曲」をフィンランド放送交響楽団と共演した吉田 南は、同曲の最優秀演奏賞も受賞した。
吉田 南(1999年生まれ)は、奈良県出身。12才で大阪フィルハーモニー交響楽団と協演し、ソリストとして初めて舞台に立つ。以後多数のソロリサイタルやコンサートに出演。国内では4度にわたる大阪フィルハーモニー交響楽団との協演の他、主要オーケストラとの協演を重ねる。
第64回(2010年)・第66回(2012年)「全日本学生音楽コンクール」小・中学校の両部門第1位。2014年高校1年生で「日本音楽コンクール」第1位及び5つの特別賞を受賞後、2015年「シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール」に最年少参加し入賞。ヘルシンキフィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団と協演の模様がフィンランド国営放送により放映され、聴衆賞を受賞。
桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業後、渡米。フルスカラシップを得て、ボストンのニューイングランド音楽院修士課程修了(2024年5月)。また桐朋学園大学ソリストディプロマコース(特待生)を最高評価を得て修了後、東京音楽大学アーティストディプロマコースに特別特待奨学生修了。
2016年には「モントリオール国際音楽コンクール」に最年少で参加し第3位。2021年ドイツ・ハノーファーで開催された「ヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール」で入賞。2022年第11回「インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール」第3位。2024年「エザベート王妃国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門にて第6位入賞、併せてブリュッセル市賞受賞。
現在、独クロンベルク・アカデミー・プロフェッショナルスタディに在籍、ミハエラ・マルティン氏に師事。2025年秋からは、ベルリン・フィルの第1ヴァイオリン奏者として入団することになっている。
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2025年5月31日
国際的に活躍したヴァイオリニストの小林武史が5月19日死去した。享年94歳。
小林武史は、1931年、インドネシアのスマトラ島生まれ。音楽教育法スズキ・メソードの創始者、鈴木鎮一に師事し、1955年から東京交響楽団、旧チェコスロバキアの国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団などのコンサートマスターを歴任。
1971年以降はソロや室内楽の活動に専念し、世界的に知られるベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」の発展に尽力。
作曲家の團伊玖磨や伊福部昭らの作品紹介にも積極的に取り組んだ。
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2025年5月15日
第76回「プラハの春国際音楽コンクール」チェロ部門で水野優也(27歳)が第1位を獲得した。
水野優也は東京都出身。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了。ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽大学を経て、現在、オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学在学中。
2020年第89回「日本音楽コンクール」第1位。2023年CD「水野優也×反田恭平 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ&ショパン:チェロ・ソナタ」をリリース。ソリストとして活動しながら、東京交響楽団、読売日本交響楽団、京都市交響楽団などと協演を重ねている。
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2025年4月25日
山田和樹がベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任する。
任期は2026年秋のシーズンから3年間。
山田和樹は現在、英バーミンガム市交響楽団の音楽監督、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督を務めている。
指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科で松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。1998年横浜シンフォニエッタ音楽監督。2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年~2012年NHK交響楽団副指揮者。2011年「出光音楽賞」受賞。2010年~2017年スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務める。2012年「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。2012年「齋藤秀雄メモリアル基金賞」受賞。2012年「文化庁芸術祭賞新人賞(音楽部門)」受賞。2014年東京混声合唱団音楽監督に就任。2016年東京混声合唱団理事長職を兼務。2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2017年第67回「芸術選奨」文部科学大臣新人賞受賞。2018年読売日本交響楽団首席客演指揮者に就任。2022年モナコ公国から「シュバリエ文化功労勲章」受章。2023年バーミンガム市交響楽団首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任。2025年3月第56回(2024年度)「サントリー音楽賞」受賞。2025年6月ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にデビュー予定。2026年4月東京芸術劇場の芸術監督(音楽部門)に就任予定。2026年ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任予定。著述に『「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか』(対談・アルテスパブリッシング刊)、『「自由」の危機 ―息苦しさの正体』(論考集・集英社新書)などがある。
ベルリン・ドイツ交響楽団(略称:DSO)は、ドイツ・ベルリンに本拠を置くオーケストラ。1946年、西ベルリンのアメリカ軍占領地区放送局(通称:RIAS)のオーケストラとして設立された。アメリカ軍地区交響楽団とも呼ばれていた。当時、東側から逃れてきた旧ベルリン国立歌劇場の楽団員も多く入団。設立間もない頃から高い完成度を誇り、西ベルリン聴衆から熱狂的な支持を得ると共に、ヨーロッパ各地の公演でも絶賛された。その輝かしい布石を築いたのが、初代首席指揮者フェレンツ・フリッチャイである。1956年に、ベルリン放送交響楽団と改称。ドイツ再統一後、かつての母体であったRIAS放送局や契約先の自由ベルリン放送の統廃合を機に、1993年に現在の名称に改称した。1994年に、ドイチュラントラジオが40%、ドイツ連邦共和国政府が35%、ベルリン市が20%、ベルリン・ブランデンブルク放送協会が5%をそれぞれ出資した有限会社が設立され、RIAS室内合唱団、ベルリン放送合唱団、ベルリン放送交響楽団(旧東側のオーケストラ)と共に、ベルリン・ドイツ交響楽団もその傘下となった。歴代首席指揮者は、フェレンツ・フリッチャイ、ロリン・マゼール、リッカルド・シャイー、ウラディーミル・アシュケナージ、ケント・ナガノ、インゴ・メッツマッハー、トゥガン・ソヒエフ、ロビン・ティチアーティ、山田和樹(次期首席指揮者予定)。かつて豊田耕児がコンサートマスターを務めた。
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2025年4月25日
第51回(2024年度)「日本ショパン協会賞」(主催:日本ショパン協会)は、牛田智大が受賞した。
日本ショパン協会賞は、各年におけるピアノ演奏会で、ショパンの作品に特に優れた演奏を示したピアニストに贈られる。
ピアノの牛田智大(1999年生れ)は、福島県いわき市で生まれ、6歳まで上海で育つ。モスクワ音楽院で学ぶ。2008年から2012年にかけて開催された「ショパン国際ピアノコンクール in Asia」において、史上初となる5年間続けての第1位を受賞。2012年京オペラシティにおいてデビューリサイタルを行う。また、日本人クラシックピアニストとしては史上最年少の12歳でデビューCDアルバム「愛の夢」を発表し、好評を博す。2015年「愛の喜び」、2016年「展覧会の絵」、2019年「ショパン:バラード第1番、24の前奏曲」、2022年「ショパン・リサイタル2022」は続けてレコード芸術特選盤に選ばれている。東シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン室内管(2014年)、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管(2015年/2018年)、小林研一郎指揮ハンガリー国立フィル(2016年)、ヤツェク・カスプシク指揮ワルシャワ国立フィル(2018年)、トマーシュ・ブラウネル指揮プラハ交響楽団(2024年)各日本公演のソリストを務めたほか、全国各地での演奏会で活躍。2012年第16回「浜松国際ピアノアカデミーコンクー」第1位、2018年「浜松国際ピアノコンクール」で日本人歴代最高位の第2位、ワルシャワ市長賞と聴衆賞も受賞。2019年第29回「出光音楽賞」受賞。その音楽性を高く評価され、2025年9月には、アンナ・スウコフスカ=ミゴン指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団日本公演のソリストとして7公演に出演。このほか、英国で開催された「リーズ国際ピアノ・コンクール」では聴衆賞を受賞。2025年「日本ショパン協会賞」受賞。
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2025年4月07日
パリのオペラ・コミック劇場で行われた「ロン=ティボー国際音楽コンクール2025<ピアノ部門>」は、韓国のキム・セヒョンが優勝し、神原雅治が4位に入賞した。
第1位・聴衆賞 キム・セヒョン (韓国)
第2位 該当者なし
第3位 イ・ヒョ (韓国)
第4位 神原雅治(日本)/マ・ティアンクン(中国)
第5位 エリック・グオ (カナダ)
神原雅治は、名古屋市立菊里高校卒業。2022~23年フォルクヴァンク芸術大学に留学。現在、名古屋音楽大学・ピアノ演奏家コース(4年間継続特待生)4年生。2019年第73回「全日本学生音楽コンクール」高校生の部全国大会第1位。2022年第8回「仙台国際音楽コンクール」審査員奨励賞受賞。2023年第4回「ハンス・フォン・ビューロー国際コンクール」第3位、同年「ピティナ・ピアノコンペティション」特級銅賞受賞。2024年第38回「摂津音楽祭リトルカメリアコンクール」金賞および大阪府知事賞受賞。
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2025年3月25日
第56回(2024年度)「サントリー音楽賞」は、指揮者の山田和樹が受賞した。
指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科で松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。1998年横浜シンフォニエッタ音楽監督。2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年~2012年NHK交響楽団副指揮者。2011年「出光音楽賞」受賞。2010年~2017年スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務める。2012年「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。2012年「齋藤秀雄メモリアル基金賞」受賞。2012年「文化庁芸術祭賞新人賞(音楽部門)」受賞。2014年東京混声合唱団音楽監督に就任。2016年東京混声合唱団理事長職を兼務。2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2017年第67回「芸術選奨」文部科学大臣新人賞受賞。2018年読売日本交響楽団首席客演指揮者に就任。2022年モナコ公国から「シュバリエ文化功労勲章」受章。2023年バーミンガム市交響楽団首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任。2025年3月第56回(2024年度)「サントリー音楽賞」受賞。2025年6月ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にデビュー予定。2026年4月東京芸術劇場の芸術監督(音楽部門)に就任予定。著述に『「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか』(対談・アルテスパブリッシング刊)、『「自由」の危機 ―息苦しさの正体』(論考集・集英社新書)などがある。
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