2011年1月14日
東京交響楽団の2011年度のシーズンテーマは“シェーンベルク”。
<浄夜><ペレアスとメリザンド><室内交響曲><モノドラマ・期待>など、後期ロマン派音楽の集大成ともいえる作品が並ぶ。
また、7月定期演奏会には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターで、川崎市名誉国際親善大使のライナー・キュッヒル氏をソリストとコンサートマスターに迎える。
音楽監督のユベール・スダーンは、「シェーンベルクはブラームスを尊敬し、ハイドン、モーツァルト、シューベルトが好きだったことからもわかるように、古典派からロマン派の影響を大きく受けた作曲家です。一見、とっつきにくそうに思うかもしれませんが、ロマンチックかつドラマチックな、シェーンベルクの作品を理解してもらいたい。シェーンベルクの作品を演奏することは、楽団員にとってもチャレンジです。でも今の東京交響楽団ならチャレンジできる、挑まなければならないと思いました。オープンな気持ちで、新たな“発見”をしてほしい。」とコメントしている。