2011年7月12日
7月7日、チェコの名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク(81歳)が死去した。2002年に現役を退き、闘病生活を送っていた。
ヨゼフ・スークは、1929年8月8日、プラハ生まれ。ドヴォルザークの曾孫でもある。
プラハ音楽院在学中からトリオを組んで活動、卒業後は、プラハ四重奏団の第1ヴァイオリン奏者となり、さらに23歳の時には、親友のヤン・パネンカ、ヨゼフ・フッフロと共にスーク・トリオを結成、室内楽の世界で熱心な活動を展開した。
1959年5月に世界一週ツアーに出かけ、日本でもその腕前を披露。スークはその年の秋もアンチェル指揮チェコ・フィルのツアーにも同行した。
その後、スークは、ソリストあるいはトリオの一員として度々来日、日本の多くのファンに親しまれてきた。