2012年3月26日
サントリー芸術財団(代表理事・堤剛、鳥井信吾)は、わが国で実施された音楽を主体とする公演の中から、チャレンジ精神に満ちた企画でかつ公演成果の水準の高いすぐれた公演に贈る「佐治敬三賞」の第11回(2011年度)受賞公演を「林千恵子メゾソプラノ・リサイタル『アペルギス&グロボカール』」と「児玉桃 ピアノ・ファンタジーvol.1」に決定した。賞金は200万円(今回は同時受賞につき各100万円)。
なお、わが国の洋楽の発展にもっとも顕著な業績をあげた個人または団体に贈る「第43回(2011年度) サントリー音楽賞」は該当者はなかった。
「佐治敬三賞」の第11回(2011年度)受賞公演の内容は次の通り。
●林千恵子メゾソプラノ・リサイタル「アペルギス&グロボカール」
<公演概要>
名称 : 林千恵子メゾソプラノ・リサイタル『アペルギス&グロボカール』
日時 : 2011年7月27日 会場 : 門仲天井ホール
曲目 : ヴィンコ・グロボカール:セカンド・ソーツ
ヴィンコ・グロボカール:安全の向こう側
ジョルジュ・アペルギス:レシタシオン全曲
出演 : 林千恵子(メゾソプラノ)
●児玉桃ピアノ・ファンタジーvol.1
<公演概要>
名称 : 児玉桃ピアノ・ファンタジーvol.1
日時と会場 : 2011年9月17日 京都府立府民ホール“アルティ” 2011年9月19日 東京文化会館 小ホール
曲目 : シューマン:民謡風の5つの小品 op.102
権代敦彦:カイロス ピアノのための op.128 ― その時
ドビュッシー : チェロとピアノのためのソナタ
ドビュッシー : 前奏曲より「音と香りは夕暮れの大気に漂う」「枯葉」「オンディーヌ」
ショパン : チェロとピアノのためのソナタ ト長調 op.65
出演 : 児玉桃(ピアノ)、フランソワ・サルク(チェロ)