2015年6月10日
2015年度・第9回「岩城宏之音楽賞」は、メゾ・ソプラノの鳥木弥生が受賞した。
受賞した鳥木弥生は、今年9月5日に行われる「岩城宏之メモリアル・コンサート」(井上道義指揮)においてソリストとして出演することになっている。
「岩城宏之音楽賞」は、故岩城宏之氏(オーケストラ・アンサンブル金沢<OEK>永久名誉監督)の遺志を受け2007年に創設された。
メゾ・ソプラノの鳥木弥生は、石川県出身。武蔵野音楽大学卒業。2000年渡伊、イタリアのフィレンツェにて故フェドラ・バルビエリ氏に師事。07年より平成19年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修生として1年間フランスに留学、パリのエコール・ノルマル音楽院のディプロマで最高位取得。99年第8回フェスティヴァル・リリック(スペイン)で女声第1位。同年第1回エレナ・オブラスツォワ国際コンクール外国人最優秀賞受賞によりノセダ指揮/キーロフ歌劇場管弦楽団と共演。02年フィレンツェ歌劇場公演「ジャンニ・スキッキ」のツィータに出演し、イタリアでオペラ・デビューを果たす。国内では03年ラヴォーチェ公演「ノルマ」のクロティルデでデビュー。現在、藤原歌劇団団員。