クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2015年 12月

2015年12月14日

◆歌手の平原綾香、「Jupiter 基金」スタート


 歌手の平原綾香は、このほど「平原綾香 Jupiter 基金」を立ち上げたが、その第1弾企画として12月12日、東京国際フォーラムで「My Best Friends Concert~顔晴れ こどもたち~」を開催した。

 同基金は、毎年1回コンサートを開催し、集まった募金は「その時に困っている人がいたら助けに行く」という方針で臨む。今回はコンサート収益の一部を、小児ガンで苦しむ子どもと親を救うNPO法人「アジアチャイルドケアリーグ(ACCL)」に寄付するという。

 平原綾香は2003年12月ホルストの組曲「惑星」の中の「木星」に日本語詞を乗せた歌「Jupiter」でデビューし、一躍時の人になった。

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2015年12月09日

◆都響、「東京都交響楽団50年史」を発刊


 東京都交響楽団は、50周年事業の一環として「東京都交響楽団50年史」を12月15日に発刊する。

 第1部「歴史編」では、各時代の演奏史/同時代作品演奏/楽譜に刻まれたコンサートの“記憶”から50年の歴史をひも解き、つづく第2部「現在・未来編」では、50年目の都響の“いま=現在地”にさまざまな角度から光を当てている。

 このほか、楽員やOB&OG、当時の関係者によるコラム集、アーティスト&関係者からのお祝いメッセージ、ファンからのメッセージ、さらに巻頭写真ページには、都響チェロ奏者・長谷部一郎&写真家・堀田力丸撮影による楽員の素顔のポートレイトも収録している。

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2015年12月09日

◆アルゲリッチ、広島交響楽団「平和音楽大使」に


 広島交響楽団は、8月5日と11日に、広島と東京で開催した「平和の夕べ」コンサートで共演した、ピアニストのマルタ・アルゲリッチに、広響「平和音楽大使」の称号を贈った。

 アルゲリッチと広響の金田理事長は、これからもお互いが世界平和のための音楽活動を続けて行くことを約束した。

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2015年12月08日

◆ケネディ・センター名誉賞、指揮者の小澤征爾がメダル受け取る 


 12月5日に米国ワシントンの国務省でケネディ・センター名誉賞の授賞式が行われ、指揮者の小澤征爾がメダルを受け取った。

 ケネディ・センター名誉賞は、舞台芸術を通じて米国の文化に貢献した人に贈られる賞で、1978年の創設以来、日本人の受賞は初めて。

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2015年12月08日

◆世界的指揮者ニコラウス・アーノンクール、引退を表明


 世界的指揮者のニコラウス・アーノンクール(86歳)は、このほど引退を表明した。

 同氏は、ドイツ・ベルリンの出身。ウィーン国立音楽院を卒業後、ウィーン交響楽団でチェロ奏者して活動。1953年にはアリス夫人らとともに古楽器オーケストラ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を立ち上げる。

 1980年代からは、古楽器オーケストラ以外に、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団など、一般のオーケストラも指揮するようになった。

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2015年12月07日

◆「第1回ロシア声楽コンクール」、受賞者決定


 12月5日、南大沢文化会館主ホールにおいて「第1回ロシア声楽コンクール」(主催:ソレイユ音楽事務所)の本選が開催され、次の通り各部門の受賞者が決定した。

【アマチュア部門】

<第1位>久保 玲 
<第2位>青野真沙子・金井幸子
<第3位>なし
<入 選>村山直子・浅野ななみ・竹内由起子・石井実佐子
<審査員奨励賞>片野悦子・田中拓風・田中正之

【プロフェッショナル部門(ジュニア)】

<第1位>高橋彩音・津久井瑛子
<第2位>なし
<第3位>奥秋大樹
<入 選>関口純明

【プロフェッショナル部門(一般)】

<第1位>諸田広美
<第2位>竹井 爽
<第3位>木村洋子・松井亜樹
<入 選>本多智毅・牧野舞子
<審査員奨励賞>堺 裕貴・山本彩子
<最優秀伴奏者賞>ユリヤ・レヴ

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2015年12月07日

◆2015年度「志鳥音楽賞」決定


 2015年度第22回「志鳥音楽賞」は、次の2団体に決定した。

 「一音寺室内合奏団」(京都市伏見区/団長:壁瀬宥雅氏)

 「浜松音楽友の会」(浜松市/代表:安倍紀子氏)
    
 なお、授賞式は2016年2月8日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷にて開催する。

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2015年12月07日

◆タワーレコード、2015年年間チャート発表


 タワーレコードは、2015年年間チャート「輸入盤TOP40」「国内・話題盤10選」「タワーレコード企画盤TOP20」を発表した。

【輸入盤TOP40】

<第1位>

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)

ヴァイオリン:五嶋みどり

<第2位>

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番

ヴァオリン:ヒラリー・ハーン

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽:ドイツ・カンマーフィル

<第3位>

シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」

指揮:アバド

【国内・話題盤10選】

<第1位>

ヴォーカル・グループIL DIVO(イル・ディーヴォ)「IL DIVO~アモール&パシオン~」

<第2位>

愛知工業大学名電高等学校吹奏楽部「ブラバン!名電」

<第3位>

Various Artists「Folles Passions(フォルズ・パッションズ)」

【タワーレコード企画盤TOP20】

<第1位>

ブルックナー: 交響曲第8番(新規リマスター)
<特別収録>ベートーヴェン: 《フィデリオ》序曲, 《レオノーレ》序曲第3番<タワーレコード限定>

指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ

管弦楽:ミュンヘン・フィルフィルハーモニー管弦楽団、他

<第2位>

ベートーヴェン: 交響曲全集<タワーレコード限定>

指揮:アンドレ・クリュイタンス

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

<第3位>

ウィーンの休日~ヨハン・シュトラウス: ラデツキー行進曲, ウィーンの森の物語, 他<タワーレコード限定>

指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

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2015年12月06日

◆第9回浜松国際ピアノコンクール、イタリア出身のアレクサンデル・ガジェヴが優勝 


 第9回浜松国際ピアノコンクールの本選が12月6日行われ、イタリア出身のアレクサンデル・ガジェヴが優勝した。

 アレクサンデル ガジェヴ(20歳)は、ザルツブルク・モーツァルテウム大学で学ぶ。これまでの国際コンクール受賞歴は、2012年「FVG国際ピアノコンクール」3位、2013年「ヴェネツィアプレミアピアノコンクール」1位、2014年「ジーナ・バックアウアー国際ピアノコンクール」セミファイナリスト。

 日本人では、三浦謙司が奨励賞を受賞した。三浦謙司(22歳)は、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで学ぶ。国際コンクール受賞歴は、2009年「若いピアニストのためのフランツ・リスト国際ピアノコンクール」ファイナリスト、2002年「第23回来音会ピアノコンクールC級部門(小学生以下)」金賞。

                                ◇

【第1位 / 奨励賞 / 札幌市長賞】

   アレクサンデル・ガジェヴ(イタリア)

【第2位】

   ロマーン・ロパティンスキ―(ウクライナ)

【第3位】

   ダニエル・シュー(アメリカ)

   アレクセイ・メリニコフ(ロシア)

   アレクシーア・ムーサ(ギリシャ/ベネズエラ)

【第4位 / 室内楽賞】

   フロリアン・ミトレア(ルーマニア)

【日本人作品最優秀演奏賞】

   イーゴリ・アンドレエフ(ロシア)

【奨励賞】

   三浦 謙司(日本)

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2015年12月05日

◆坂本龍一が代表・監督を務める「東北ユースオーケストラ」、2016年3月26日に東京で演奏会開催


 岩手県・宮城県・福島県に住む小・中・高校生、大学生を中心とした楽団「東北ユースオーケストラ」は、本格的活動を開始したが、2016年3月26日に東京オペラシティコンサートホールにおいて演奏会を開催する。当日は、ジャズピアニストの山下洋輔との共演も予定している。

 「東北ユースオーケストラ」は、音楽家の坂本龍一を代表・監督とし、2014年に社団法人化した。2015年度に楽団員を募集し、柳澤寿男を指揮者に迎え、新規楽団員のオーケストラとして活動を開始した。

 「東北ユースオーケストラ」は、①音楽活動を通じて子供達の成長を支援し、演奏活動によって被災地の「心の復興」をはかること②演奏活動を通じて、日本全国および世界に対して東北の「震災の記憶と教訓」を伝えること③世界に通用する音楽家の育成・輩出をめざすこと―を活動の指針としている。

 同楽団の指揮者に就任した柳澤寿男は、旧ユーゴを中心に活動し、2005〜07年 マケドニア旧ユーゴ国立歌劇場首席指揮者を務めた。07年コソボ・フィル首席指揮者に就任。現バルカン室内管弦楽団音楽監督、コソボ・フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、ベオグラード・シンフォニエッタ名誉首席指揮者、ニーシュ交響楽団首席客演指揮者。

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