2018年9月06日
第28回「芥川作曲賞」は、東京・サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、坂田直樹氏作曲の「組み合わされた風景」に決定した。
芥川作曲賞は、戦後のわが国を代表する作曲家・芥川也寸志氏(1925~1989年)の功績を記念して、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したもの。
なお、坂田直樹氏にはサントリー芸術財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される。
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<贈賞理由>
多彩な音響が強固な骨格に支えられた秀作。長くしなやかな持続性もきわめて魅力的で高い評価を得た。
<略歴>
1981年生まれ。2007年愛知県立芸術大学、2008年パリ・エコール・ノルマル音楽院をそれぞれ首席で卒業。2013年パリ国立高等音楽院のステファーノ・ジェルヴァゾーニのクラスを修了。2014年IRCAMにて研修を受ける。フランス著作権協会賞、第36回入野賞、2017年度武満徹作曲賞第1位、第66回尾高賞など受賞多数。現在はパリにて活動を行い、フランス・ミュジーク、フランス文化省などから委嘱を受けている。