2019年9月17日
2019年第31回「高松宮殿下記念世界文化賞」、音楽部門はヴァイオリンのアンネ=ゾフィー・ムターが受賞した。
アンネ=ゾフィー・ムターは、現代最高のヴァイオリニストの一人で、「ヴァイオリンの女王」とも呼ばれるドイツ人演奏家。13歳でヘルベルト・フォン・カラヤンに見いだされデビュー。以後、カラヤン指揮のベルリン・フィルと共演を重ね、モーツァルトやベートーヴェンなどの名作協奏曲を演奏した。その後も、ズービン・メータ、小澤征爾ら世界の名指揮者・演奏家と共演。非常に細かい独特のビブラートなど卓越した演奏技術を持ち、ストラディバリウスが愛器。手掛けるレパートリーは幅広く、現代音楽に対する理解の広さでも知られる。後進音楽家の育成に力を注ぎ、東日本大震災の被災者らを支援する公演を実施するなど、積極的な教育・慈善活動は世界各地で評価され、揺るぎない人気を誇る。2017年フランス芸術文化勲章「コマンドゥール」を受章。2019年「音楽のノーベル賞」といわれる「ポーラー音楽賞」(スウェーデン)に輝いた。
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絵画部門:ウィリアム・ケントリッジ
彫刻部門:モナ・ハトゥム
建築部門 :トッド・ウィリアムズ&ビリー・ツィン
音楽部門:アンネ=ゾフィー・ムター
演劇・映像部門:坂東 玉三郎
2019 若手芸術家奨励制度受賞者:デモス(フィルハーモニー・ド・パリ)= フランス