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2021年10月22日

◆指揮者のベルナルト・ハイティンクが死去(享年92歳)


 オランダ出身の名指揮者ベルナルト・ハイティンクが10月21日、ロンドンの自宅で死去した。享年92歳。

 ベルナルト・ハイティンク(1929年生まれ)は、オランダ、アムステルダム出身。地元のオーケストラのヴァイオリン奏者を務めた後、フェルディナント・ライトナーに指揮を師事し、指揮者に転向。1955年オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団次席指揮者(1957年より首席指揮者)に就任。1961年アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、1967年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のそれぞれ首席指揮者に就任。1978年から1988年までグラインドボーン音楽祭、1987年から2002年までロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督を務める。1991年「エラスムス賞」を受賞。

 1995年からボストン交響楽団の首席客演指揮者となり、2004年に名誉指揮者。2002年ドレスデン国立管弦楽団の首席指揮者に就任。2006年シカゴ交響楽団首席指揮者に就任。日本には、1962年コンセルトヘボウとの初来日を皮切りに以後しばしば来日を果たした。EUユース管弦楽団音楽監督、シュターツカペレ・ドレスデン音楽総監督・首席指揮者を歴任。2019年ルツェルン音楽祭でのウィーン・フィルとの共演を最後に引退を発表した。

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