クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2024年4月25日

2024年4月25日

◆ヴァイオリニストのHIMARI、2025年3月のベルリン・フィル定期演奏会のソリストに決定


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、2025年3月20日、21日、22日に行われる定期演奏会のヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番に、ヴァイオリニストのHIMARIをソリストに迎えると発表した。

 日本の12歳のヴァイオリニストHIMARIが、クラシック音楽の最高峰のオーケストラベルリン・フィルと共演することで、いよいよ世界の檜舞台への登場となる。

 ヴァイオリンのHIMARI(吉村妃鞠<よしむら ひまり>、2011年生まれ)は、東京都出身。父は作曲家・シンセサイザー演奏家の吉村龍太、母はヴァイオリニストの吉田恭子。3歳からヴァイオリンを始め、6歳でプロのオーケストラと共演を果たす。慶應義塾幼稚舎入学。2018年6歳時に「レオニード・コーガン国際ヴァイオリンコンクール」第1位、同年7歳時に「グリュミオー国際ヴァイオリンコンクール」に最年少で出場し第1位、第15回「リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクール」で史上最年少・特賞グランプリ。このほか「モントリオール国際MINI Violin」「グリュミオー国際」「ポスタッキーニ国際」「シェルクンチク国際コンクール」など、7歳から欧州等のコンクールに挑戦しつづけ、8歳までに39のコンクールで第1位を獲得し、各賞の史上最年少優勝記録を更新し続けた。2019年ザハール・ブロン門下生となる。2021年「慶応義塾塾長賞」を受賞。2022年カーティス音楽院に最年少で合格し、大学生とともに学ぶ。同年より拠点をアメリカ(フィラデルフィア)に移し、現在、国内外で活動中。HIMARIの演奏は、N響オーチャード定期第123回でソリストとして出演した際のYouTube映像が「NHK交響楽団YouTube」上で公開されている。(https://www.youtube.com/watch?v=gLKxCepq6s8&t=46s)

コメント/トラックバック投稿 »


2024年4月25日

◆山田和樹、2025年6月にベルリン・フィルの定期公演で指揮


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、2025年6月12日、13日、14日のベルリン・フィルの定期公演で山田和樹が指揮すると発表した。

 日本人の指揮者が新たにベルリン・フィルを振るのは、2011年の佐渡裕以来、14年ぶり。

 指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科卒業。1998年横浜シンフォニエッタ音楽監督。2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年~2012年NHK交響楽団副指揮者。2011年「出光音楽賞」受賞。2010年~2017年スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務める。2012年「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。2012年「齋藤秀雄メモリアル基金賞」受賞。2012年「文化庁芸術祭賞新人賞(音楽部門)」受賞。2014年東京混声合唱団音楽監督に就任。2016年東京混声合唱団理事長職を兼務。2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2017年第67回「芸術選奨」文部科学大臣新人賞受賞。2018年読売日本交響楽団首席客演指揮者に就任。2023年バーミンガム市交響楽団首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任。

コメント/トラックバック投稿 »