2012年8月16日
東京交響楽団は、クシシュトフ・ウルバンスキを、2013年4月から3年間の任期で、首席客演指揮者に迎える。
クシシュトフ・ウルバンスキは、1982年ポーランド生まれの29歳。現在、アメリカ・インディアナポリス交響楽団音楽監督とノルウェー・トロンヘイム交響楽団首席指揮者を務めている。
今後は、2014年5月のベルリン・フィルへのデビューが決定しているほか、ウィーン響、ドイツ・カンマーフィル、ハンブルク北ドイツ放送響、フランス放送フィル、オスロフィル、ナショナル響、ロサンゼルス・フィル、ローマ聖チェチーリア音楽院管、フィンランド放響など世界各地のオーケストラへのデビューまたは客演が予定されており、まさに世界を席巻する活躍を見せている。
ウルバンスキの東京交響楽団デビューは、2009年11月東京オペラシティシリーズで、母国ポーランドの作曲家キラールの「オラヴァ」、ショパン「ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキ)」、ドヴォルザーク「交響曲第9番」を指揮した。スコアをすべて暗譜してリハーサルを行うなど、その優れた才能を遺憾なく発揮。2度目の客演は、2011年6月サントリー定期&川崎定期演奏会で、ルトスワフスキ「小組曲」、シマノフスキ「ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:諏訪内晶子)」、ショスタコーヴィチ「交響曲第10番」を圧倒的なパワーで聴衆、楽団員を魅了した。