クラシック音楽 ニュース


2011年3月03日

NTT東日本、NTT西日本およびヤマハ、遠隔地間を繋ぐ新しい演奏環境を構築

 NTT東日本、NTT西日本およびヤマハは、ネットワークを利用した新しい音楽スタイルの実現と利便性の向上を共に図ることを目的に協業した。協業の第一弾として、NTT東西が提供する高品質な次世代ネットワーク(NGN)の「フレッツ 光ネクスト」(インターネット接続サービス)および、「ひかり電話」(電話サービス)を活用するとともに、ヤマハが開発した「NETDUETTO(ネットデュエット)」を活用することで音の遅延が無く、より快適に遠隔地間を繋ぐ演奏環境を構築する。

 ヤマハの「NETDUETTO」は、インターネットなどを介して複数拠点でのリアルタイムの歌唱やバンド演奏を可能にする技術。「NETDUETTO」により、音楽や音楽制作関連機材に関する専門知識を持たない人でも、インターネット越しに、相互に音声情報の時間差(ズレ)をほとんど意識することなく、高音質でデュエットといった重唱や複数の楽器によるバンド演奏(セッション)を簡単に楽しむことができる。
 
 近年、音楽市場においてもパソコンとネットワークを利用した様々な音楽表現やサービスが展開されているが、実際に演奏を行う場合において演奏者同士の物理的距離や演奏環境、時間の確保などの問題は依然残っており、手軽に遠隔地間を繋いで演奏機会の創出を望む声は多いと考えられる。そのような要望に応え、NTT東西とヤマハは、「フレッツ 光ネクスト」および「ひかり電話」を利用した新しい音楽スタイルの実現に向け、ヤマハの「NETDUETTO」を活用した遠隔地間を繋ぐ、新たな演奏環境ソリューションの提供に向けた協業を行ったもの。

 3社は今後この技術を、ライブや音楽イベントでの活用の提案、ゲームやカラオケ、クラウドサービスやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)との連携、ネットワークの機能開発、一体型ハードウェア開発、さらには、個人の顧客だけでなく、さらに高度な音響機能を含めたプロユーザーへの展開も視野に入れ、相互に開発・展開を図る方針。

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