2017年3月02日
第27回「出光音楽賞」は、荒木奏美(オーボエ)、小林沙羅(ソプラノ)、反田恭平(ピアノ)の3名が受賞した。
「出光音楽賞」は、1990年に制定された出光興産主催の音楽賞で、主にクラシックの音楽活動を対象に、育成という観点から意欲、素質、将来性などに重きを置き、新進の音楽家を顕彰してきた。
荒木奏美(オーボエ)
1993年10月3日生まれ。東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業し、2016年同大学院修士課程に進学。現在1年次在学中。学内において安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。学部3年次在学中にオーディションに合格し、2015年より東京交響楽団の首席オーボエ奏者を務めている。第11回「ソニー国際オーボエコンクール・軽井沢」において日本人、アジア勢においても初の第1位(大賀賞)受賞。併せて聴衆(軽井沢町長)賞を受賞。第17回「日本クラシック音楽コンクール木管楽器部門」グランプリ。
小林沙羅(ソプラノ)
1983年生まれ。東京藝術大学卒業。同大学院修士課程修了。2010年よりウィーンとローマにて研鑽を積みながら演奏活動を行う。2010年度野村財団奨学生、2011年度文化庁新進芸術家在外研修員。2014年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2015年より日本に拠点を移し活動。藤原歌劇団団員。2006年大学院在学中にオーディションに合格、「バスティアンとバスティエンヌ」バスティエンヌ(神奈川フィルハーモニー交響楽団、井上道義指揮)でデビュー。
反田恭平(ピアノ)
1994年9月1日生まれ。2012年 高校在学中に、第81回「日本音楽コンクール」第1位、併せて聴衆賞受賞。2013年M.ヴォスクレセンスキー氏の推薦によりロシアへ留学。2014年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学。2015年にプロとしての第一歩を踏み出す。イタリアで行われている「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門おいて優勝。7月にはデビューアルバム「リスト」を日本コロムビアより発売。