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2011年6月02日

◆ニューヨーク・フィル音楽監督就任以後初来日の日系二世のアラン・ギルバートが7月17日、18日、東京都交響楽団を指揮

 2009年にニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の第25代音楽監督に就任した日系二世の米国人アラン・ギルバートが、就任後初の来日を果たし、2011年7月17日と18日、サントリーホールで東京都交響楽団を指揮する。

 アラン・ギルバートは、1967年ニューヨークに生まれ。父はニューヨーク・フィルの元ヴァイオリン奏者、母は現在ニューヨーク・フィルのヴァイオリニストを務める建部洋子。ニューイングランド音楽院でヴァイオリン、ハーバード大学で作曲、ジュリアード音楽院とカーティス音楽院で指揮を学ぶ。当初、ヴァイオリニストを目指すが指揮者に転向。これまで1994年、ジュネーブ国際音楽コンクール指揮部門優勝、Bunkamuraオーチャードホールの「未来の巨匠」賞、ゲオルグ・ショルティ賞などの受賞歴がある。

 ニューヨーク・フィルの音楽監督就任以前は、スウェーデンのロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団の首席指揮者を務めていたが、現在同楽団の桂冠指揮者。2003年―2007年にはサンタフェ・オペラの初代音楽監督を務めた。

 1942年横浜生まれの母、建部洋子さんは、1957年、1958年、16歳で日本音楽コンクールヴァイオリン部門で1位の実績を持っている。

 日系二世の指揮者アラン・ギルバートが、世界のヒノキ舞台のニューヨーク・フィルの音楽監督に就任し今後どのような活躍をみせるのか、今回の来日はそれを占うよい機会になりそうだ。

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