2021年3月22日
ドイツのオーボエ奏者のヘルムート・ヴィンシャーマンが死去した。享年100歳。
ヘルムート・ヴィンシャーマンは、エッセンとパリでオーボエを学び、幾つかのオーケストラを歴任した後、ドイツ・バッハ・ゾリステンのオーボエソロイスト・指揮者として1960年代からバッハを始めとするバロック音楽の普及に努める。デトモルトの北西ドイツ音楽院教授として多くの門下を育てた。指揮者としての活動を続け、水戸室内管弦楽団などにしばしば客演した。2010年に来日し、「マタイ受難曲」「ロ短調ミサ」を指揮した。