クラシック音楽 ニュース


2023年8月27日

◆日本人で初めてベルリン・フィルのビオラ奏者を務めた土屋邦雄が死去(享年89歳)

 ビオラ奏者の土屋邦雄が8月20日、がんのためベルリンで死去した。享年89歳。

 土屋邦雄は、東京府出身。東京都立武蔵丘高等学校卒業。東京藝術大学でヴィオラを学ぶ。他に打楽器、指揮法、管弦楽法を学ぶ。大学卒業と同時に東京芸術大学付属高校で教鞭をとる。またNHK交響楽団に首席候補として入団。1956年、渡独。フライブルクの音楽学校でコッホに師事。

 1959年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の試験を受け合格、以後ベルリン・フィルのメンバーとなる。また、ベルリン・バロック・オーケストラの首席奏者、ソリスト、ベルリン・フィル八重奏団等で活躍。2001年、ベルリン・フィルを退団。本拠をベルリンに置きながら、日本で指揮を含めた音楽活動を展開した。

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