2012年1月26日
第13回「ホテルオークラ音楽賞」は、宮田 大氏〔チェロ〕と萩原 麻未氏〔ピアノ〕の受賞が決定した。授賞式、記念演奏会は、2012年3月25日(日)、ホテルオークラ東京「ロビーコンサート25」(本館5階 メインロビー)において開催される。
ホテルオークラ東京では、1996年より社会貢献・文化事業の一環として、将来を嘱望される有望な音楽家の育成を目的とした「ホテルオークラ音楽賞」を開催してきた。厳正なる審査の結果、第13回「ホテルオークラ音楽賞」(2011年度)の受賞者は、チェリストの宮田 大(みやた だい)氏とピアニストの萩原 麻未(はぎわら まみ)氏に決定した。
宮田 大〔チェロ〕は、1986年 栃木県生まれ。弦楽器指導者の両親のもと、3歳よりチェロを始める。桐朋学園音楽部門特待生を受け、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009年ジュネーブ音楽院を卒業。2009年、4年に一度開催され、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われる第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初の優勝という快挙を成し遂げる。2010年第20回出光音楽賞を受賞。第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞、ドイツから方伯モリッツ・フォン・ヘッセン賞、さらに栃木県知事特別表彰を受け、とちぎ未来大使に任命される。
萩原 麻未(ピアノ)は、1986年 広島県生まれ。5歳よりピアノを始める。広島音楽高等学校を卒業後、フランスに留学。パリ国立高等音楽院に審査員満場一致で合格。その後パリ国立高等音楽院修士課程を首席で卒業し、同年11月に行われた第65回ジュネーヴ国際コンクール〈ピアノ部門〉において、日本人として初めて優勝。2011年11月には紀尾井ホールでデビューリサイタルを行う。現在、パリ国立高等音楽院及びパリ地方音楽院室内楽科に在籍。1996、98年にフェニックス賞、メイプル賞、2001年にイタリア・フィナーレリグレ市より文化交流賞、2010年に広島市民賞ほか多数受賞。