クラシック音楽 ニュース


2021年9月07日

◆指揮者のミシェル・コルボが死去(享年87歳)


 指揮者のミシェル・コルボが死去した。享年87歳。

 ミシェル・コルボは、1934年、スイス出身。1961年にローザンヌ声楽アンサンブルを創設してその指揮者に就任し、ローザンヌ器楽アンサンブルなどとともに録音活動や演奏旅行を行う。リスボンのグルベンキアン管弦楽団ならびにグルベンキアン合唱団とも共演を続けた。

 ルネサンスから近現代にいたるまでの宗教曲の専門家として著名で、とりわけモンテヴェルディやフォーレの録音のほか、バッハの受難曲の上演は国際的に知られていた。

 1989年に初来日。音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」にもたびたび出演した。

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2021年9月06日

◆「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」、中川優芽花が優勝


 第29回(2021年)「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」で、中川優芽花が優勝した。

 同コンクールでの日本人の優勝は、坂上博子、河村尚子、藤田真央に次ぎ4人目。

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2021年8月31日

◆第19回「東京音楽コンクール」木管部門、第2位(最高位)は亀居優斗(クラリネット)


 第19回「東京音楽コンクール」木管部門の本選結果が次の通り発表された。

                   ◇

  
    第1位 該当者なし

    第2位 亀居優斗(クラリネット)  
    
    第3位 保崎佑(ファゴット)  

    入選 榎かぐや(オーボエ)  
       保坂静伶奈(オーボエ)  

    聴衆賞 亀居優斗(クラリネット)

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2021年8月29日

◆第19回「東京音楽コンクール」声楽部門、第1位は梶田真未(ソプラノ)


 第19回「東京音楽コンクール」声楽部門の本選結果が次の通り発表された。

                   ◇

  
    第1位:梶田真未(ソプラノ)  

    第2位:花房英里子(メゾソプラノ)  

    第3位:奥秋大樹(バス)
    
    入選:七澤結(ソプラノ)  
       中須美喜(ソプラノ)  

    聴衆賞:花房英里子(メゾソプラノ)

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2021年8月29日

◆第31回「芥川也寸志サントリー作曲賞」、桑原ゆうが受賞


 第31回「芥川也寸志サントリー作曲賞」は、桑原ゆうの「タイム・アビス 17人の奏者による2群のアンサンブルのための」が受賞した。
 
 桑原ゆうは千葉市出身、洗足学園音楽大非常勤講師。

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2021年8月28日

◆第19回「東京音楽コンクール」弦楽部門、第1位は福田麻子(ヴァイオリン)


 第19回「東京音楽コンクール」弦楽部門の本選結果が次の通り発表された。

                    ◇

  
    第1位 福田麻子(ヴァイオリン)  

    第2位 橘和美優(ヴァイオリン)  

    第3位 下川朗(コントラバス) 

    入選 西田翔(チェロ)  

    聴衆賞 橘和美優(ヴァイオリン)  

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2021年8月20日

◆野平一郎氏、東京文化会館音楽監督に就任


 作曲家でピアニストの野平一郎氏が2021年9月1日より、東京文化会館音楽監督に就任する。

 野平一郎(のだいら いちろう)氏は、1953年生まれ。東京藝術大学、同大学院修士課程作曲科を修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。作曲・ピアノ・指揮・プロデュース・教育など多方面にわたる活動をおこなう。ピアニストとしては内外のオーケストラにソリストとして出演する一方、多くの内外の名手たちと共演し、室内楽奏者としても活躍。古典から現代までそのレパートリーは幅広い。近年はコンチェルトの弾き振りや、自作自演を含めた指揮活動も多い。

 140曲に及ぶ作品の中には、フランス文化庁、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、IRCAM、国立劇場等国内外からの委嘱作品があり、いずれの作品も圧倒的な成功を収めた。また、100枚をこすCDをリリースしている。

  第13回中島健蔵音楽賞(1995)、第44回、第61回尾高賞、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞(1996)、第35回サントリー音楽賞(2004)、第55回芸術選奨文部科学大臣賞(2005)、日本芸術院賞(2018)を受賞。2012年春、紫綬褒章を受章。

 現在、静岡音楽館AOI芸術監督、東京藝術大学名誉教授、東京音楽大学作曲科教授。芥川也寸志メモリアル・オーケストラ・ニッポニカ ミュージカル・アドヴァイザー。日本フォーレ協会会長。日本ベートーヴェンクライス代表理事。2021年より3年間、モナコ・ピエール皇太子財団音楽評議員を務める。2022年開催仙台国際音楽コンクールのピアノ部門審査委員長。

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2021年8月18日

◆ピアニストの斎藤雅広が死去(享年62歳)  


 ピアニストの斎藤雅広が死去した。享年62歳。

 斎藤雅広(1958年生まれ)は、東京都出身。東京藝術大学音楽学部卒、同大学院修了。大学1年(18歳)の時、第46回「毎日音楽コンクール」ピアノ部門第1位。安宅賞・霧島国際音楽賞受賞。NHK交響楽団との共演でデビュー。ポーランドの古都クラクフに留学。

 ソロ活動のほか、ピアノ伴奏、「斎藤雅広と仲間たち」というリーダー・ユニットのかたちで、ファミリーコンサートも手掛けた。テレビやラジオのパーソナリティーのほか、放送作家、作曲家、編曲家、エッセイストとしても活躍した。

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2021年7月30日

◆ソプラノ歌手の伊藤京子が死去(享年94歳)


 伊藤京子は、静岡県出身。東京音楽学校(現東京芸術大)を経て1949年「日本音楽コンクール」第1位。1950年に日本初演のプッチーニ:歌劇「トゥーランドット」のリュー役でオペラデビュー。

 多くの歌劇でプリマドンナを務め、團伊玖磨氏の「夕鶴」のつうを当たり役とするなど、戦後の日本のオペラ界で長く活躍した。日本演奏連盟理事長など音楽団体の要職も歴任した。

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2021年7月13日

◆ヴァイオリニストの辻久子が死去(享年95歳)


 ヴァイオリニストの辻久子が死去した。享年95歳。

 辻久子は、大阪府出身。ヴァイオリニストだった父・吉之助から6歳で英才教育を受け、9歳の時に大阪松竹座で初めて演奏。

 1938年(12歳)で「第7回音楽コンクール」(現在の日本音楽コンクール)でバイオリン部門第1位と文部大臣賞に輝き、「天才少女、現れる」と、一躍脚光を浴びた。

 1956年、ハチャトゥリアンの「バイオリン協奏曲」日本初演が評価され毎日音楽賞(現在の毎日芸術賞)を受賞。さらにショスタコービチのバイオリン協奏曲の日本初演(57年)、バッハの無伴奏ソナタ全曲演奏(66~67年)など積極的な演奏活動を行った。

 旧ソ連やイギリス、スイスなど海外演奏旅行にも出かけた。演奏活動のかたわら、88年から8年間、兵庫県教育委員を務めた。大阪市内に「桜宮弦楽塾」と「辻久子記念弦楽アンサンブルホール」を開き、後進の指導にあたった。大阪芸術大学名誉教授。辻久子弦楽塾塾長。

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