2021年9月07日
指揮者のミシェル・コルボが死去した。享年87歳。
ミシェル・コルボは、1934年、スイス出身。1961年にローザンヌ声楽アンサンブルを創設してその指揮者に就任し、ローザンヌ器楽アンサンブルなどとともに録音活動や演奏旅行を行う。リスボンのグルベンキアン管弦楽団ならびにグルベンキアン合唱団とも共演を続けた。
ルネサンスから近現代にいたるまでの宗教曲の専門家として著名で、とりわけモンテヴェルディやフォーレの録音のほか、バッハの受難曲の上演は国際的に知られていた。
1989年に初来日。音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」にもたびたび出演した。