クラシック音楽 ニュース


2018年9月06日

◆第28回「芥川作曲賞」、坂田直樹氏作曲の「組み合わされた風景」が受賞


 第28回「芥川作曲賞」は、東京・サントリーホールでの演奏会による公開選考の結果、坂田直樹氏作曲の「組み合わされた風景」に決定した。
 
 芥川作曲賞は、戦後のわが国を代表する作曲家・芥川也寸志氏(1925~1989年)の功績を記念して、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)が日本作曲家協議会の支援を得て1990年4月に創設したもの。

 なお、坂田直樹氏にはサントリー芸術財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後に同財団主催のコンサートで初演される。

                              ◇

<贈賞理由>
 
 多彩な音響が強固な骨格に支えられた秀作。長くしなやかな持続性もきわめて魅力的で高い評価を得た。

<略歴>

 1981年生まれ。2007年愛知県立芸術大学、2008年パリ・エコール・ノルマル音楽院をそれぞれ首席で卒業。2013年パリ国立高等音楽院のステファーノ・ジェルヴァゾーニのクラスを修了。2014年IRCAMにて研修を受ける。フランス著作権協会賞、第36回入野賞、2017年度武満徹作曲賞第1位、第66回尾高賞など受賞多数。現在はパリにて活動を行い、フランス・ミュジーク、フランス文化省などから委嘱を受けている。

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2018年9月04日

◆第4回「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールJapan2018」の入賞者決定


 第4回「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールJapan2018」の本選が9月2日(日)によこすか芸術劇場で行なわれ、入賞者が次の通り決定した。

 「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール」は2年ごとに、フランスと日本で交互に開催される。

                              ◇

     第1位 濱中浩一賞 横須賀賞 Alessandro Beverari

     第2位 Youjin Jung

     第3位 Tiago Bento

 なお、入賞者披露コンサートが9月5日(水)午後7時に、サントリーホール ブルーローズ(小ホール)で開催される。

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2018年9月01日

◆第16回「東京音楽コンクール」(弦楽、金管、声楽部門)結果発表


 第16回「東京音楽コンクール」の本選が行われ、結果が次の通り発表された。

<弦楽部門> 8月29日(水)

  第1位 関 朋岳(ヴァイオリン) 
  第2位 髙木 凜々子(ヴァイオリン)
  第3位 有冨 萌々子(ヴィオラ) 
  入選 北田 千尋(ヴァイオリン) 
  聴衆賞 髙木 凜々子(ヴァイオリン) 

<金管部門> 8月31日(金)

  第1位 三村 梨紗(トランペット)
  第2位 髙瀨 新太郎(トロンボーン)
  第3位 鶴田 麻記(トランペット) 
  入選 北畠 真司(テューバ) 
      阿部 華苗(ホルン) 
  聴衆賞 三村 梨紗(トランペット)

<声楽部門> 8月27日(月)

  第1位 ザリナ・アルティエンバエヴァ(ソプラノ)
  第2位 小堀 勇介(テノール) 
       種谷 典子(ソプラノ) 
  第3位 該当者なし
  入選 森野 美咲(ソプラノ)
      宮地 江奈(ソプラノ) 
  聴衆賞 ザリナ・アルティエンバエヴァ(ソプラノ) 

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2018年8月23日

◆第42回「ピティナ・ピアノコンペティション」、角野隼斗(東京大学・院1)が特級グランプリ受賞


 第42回「ピティナ・ピアノコンペティション」(主催:全日本ピアノ指導者協会)全国決勝大会特級ファイナルが、8月21日にサントリーホールで開催され、ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番を演奏した角野隼斗(東京大学・院1)が特級グランプリを受賞した。

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2018年8月20日

◆第21回「バッハ国際コンクール」のピアノ部門で工藤奈帆美(マネス音大)が優勝


 第21回「バッハ国際コンクール」(ドイツ・ライプツィヒ)のピアノ部門で工藤奈帆美(マネス音大)が優勝した。

 工藤奈帆美は、1987年米国ワシントンDC生まれ(米国籍)。1992年に帰国。1999年第53回「全日本学生コンクール」ピアノ部門小学生の部で全国大会第1位、2000年第1回「チェルニー・ステファンスカ国際ピアノコンクール」第1位。2001年に渡米。2005年第15回「ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリスト、2007年と2008年「ジーナ・バッカワー国際ピアノコンクール」第1位。

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2018年8月11日

◆第22回「松方ホール音楽賞」、本選結果発表


 第22回「松方ホール音楽賞」(主催:神戸新聞)の本選が行われ(8月6日~10日)、結果が次の通り発表された。

 「松方ホール音楽賞」は、クラシック音楽に情熱を燃やす若い音楽家の活動を顕彰し、将来、文化の架け橋として活躍することを望んで創設されもの。

<打楽器部門>

    松方ホール音楽賞 山口芽依

    奨励賞        川向志保、松本優輝

<ヴァイオリン部門>

    松方ホール音楽賞 該当者なし

    奨励賞        大倉佳栄、齋藤 碧

<ピアノ部門>

    松方ホール音楽賞 小林海都

    奨励賞         中村淑美、平間今日志郎

<声楽部門>

    松方ホール音楽賞 竹田舞音

    奨励賞         中道友香、市川敏雅

<木管楽器部門>

    松方ホール音楽賞 該当者なし

    奨励賞        蒙 和雅、井澤裕介

 なお、2019年2月9日に神戸新聞松方ホールにおいて、授賞式および記念コンサートが開催される。

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2018年7月26日

◆東京交響楽団、日中平和友好条約締結40周年記念 上海・杭州公演が決定


 東京交響楽団は、8月14日と16日に日中平和友好条約締結40周年記念とした中国(上海・杭州)公演を開催する。

 今年は、1978年8月に締結された日中平和友好条約40周年を迎える。日中文化大臣二国間会合において、今年を「日中文化交流年」と定めたことを受け、同楽団では文化庁の委託事業として中国・上海と杭州で公演を行う。

 同楽団はこれまでに海外において57都市71公演を行っているが、上海は日本のオーケストラとして初めて公演を行った1986年以来、実に32年ぶり、そして西湖を持つ景勝地、杭州では初めての公演となる。

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2018年7月18日

◆第54回「日伊声楽コンコルソ」、土屋優子が優勝


 第54回「日伊声楽コンコルソ」本選が7月16日、東京文化会館小ホールで行われ、土屋優子が優勝した。

    第1位:土屋優子(ソプラノ)

    第2位:竹下みず穂(ソプラノ)

    第3位:砂田愛梨(ソプラノ)

 本選は午後2時から、2次予選を通過した8名が、ひとり約15分間の持ち時間による演奏会形式で、イタリア・オペラのアリア2曲とイタリア歌曲の計3曲をそれぞれ歌った。

 「日伊声楽コンコルソ」は、次世代の日本オペラ界を担う人材発掘を目指して行なわれる、国内有数の声楽コンクール。 1964年、日伊音楽協会の設立とともに第1回が開催され、第5回以降、読売新聞社が主催に加わった。歴代の優勝者からは、イタリア・オペラのスペシャリストを多く輩出してきた。

 なお、1~3位入賞者による披露演奏会(特別コンサート)が11月25日(日)に開催される。

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2018年7月18日

◆第13回「ビバホールチェロコンクール」、佐山裕樹が優勝


第13回「ビバホールチェロコンクール」は佐山裕樹が優勝した。

     第1位 佐山裕樹

     第2位 櫃本瑠音

     第3位 安保有乃

 「ビバホールチェロコンクール」は、平成6年(1994年)但馬全域を会場として開催された「但馬・理想の都の祭典」とビバホール(兵庫県養父市)開館5周年を記念して日本で初めてのチェロ単独コンクールとしてスタートした。このコンクールは企画・運営等をはじめスタッフは約100名の地域ボランティアの協力により開催され、出場者は各ホストファミリーの家にホームステイし、コンクールに備える。

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2018年7月12日

◆第30回「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門、リッカルド・ムーティが受賞


 第30回「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門は、イタリアの指揮者リッカルド・ムーティが受賞した。

 リッカルド・ムーティ(1941年生まれ)は、これまでフィアデフィア管弦楽団音楽監督、ミラノ・スカラ座音楽監督、シカゴ交響楽団の音楽監督(現在は名誉指揮者)を歴任してきた。

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