2018年5月04日
春の叙勲の外国人叙勲としてNHK交響楽団桂冠名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテット(1927年生まれ)が旭日中綬章を受章した。
これは、わが国の音楽文化の向上及び発展に寄与したその功績が、高く評価されたもの。
ブロムシュテットは、1973年ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の客演指揮者として初めて来日。N響との初共演は1981年11月でチャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」などを指揮、1986年から名誉指揮者、2016年からは桂冠名誉指揮者を務め、これまで23回の共演を重ねている。
コメント/トラックバック投稿 »
2018年5月02日
第6回(2018年)「若い指揮者のための合唱指揮コンクール」(主催:Tokyo Cantat)の本選が行われ中原勇希が優勝した。
「若い指揮者のための合唱指揮コンクール」は、合唱指揮者の育成を狙いに、2008年に初開催され、その後、2年に1度の開催を重ね、2018年には第6回を迎えた。
本選審査の審査員はTokyo Cantatが招聘する世界的に活躍する3人の合唱指揮者。出場者は、聴衆に公開された中で、高い技術をもったモデル合唱団を指導・指揮を行う。
◇
第1位:中原勇希
第2位:白井智朗/谷 郁
第3位:該当なし
ノルウェー・スカラシップ賞:中原勇希
リガ・ウッド・ジャパン=ラトビア特別賞:中原勇希
初見課題賞:中原勇希
ルネサンス課題賞:白井智朗
ロマン派近現代課題賞:谷 郁
オルトナー副賞:中村径也/白井智朗
オーディエンス賞:市川 恵
コメント/トラックバック投稿 »
2018年4月17日
ズービン・メータ(81歳)の健康上の理由により、東京、川崎、大阪、新潟で予定されていたズービン・メータ指揮/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の日本公演(5公演)は、すべて中止となった。
<中止となった公演>
5月27日(日) りゅーとぴあ新潟市芸術文化会館
5月28日(月) 東京・サントリーホール
5月29日(火) 東京文化会館 大ホール
5月31日(木) ミューザ川崎シンフォニーホール
6月2日(土) 大阪 ザ・シンフォニーホール
コメント/トラックバック投稿 »
2018年4月09日
NHK交響楽団は、「最も心に残ったN響コンサート2017」を発表した。第1位は次の通り。
◇
<最も心に残ったN響コンサート2017>
第1位 12月Aプログラム
~ラヴェル没後80年~
ラヴェル:古風なメヌエット
組曲「クープランの墓」
左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
道化師の朝の歌
スペイン狂詩曲
ボレロ
指揮:シャルル・デュトワ
ピアノ:ピエール・ロラン・エマール
[第1873回定期公演 / 2017年12月2、3日]
<最も心に残ったソリスト2017>
第1位 諏訪内晶子(ヴァイオリン)
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
[第1857回定期公演 / 2017年2月17日、18日]
コメント/トラックバック投稿 »
2018年4月06日
読売日本交響楽団は、4月1日付で伝田正秀がコンサートマスターに就任した。伝田正秀は、2014年4月から読売日本交響楽団のアシスタント・コンサートマスターを務めてきた。
これにより読売日本交響楽団のコンサートマスターは、小森谷 巧、伝田正秀、長原幸太、日下紗矢子(特別客演コンサートマスター)の4人体制となる。
伝田正秀は長野市出身。父の手ほどきによりスズキメソードで3歳からヴァイオリンを始める。武蔵野音楽大学附属高等学校、ウィーン国立音楽大学、ウィーン市立音楽院で学ぶ。帰国後2006年より仙台フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターに就任し、6年間在籍。2012年より東京を拠点にソロを中心とした演奏活動を始める。2014年より読売日本交響楽団アシスタントコンサートマスターを務める。2018年読売日本交響楽団のコンサートマスターに就任。
コメント/トラックバック投稿 »
2018年4月04日
丸紅新電力と東京交響楽団はパートナーシップ契約を締結し、新しい電力プラン「シンフォニープラン」を2018年4月からスタートさせた。
丸紅新電力は、総合商社丸紅を母体とし、再生可能エネルギー開発や環境保全にも力を入れている新電力の会社。特設サイト(https://denki.marubeni.co.jp/culture/symphony/)では代表取締役の西山大輔氏と東京交響楽団専務理事・楽団長の大野順二の特別対談を見ることができる。
「シンフォニープラン」は、電気料金から応援金として毎月100円(税抜)が東京交響楽団に支払われ、楽団の楽器購入費や演奏活動に充てられる、これまでにない新しい芸術文化支援の形。
コメント/トラックバック投稿 »
2018年4月02日
東京文化会館と新国立劇場が東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にあわせ、日本を代表する各地の劇場と連携して2年に渡り展開する国際的なオペラプロジェクト「オペラ夏の祭典2019-2020 Japan⇔Tokyo⇔World」の総合プロデュースと指揮は、東京都交響楽団の音楽監督である大野和士が務め、2019年は「トゥーランドット」(プッチーニ作曲)、2020年は「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(ワーグナー作曲)が上演される。
東京都交響楽団は、2020年の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」に出演するが、このほど、ザルツブルク・イースター音楽祭、ザクセン州立歌劇場との国際共同制作が決定した。演出はイェンス=ダニエル・ヘルツォークが担当する。
イェンス=ダニエル・ヘルツォークは、マンハイム州立劇場演劇監督を経て、2011 年よりドルトムント歌劇場総監督。2018 年秋よりニュルンベルク歌劇場監督に就任予定であり、ドイツ・オペラ界待望の“将来の大器”と期待されている。
【公演日程】
東京文化会館: 2020 年 6 月 14 日(日)、17 日(水)
新国立劇場: 2020 年 6 月 21 日(日)、24 日(水)、27 日(土)、30 日(火)
兵庫県立芸術文化センター: 2020 年 7 月(予定)
指 揮: 大野和士
管弦楽:東京都交響楽団
演出:イェンス=ダニエル・ヘルツォーク
出演:ハンス・ザックス :トーマス・ヨハネス・マイヤー
ファイト・ポーグナー:クワンチュル・ユン
ジクストゥス・ベックメッサー:アドリアン・エレート
フリッツ・コートナー : 青山 貴
ヴァルター・フォン・シュトルツィング :トミスラフ・ムツェック
ダーヴィット:望月哲也
エーファ:林 正子 ほか
合 唱: 新国立劇場合唱団、二期会合唱団
コメント/トラックバック投稿 »
2018年3月31日
2017年第44回「日本ショパン協会賞」は、外山啓介が受賞した。
授賞式は、4月27日(金)東京表参道のカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」において行われる。
外山 啓介は、札幌市出身。2004年第73回「日本音楽コンクール」第1位。東京藝術大学卒業。2008年よりドイツ(ハノーファー音楽演劇大学)留学を経て、2011年、東京藝術大学大学院を修了。洗足学園音楽大学非常勤講師。
コメント/トラックバック投稿 »
2018年3月30日
第49回(2017年度)「サントリー音楽賞」は、読売日本交響楽団が受賞した。
読売日本交響楽団は、1962年、クラシック音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。アルブレヒトやスクロヴァチェフスキなど、世界的なアーティストが歴代の常任指揮者を務めてきた。
2010年4月からフランスの名匠シルヴァン・カンブルランが第9代常任指揮者に就き、活発なコンサート活動を行っている。2015年3月には、12年ぶりとなる欧州ツアーをカンブルランの指揮で行い、楽団の実力を欧州の地に刻印した。
2017年11月にはメシアンの歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」公演(全曲日本初演)を行い、「音楽の友」誌の「コンサート・ベストテン2017」で第1位となるなど絶賛を浴びた。
コメント/トラックバック投稿 »
2018年3月28日
第4回「高松国際ピアノコンクール」の入賞者が発表された。優勝した古海行子(20歳)は、神奈川県相模原市出身で、現在、昭和音楽大2年生。同コンクールは4年に一度開催されるが、日本人が優勝したのは今回が初めて。
◇
第1位 古海行子(日本)
第2位 カンテ・キム(韓国)
第3位 伏木 唯(日本)
第4位 ゲルマン・キトキン(ロシア)
第5位 アウエリア・ヴィソヴァン(ルーマニア)
委託作品演奏者賞 古海行子(日本)
審議員特別賞 鐵 百合奈(日本)
香川県知事賞 古海行子(日本)
高松市長賞 古海行子(日本)
公益法人松平公益会賞 古海行子(日本)
公益財団法人高松市文化芸術財団理事長賞 古海行子(日本)
公益財団法人高松観光コンベンション・ビューロー理事長賞 カンテ・キム(韓国)
コメント/トラックバック投稿 »