2018年3月10日
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2018年4月1日から楽器教室における演奏等に関する使用料規程を実施すると発表した。
当初、2018年1月1日からの管理開始を予定していたが、「音楽教育を守る会」が2017年12月21日、文化庁長官に対し、著作権等管理事業法24条1項に基づく裁定の申請をしたため、同条3項の定めに従って管理開始を延期していた。
「守る会」からの裁定の申請の内容は、使用料規程の内容に関するものではなく、JASRACを被告として東京地裁に係属している請求権不存在確認訴訟の判決が確定するまで、同件使用料規程の実施の保留を求めるもの。
2018年3月7日に、同日を使用料規程の実施の日とする旨の文化庁長官の裁定がされ、「守る会」が求める使用料規程の実施の保留は行われなかった。
これにより、JASRACは、2018年4月1日から管理を開始することになったもの。
同件管理対象の範囲は、楽器メーカーや楽器店が運営する楽器教室を対象とする。これらの教室の管理水準が一定のレベルになるまで、当分の間、個人が運営する楽器教室については管理の対象としない。将来的に管理の対象と考えているのは、ホームページなどで広く告知や広告して不特定多数の生徒を常時募集しているような場合を想定している。
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2018年3月07日
平成29年度(第68回)芸術選奨受賞者一が発表され、指揮者・作曲家の杉山洋一が新人賞を受賞した。これは「第27回芥川作曲賞選考演奏会」ほかの成果による。
指揮者・作曲家の杉山洋一は1969年生まれ。桐朋学園大学作曲科卒業。95年イタリアに留学。指揮者としては、2000年、アンサンブル・モデルンとのノーノ「プロメテオ」のツアーを皮切りに、各地のオーケストラ、アンサンブルと共演。作曲家としては、ヴェネチア・ビエンナーレ、ミラノ・ムジカ、ボローニャ・アンジェリカ音楽祭等のほか、最近では東京混声合唱団、多治見少年少女合唱団、安江佐和子などから委嘱を受けている。1994年、イタリア、シエナキジアーナ音楽院におけるドナトーニのサマーコースにて、イタリア作曲家協会賞を受賞。1995年にイタリア政府から作曲奨学金を得て以来、ミラノ在住。現在、ミラノ市立クラウディオ・アッバード音楽院にて教鞭を執る。
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2018年2月28日
平成30年度(第29回)「五島記念文化賞」として、美術新人賞1名、オペラ新人賞2名の顕彰と5団体の公演に助成することを決定した。
贈呈式は平成30年4月17日にザ・キャピトルホテル東急(永田町)にて行う。
<五島記念文化賞>
美術新人賞 三田健志(現代美術)
オペラ新人賞 田中祐子(指揮)、今野沙知恵(ソプラノ)
<オペラ公演助成>
オペラ「白狐」上演実行委員会 『白狐』 戸口 純 作曲
一般社団法人名古屋二期会 『ちゃんちき』 團伊玖磨 作曲
芥川也寸志メモリアルオーケストラ・ニッポニカ 『ニホンザル スキトオリメ』 間宮芳生 作曲
公益財団法人東京二期会 『金閣寺』 黛 敏郎 作曲
公益財団法人日本オペラ振興会 『静と義経』 三木 稔 作曲
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2018年2月16日
第66回NHK交響楽団「尾高賞」は、坂田直樹作曲「組み合わされた風景(2016)」が受賞した。
今回は、国内56の音楽団体、音楽大学等に推薦を依頼し、15団体から19曲の推薦があった。
作曲家の坂田直樹は、1981年、京都市生まれ。2007年、愛知県立芸術大学、2008年、パリ・エコール・ノルマル音楽院をそれぞれ首席で卒業。2013年、パリ国立高等音楽院のステファノ・ジェルヴァゾーニのクラスを修了。2014年、IRCAMにて研修を受ける。受賞歴は、「フランス著作権協会賞」「第36回入野賞」「2017年度武満徹作曲賞」第1位、など多数。現在はパリにて活動を行い、フランス・ミュージック、フランス文化省などから委嘱を受けている。2015年度、愛知県立芸術大学非常勤講師、2016年度、京都市立芸術大学招聘講師。2010、2011年度ローム奨学生。
第66回NHK交響楽団「尾高賞」の贈呈式と受賞作品の演奏は、2018年6月26日(火)東京オペラシティコンサートホールで開催される「Music Tomorrow 2018」(指揮:ステファン・アズベリー)で行われる。
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2018年2月03日
関西の音楽界において、優れた業績を収めた演奏家や音楽団体などに贈られる「音楽クリティック・クラブ賞」(主催:音楽クリティック・クラブ)の2017年度の受賞者が次の通り発表された。
◇
<本賞> 指揮の井上道義&大阪フィルハーモニー交響楽団
2月の定期演奏会でショスタコーヴィチの「交響曲第11番」「同12番」という大作2曲、7月には創立70周年を記念して大阪国際フェスティバルと共催でバースタインの劇場用作品「ミサ」に取り組み、国内では23年ぶりの大阪初演を実現。
<本賞> オペラ演出家の井原広樹
関西二期会の5月公演(マスカーニ「イリス」)、10月のみつなかオペラ(プッチーニ「妖精ヴィッリ」「外套(とう)」)、11月の大阪音楽大ザ・カレッジ・オペラハウス公演(モーツァルト「偽の女庭師」)など
<奨励賞> オルガンの冨田一樹
4月にいずみホールで「オルガンリサイタル」を開催
<奨励賞> 室内楽演奏集団「アフター・アワーズ・セッション」
11月にザ・フェニックスホールで20周年記念のコンサートを開催
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2018年1月30日
今年設立30周年を迎えるオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は、2018年3月に退団する井上道義の後任として、同年9月よりマルク・ミンコフスキが芸術監督に就任する。
マルク・ミンコフスキ(1962年生まれ)はフランス、パリ出身。19歳で「レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル」を創設。当初は過去の慣習に囚われない斬新な解釈のバロック音楽を積極的に演奏したが、その後は、古典・ロマン派へとレパートリーを拡げる。現在、パリを拠点に国外の歌劇場や音楽祭に出演。著名オーケストラとの共演も多い。2013~17年「ザルツブルク・モーツァルト週間」芸術監督、2016年9月よりボルドー国立歌劇場総監督。2011年音楽祭「フェスティバル・レ・マジュール」を創設。
このほかのOEKの新たな指揮者陣は、首席客演指揮者:ユベール・スダーン、常任客演指揮者:川瀬賢太郎、指揮者:田中祐子、専任指揮者:鈴木織衛となる。
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2018年1月25日
2017年度 第27回「京都・青山音楽賞」が次の通り発表された。
京都・青山音楽賞は、公益財団法人青山音楽財団が定める青山音楽賞顕彰規程に従い、青山音楽賞参加承認を受けた、毎年1月より12月までの間に青山音楽記念館(バロックザール)で開催された公演の中から選考し、個人または団体へ授与する。
新人賞 黒岩航紀(ピアノ)
受賞公演:2017年 9月2日(土) 開催「黒岩航紀 ピアノリサイタル」
新人賞受賞 森田啓佑(チェロ)
受賞公演:2017年 9月3日(日) 開催「森田啓佑 チェロリサイタル」
青山賞 本條秀慈郎(三味線)
受賞公演:2017年10月8日(日) 開催「第五回 本條秀慈郎 三味線リサイタル」
青山賞受賞 アレクセイ・グリニューク(ピアノ)
受賞公演:2017年12月17日(日) 開催「アレクセイ・グリニューク ピアノリサイタル」
バロックザール賞受賞 アンサンブル・レ・フィギュール(古楽アンサンブル)
榎田摩耶(バロックヴァイオリン)
石橋輝樹(フラウト・トラヴェルソ)
原 澄子( ヴィオラ・ダ・ガンバ)
會田賢寿(チェンバロ)
ポール=アントワーヌ・ベノス・ディアン(カウンターテナー)
受賞公演:2017年2月12日(日) 開催「カンタータフランセーズ ~愛のかけら~」
バロックザール賞 テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)
岡田真季(ピアノ)
受賞公演:2017年4月15日(土) 開催「テディ・パパヴラミ 岡田真季 デュオリサイタル」
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2018年1月24日
第28回「新日鉄住金音楽賞」は、ハープの景山梨乃がフレッシュアーティスト賞を受賞した。特別賞は該当者はなし。
<贈賞理由>景山梨乃は、ラスキーヌ、インディアナUSAの両コンクール入賞を経て、2016年のミュンヘンARD国際音楽コンクールでも第3位となったように、世界最高の水準にあるハーピスト。また、輝かしい音色、柔軟な音楽性などの秀でた才能に併せ、ソリスト、室内楽奏者、さらにはオーケストラの正団員として幅広く活躍していることから、ハープの魅力と可能性を今後長きにわたり知らしめてくれるアーティストとして期待され、受賞となった。
ハープの景山梨乃は、埼玉県所沢市出身。2002年「リリーラスキーヌ国際ハープコンクール」ジュニア部門第3位。2005年「大阪国際音楽コンクール」弦楽器部門高校の部第3位。2006年第18回「日本ハープコンクール」アドヴァンス部門第1位。2007年日比谷松尾ホールにて初リサイタル。2008年パリで行われた「リリーラスキーヌ国際ハープコンクール」で最高位(1位なしの2位)、併せて新曲演奏の特別賞を受賞。 現在、東京交響楽団首席ハープ奏者。
受賞記念コンサートは、平成30(2018)年7月17日(火)に紀尾井ホールで開催される。
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2018年1月12日
第47回「イタリア声楽コンコルソ」(主催:毎日新聞社、日本イタリア協会)の本選会が1月8日にフィリアホール行われ、次の受賞者が発表された。
◇
ミラノ大賞 バリトン 栗原峻希(東京藝術大学声楽科卒業 藝大大学院オペラ専攻在籍)
シエナ大賞 バリトン 井出壮志朗(武蔵野音楽大学修士課程修了)
ロイヤルティガー大賞 ソプラノ 福士紗希(武蔵野音楽大学大学院博士前期課程修了)
テノール特賞 テノール 渡辺 康(イタリア国立パルマ音楽院ビエンニオコース)
金賞 テノール 本多信明(名古屋大学医学部医学科卒業)
金賞 テノール 浅原孝夫(洗足学園音楽大学音楽学科卒業)
金賞 ソプラノ 宇多村仁美(Roma accademia internazionale ディプロマ習得)
イタリア大使杯 メゾソプラノ 五十嵐彩香(東京藝術大学音楽学部声楽科3年在籍中)
京都市長賞 ソプラノ 辻村文恵(Conservatorio “Luca Marenzio”di Brescia)
京都府教育委員会
教育長賞 ソプラノ 水野友貴(東京音楽大学大学院声楽専攻オペラ研究領域終了)
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2018年1月02日
東京文化会館と新国立劇場は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にあわせ、日本を代表する各地の劇場と連携して、2年に渡り国際的なオペラプロジェクト「オペラ夏の祭典2019ー20Japan⇔Tokyo⇔
World」を開催する。
2019年は、アジア(中国)が舞台となる「トゥーランドット」(プッチーニ作曲)を上演。スペインの演出家集団で、バルセロナオリンピック開会式の演出を手がけたラ・フーラ・デルス・バウスの芸術監督であるアレックス・オリエが演出する。また、同プロジェクトを発案した指揮者大野和士が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団が24年ぶりに来日し、オーケストラピットに入る。
2020年は、東京オリンピック・パラリンピック開催年に相応しい祝祭感を持つ大作「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(ワーグナー作曲)に挑む。
東京文化会館での上演予定は下記の通り。
◇
<プッチーニ「トゥーランドット」(新制作)>
日程:2019年7月12日(金)、13日(土)、14日(日)
会場:東京文化会館 大ホール
指揮:大野和士
管弦楽:バルセロナ交響楽団
演出:アレックス・オリエ
美術:アルフォンス・フローレス
衣裳:リュック・カステーイス
照明:ウルス・シェーネバウム
演出補:スサナ・ゴメス
出演:
トゥーランドット:イレーネ・テオリン/ジェニファー・ウィルソン
カラフ:サイモン・オニール/未定
リュー:中村恵理/砂川涼子
ティムール:リッカルド・ザネッラート/妻屋秀和
アルトゥム皇帝:持木弘
ピン:枡貴志/森口賢二
パン:与儀巧/秋谷直之
ポン:村上敏明/糸賀修平
官吏:豊嶋祐壹/成田眞
合唱:新国立劇場合唱団/藤原歌劇団合唱部/びわ湖ホール声楽アンサンブル
制作:東京文化会館/新国立劇場
◇
<ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(新制作)>
日程:2020年6月14日(日)、17日(水)
会場:東京文化会館 大ホール
指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団
出演:
ハンス・ザックス:トーマス・ヨハネス・マイヤー
ファイト・ポークナー:クワンチュル・ユン
ジクストゥス・ベックメッサー:アドリアン・エレート
フリッツ・コートナー:青山貴
ヴァルター・フォン・シュトルツィング:トミスラフ・ムツェック
ダーヴィット:望月哲也
エーファ:林正子
ほか
合唱:新国立劇場合唱団/二期会合唱団
制作:東京文化会館/新国立劇場
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