クラシック音楽 ニュース


2017年3月23日

◆平成28年度日本芸術院賞、作曲家の一柳 慧が恩賜賞・日本芸術院賞を受賞 


 日本芸術院は、平成28年度(第73回)の授賞者を発表したが、【第三部(音楽・演劇・舞踊)】で作曲家の一柳 慧(84歳)が恩賜賞・日本芸術院賞を受賞した。   
 
 これは、長年にわたる幅広い作曲活動と常に新しい世界を切り開いていく積極的な姿勢に対しておくられたもの。

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2017年3月19日

◆イタリアの指揮者アルベルト・ゼッダが死去(享年89歳)


 イタリア・オペラの名指揮者アルベルト・ゼッダが死去した。享年89歳。

 アルベルト・ゼッダは、ミラノ音楽院で学んだ後、1956年にデビュー。ロッシーニ演奏の権威として知られる。

 日本には、東京フィルや藤原歌劇団の公演などで指揮。2016年12月には、Bunkamuraオーチャードホールでロッシーニ「スターバトマーテル」などを指揮した。

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2017年3月19日

◆第29回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」発表


 第29回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」が次の通り発表された。

【クラシック部門】

<独奏・独唱部門賞>

  館野 泉(ピアノ)

<室内楽・合唱部門賞>

  古典四重奏団(弦楽四重奏)

<オペラ・オーケストラ部門賞>

  兵庫芸術文化センター管弦楽団

<現代音楽部門賞>

  京都市交響楽団(60周年記念特別演奏会 シュトックハウゼン:グルッペン)

<研究・評論部門賞>

  小野光子著「武満徹 ある作曲家の肖像」(音楽之友社)

<功労賞>

  中村紘子(ピアノ)

<功労賞>

  モーシェ・アツモン(指揮)

<功労賞>

  宇野功芳(音楽評論・指揮)

【オーディオ部門】

<技術開発>

  YAMAHA NS-5000(スピーカーシステム)

<作品企画賞>

  ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番、第31番、第32番(ダイレクト・カットSACD)
  ピアノ:田部京子(TRITON オクタヴィアレコード)

<著作出版物>

  貝山知弘/青沢唯夫・共著「鳴らす力 聴く力」(音楽之友社)

<功労賞>

  鈴木信行(フェーズメーション 協同電子エンジニアリング会長)

<合同特別賞>

  冨田勲(作曲)

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2017年3月17日

◆第16回(2016年度)「佐治敬三賞」、「伶楽舎第十三回雅楽演奏会~武満徹『秋庭歌一具』」が受賞


 第16回(2016年度)「佐治敬三賞」は、「伶楽舎第十三回雅楽演奏会~武満徹『秋庭歌一具』」が受賞した。

                           <公演概要>

名称:伶楽舎第十三回雅楽演奏会~武満徹「秋庭歌一具」
日時:2016年11月30日(水)19:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
曲目:芝 祐靖(復曲・構成)/露台乱舞(1988)
   武満 徹/秋庭歌一具(1973/1979)新振付
出演:伶楽舎
   舞 勅使川原三郎、佐東利穂子
音楽監督:芝 祐靖
振付・照明・衣裳:勅使川原三郎
照明技術:清水裕樹(有限会社ハロ)
主催・企画:一般社団法人伶楽舎
共催:公益財団法人東京オペラシティ文化財団

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2017年3月17日

◆第48回(2016年度)「サントリー音楽賞」、ピアニストの小菅 優が受賞


 第48回(2016年度)「サントリー音楽賞」は、ピアニストの小菅 優が受賞した。

 小菅 優は、東京都出身。2005年カーネギー・ホールで、翌06年にはザルツブルク音楽祭でそれぞれリサイタル・デビュー。13年ロンドン ウィグモア・ホールでリサイタル。2010年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を東京、大阪で行い各方面から絶賛を博す。さらに現在はソロだけでなく室内楽や歌曲伴奏を含むベートーヴェンのすべてのピアノ付き作品を徐々に取り上げる新企画「ベートーヴェン詣」に取り組んでいる。第13回「新日鉄音楽賞」、04年「アメリカ・ワシントン賞」、第8回「ホテルオークラ音楽賞」、第17回「出光音楽賞」を受賞。14年 第64回「芸術選奨」音楽部門 文部科学大臣新人賞受賞。録音では16年ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完結、記念ボックスセットをリリースした。2017年秋から4つの元素「水・火・風・大地」をテーマにした新リサイタル・シリーズ「Four Elements」を始動する。

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2017年3月16日

◆第20回国際音楽学会東京大会 (IMS 2017 Tokyo) 、2017年3月19日~23日開催


 2017年3月19日(日)から23日(木)まで東京で、国際音楽学会(IMS=International Musicological Society)の第20回大会(主要会場は東京藝術大学)が開催される。

 これは、アジアで開かれる初めてのIMS大会で、個人発表のほか、基調講演、ラウンドテーブル、RILM/RISM/RIdIM/RIPMのセッションを行う。また、演奏会、ワークショップ、コンサート・シンポジウムの関連行事も開催されることになっている。

 「IMS 2017 Tokyo 大会」のテーマは、音楽学:東西の理論と実践。

                             <予定日程>

1日目 2017年3月19日(日)
     
     オープニング・セッション
     記念コンサート

2~5日目 2017年3月20日(月)~ 23日(木)

     シンポジウム
     ラウンドテーブル
     個人発表
     スタディー・グループ・ミーティング
     研究演奏会

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2017年3月13日

◆「東京春祭」、3月16日~4月16日に東京・上野の会場で開催


 恒例の「東京・春・音楽祭―東京のオペラの森−」(東京春祭)が2017年3月16日~4月16日に、東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂(大学構内)、上野学園 石橋メモリアルホールなど、東京・上野周辺の会場において開催される。

 3月16日、東京文化会館で開催される「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽~ピアノ三重奏の夕べ―ラフマニノフ、ブラームス、シューマン」を皮切りに、最終日の4月16日に東京文化会館で開催される、指揮:スペランツァ・スカップッチ、ソプラノ:クリスティナ・パサローユ、テノール:イヴァン・マグリ、バス:アドリアン・ザンペトレアン、管弦楽:東京春祭特別オーケストラによる「スペシャル・ガラ・コンサート~東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち」まで、多彩な演奏会が繰り広げられることになっている。

 中でも注目は、毎年演奏される「東京春祭ワーグナー・シリーズ」で、今年は「vol.8」として、4月1日、東京文化会館において、「ニーベルングの指環」 第3日「神々の黄昏」(演奏会形式/字幕・映像付)が、マレク・ヤノフスキの指揮、管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)で演奏される。

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2017年3月11日

◆平成28年度(第67回)「芸術選奨」、小山実稚恵(大臣賞)と山田和樹(新人賞)が受賞


 文化庁は、平成28年度(第67回)「芸術選奨」受賞者を発表したが、音楽部門でピアニストの小山実稚恵が大臣賞、指揮者の山田和樹が新人賞をそれぞれ受賞した。

 受賞理由は、小山実稚恵が「小山実稚恵の世界」ほかの成果、山田和樹が「山田和樹 マーラー・ツィクルス」ほかの成果。

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2017年3月07日

◆第15回(2016年度)「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、チェロ奏者・指揮者の酒井 淳が受賞


 第15回(2016年度)「齋藤秀雄メモリアル基金賞」(主催:ソニー音楽財団)のチェロ部門は、酒井 淳が受賞した。指揮者については今回該当者はない。

 酒井 淳は、名古屋生まれのチェロ奏者、ガンバ奏者、指揮者。1986年に渡米。パリ国立高等音楽院を首席で卒業。古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々の演奏会とCD録音を手掛ける。室内楽に力を注ぎ、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)やカンビニ弦楽四重奏団の創立者として活躍。シャンゼリゼ劇場など欧州の著名な演奏会場に出演。ソロでは、フランス・ヴィオール音楽のスペシャリストとして高く評価される。指揮では近年、フランスのディジョンやリールのオペラ座、オペラ・コミック座にて、シャルパンティエやモーツァルトなどのオペラを上演、成功を収めている。現在、桐朋学園大学特任教授。

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2017年3月06日

◆平成29年度(第28回)「五島記念文化賞」・「オペラ公演助成」決定


 平成29年度(第28回)「五島記念文化賞」として、美術新人賞2名、オペラ新人賞3名の顕彰と5団体の公演に助成をすることを決定した。

 贈呈式は平成29年4月14日にザ・キャピトルホテル東急(永田町)にて行う。

【五島記念文化賞】

  オペラ新人賞:原田太郎(コレペティトゥア)、清水勇磨(バリトン)、竹多倫子(ソプラノ)

【オペラ公演助成】

  関西芸術振興会 『白狐の湯』 芝 祐久 作曲
    〃     『赤い陣羽織』 大栗 裕 作曲
  日本オペラ振興会 『ミスターシンデレラ』 伊藤康英 作曲
  びわ湖ホール 『森は生きている』 林  光 作曲
  横浜シティオペラ 『不思議の国のアリス』 木下牧子 作曲
  ひろしまオペラ・音楽推進委員会 『班女』 細川俊夫 作曲

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