クラシック音楽 ニュース


2017年1月12日

◆東京交響楽団、ピアニストの小山実稚恵が毎年開催される「ニューイヤーコンサート」のソリストに


 東京交響楽団は、ピアニストの小山実稚恵を2018年1月公演以降も引き続き「ニューイヤーコンサート」のソリストとして毎年迎えることを、2017年1月8日・9日の同「ニューイヤーコンサート2017」の舞台上にて発表した。

 発表当日は、「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」の演奏を終えたばかりの小山自身が、東京交響楽団桂冠指揮者の秋山和慶と東京交響楽団の専務理事・楽団長の大野順二とともに、満員の聴衆に向けて話したもの。

 東京交響楽団の「ニューイヤーコンサート」は、1978年から2015年まで故・中村紘子をソリストとして毎年開催(1979年は共演せず)してきた特別演奏会。

 小山実稚恵は、「ショパン国際ピアノコンクール」「チャイコフスキー国際コンクール」の世界二大国際コンクールにおいて入賞された唯一の日本人ピアニスト。

コメント/トラックバック投稿 »



2017年1月06日

◆フランスの指揮者ジョルジュ・プレートルが死去(享年92歳)


 フランスの指揮者ジョルジュ・プレートルが、4日、フランス南部のナーブの自宅で死去した。享年92歳。

 これまでパリ国立オペラ音楽監督、ウィーン交響楽団首席客員指揮者、シュトゥットガルト放送交響楽団客員指揮者(1998年以降終身名誉指揮者)を歴任。そして2008年と2010年にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの指揮者を務めた。

コメント/トラックバック投稿 »



2017年1月02日

◆第58回(2016年度)「毎日芸術賞」、チェリストの堤剛が受賞


 第58回(2016年度)「毎日芸術賞」をチェリストの堤剛が受賞した。

 「J・S・バッハ 無伴奏チェロ組曲 全曲演奏会」(長野県・軽井沢大賀ホールなど)の成果が評価されたもの。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年12月30日

◆第46回イタリア声楽コンコルソ、ソプラノの砂田愛梨がミラノ大賞受賞


 第46回イタリア声楽コンコルソ(毎日新聞社・日本イタリア協会共催)が行われ、選考結果が次の通り発表された。

【ミラノ大賞部門】

砂田愛梨:ソプラノ(Spp.)
      東京音楽大学大学院修了・新国立劇場オペラ研修所第18期生在籍中

【シエナ大賞部門】

海道弘昭:テノール(Ten.)
       国立音楽大学声楽科卒業

【ロイヤルティガ―国際部門】

一位  小川栞奈 ソプラノ(Sop.)
       東京藝術大学大学院音楽研究科オペラ専攻、修士課程1年在籍中
二位 西影星二 テノール (Ten.)
       名古屋大学医学部卒業
三位 浅原孝夫 テノール(Ten.)
       洗足学園音楽大学卒業

【三部門共通】

テノール特賞:前川健生 テノール(Ten.)
            東京学芸大学大学院修了、二期会会員
金賞:陳金キン バリトン(bar.)
             東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程オペラ専攻二年次在籍
金賞:曽我雄一 テノール(Ten.)
            武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科 卒業
イタリア大使杯:岡村実和子 ソプラノ(Sop.)
            桜美林大学 (アメリカ・メンフィス大学研修生)

コメント/トラックバック投稿 »



2016年12月27日

◆芸術祭賞、大賞に柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会実行委員会


 平成28年度(第71回)文化庁芸術祭賞受賞者が次の通り発表された。

<音楽部門>

【大賞】柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会実行委員会

        柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会の成果

【優秀賞】(関西参加公演の部)林 裕

        林裕チェロリサイタル チェリスト=コンポーザー・コレクションの成果

【新人賞】(関西参加公演の部)松原 友

        松原友テノールリサイタルの成果

<レコード部門>

【優秀賞】キングインターナショナル

        N響世界一周演奏旅行1960

【優秀賞】フォンテック

        甲斐説宗の音楽

コメント/トラックバック投稿 »



2016年12月20日

◆ヘルベルト・ブロムシュテット、NHK交響楽団の桂冠名誉指揮者に


 NHK交響楽団は、同楽団の名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットに桂冠名誉指揮者の称号を授与した。

 ヘルベルト・ブロムシュテットはスウェーデン人の両親のもと1927年、アメリカで生まれた。1954年ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団で指揮者デビュー。その後、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団、デンマーク放送交響楽団で首席指揮者を務める。1975年から1985年までは、シュターツカペレ・ドレスデンで首席指揮者を務めた。1985年から1995年までサンフランシスコ交響楽団音楽監督、1996年から1998年まで北ドイツ放送交響楽団の音楽監督、1998年から2005年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団音楽監督、その後も名誉指揮者として、共演を続けている。またデンマーク放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団、バンベルク交響楽団から名誉指揮者の称号が贈られ、2016年5月にはシュターツカペレ・ドレスデン名誉指揮者に就任、2007年には名誉金バッジを授与されている。1986年よりNHK交響楽団名誉指揮者、2016年12月より桂冠名誉指揮者。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年12月17日

◆第18回「ホテルオークラ音楽賞」、指揮者の鈴木優人とチェリストの新倉 瞳が受賞 


 第18回「ホテルオークラ音楽賞」は、指揮者・作曲家・ピアニスト・チェンバリスト・オルガニストの鈴木優人とチェリストの新倉 瞳が受賞した。

 授賞式と記念演奏会は、2017年2月28日(火)、ホテルオークラ東京で開催される。

                                ◇

 指揮者・作曲家・ピアニスト・チェンバリスト・オルガニストの鈴木優人(1981年生まれ)は、東京芸術大学作曲科を経て、同大学院古楽科修了。オランダ、ハーグ王立音楽院修士課程で学び、オルガン科を首席で修了。アムステルダム音楽院で学ぶ。2005年オリジナル楽器を用いてバロック音楽から現代音楽までを演奏するアンサンブル・ジェネシスを結成。2008年マルチメディアの手法を用いてドイツリートの普及を図る日独リートフォーラムを結成。2009年、声楽アンサンブル ヴォクス・ルミニスの首席オルガニストに就任。 2012年、英グラモフォン・アワード(英語版)総合大賞受賞。現在、オランダ在住。

 チェリストの新倉 瞳(1985年生まれ)は、ドイツ・デュッセルドルフから11歳で帰国し、桐朋女子高等学校音楽科卒業。2006年12月紀尾井ホールにてデビューリサイタルを行う。2007年横坂源、堀内詩織、宮田大らの桐朋学園大学の同期生とチェロ四重奏「チェリステン桐」を結成。2008年桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。2009年「第5回ルーマニア国際音楽コンクール」室内楽部門第1位。同年9月よりスイスのバーゼル音楽院に留学。2010年には崎谷直人(バイオリン)、沼沢淑音(ピアノ)とピアノ三重奏「ピアノ・トリオ」を結成。2015年「インターナショナル・ヴェラン・クラシコ」チェロ部門第1位。現在、スイス・チューリヒ在住。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年12月15日

◆「『熱狂の日』2017 」、5月4日~6日に開催決定


 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)『熱狂の日』音楽祭2017」の開催日が2017年5月4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土)のゴールデンウィークに決定した。 

 テーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。ルネサンスから今日まで600年間にわたるダンスと音楽の密接な関係をたどる。

 主な出演は、ピアニスト―アルゲリッチも絶賛するネルソン・ゲルナーが初参加、レミ・ジュニエ、小曽根真をはじめ常連や若手も多数出演。オーケストラ― フランス国立ロワール管弦楽団、オーベルニュ室内管弦楽団、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィアが来日するほか、新日本フィルハーモニー交響楽団が出演。和太鼓奏者 林英哲が今年も登場。注目のパーカッショニスト シモーネ・ルビノとの共演も。メキシコの伝統音楽アンサンブルTembembe(テンベンベ)など民族音楽のグループが初来日。

                              ◇                    

<ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017】実施概要>

■催事名: ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017
■テーマ:ラ・ダンス 舞曲の祭典
■開催日: 2017年5月4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土)
■会 場: 東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町エリア
■公演数(予定): 約350公演(うち有料公演122公演)
■来場者見込み: 約43万人(うち東京国際フォーラム 約37万人)
■主催: 株式会社東京国際フォーラム
■企画制作: CREA/KAJIMOTO
■公式サイト: http://www.lfj.jp

コメント/トラックバック投稿 »



2016年12月13日

◆クリスティアン・アルミンク、広島交響楽団首席客演指揮者に就任


 2017年度から広島交響楽団の音楽総監督に就任する下野竜也の要請を受け、この度クリスティアン・アルミンクが、2017年4月より広島交響楽団の首席客演指揮者に就任する。任期は下野竜也音楽総監督と同じ5年。

 指揮のクリスティアン・アルミンクは、ウィーン生まれ。ウィーン国立音楽大学で学んだあと、ボストンの小澤征爾のもとで研鑽を積み、ヤナーチェク・フィルの首席指揮者、ルツェルン歌劇場およびルツェルン交響楽団の音楽監督などを経て、2003年から13年まで新日本フィルの音楽監督を務めた。2011年ベルギーの国立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督に就任。2017年4月広島交響楽団首席客演指揮者に就任。

                              ◇

 2017年シーズンからの広島交響楽団の新体制は次の通り。

   音楽総監督:下野竜也
   終身名誉指揮者:秋山和慶
   首席客演指揮者:クリスティアン・アルミンク
   ミュージック・パートナー:フォルクハルト・シュトイデ
   平和音楽大使:マルタ・アルゲリッチ 

コメント/トラックバック投稿 »



2016年12月13日

◆平成28年度「咲くやこの花賞」の音楽部門[室内楽]、ピアノ、フォルテピアノ、チェンバロ奏者の高田泰治が受賞


 平成28年度「咲くやこの花賞」の音楽部門[室内楽]は、高田泰治が受賞した。

 「咲くやこの花賞」は、創造的で奨励に値する芸術文化を通じて大阪文化の振興に貢献し、かつ将来の大阪文化担うべき人材(個人または団体)に対し、一層の飛躍の期待を込めて大阪市が昭和58年度から贈呈している賞。

 ピアノ、フォルテピアノ、チェンバロ奏者の高田泰治は、2002年3月大阪音楽大学大学院音楽研究科器楽専攻ピアノ・ソロ研究室修了と同時に中野振一郎のもとでチェンバロを学ぶ。高田はチェンバロ奏法を基調にしたピアノ奏法によって19世紀のサロン音楽を中心に活動を展開。また日本テレマン協会の演奏家たちとの共演を通じて研鑽を積み活動の場を広げて来た。さらに定期的にドイツへ赴き、フォルテピアノをミュンヘン音楽大学のクリスティーネ・ショルンスハイム氏に師事。

贈呈式は、平成29年2月27日(月)18時30分から大阪市中央公会堂で行われる。

                              ◇

<平成28年度「咲くやこの花賞」受賞者>

 美術部門[現代美術]         大﨑のぶゆき
 音楽部門[室内楽]          高田泰治
 演劇・舞踊部門[文楽・人形遣い] 吉田簑紫郎
 大衆芸能部門[落語]         桂佐ん吉
 文芸その他部門[作家]        門井 慶喜

コメント/トラックバック投稿 »